なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

2006年08月22日 23時58分36秒 | 本・雑誌
「鬼喰う鬼」野火迅 2006/5 読み始める
平安中期。鬼が跳梁跋扈する都を救う討伐隊の将に抜擢されたのは、隻眼隻腕の若武者だった-。雷、風、雲を自在に操る神変不思議の鬼たちの壮絶な戦い。日本に脈づく妖しきものの系譜を鮮烈に描く、伝奇エンタテインメント。 (「MARC」データベースより)
いやー、1/3ほど読んだが、わくわくするようなスピード感ある展開、久々におもしろい本に出会った。

越後国の山里には、鬼が人の女に子を産ませるという口碑が伝わっている。山菜を取りに出かけた村の女が、山奥で不時に眠くなり、そのまま三日あまり昏々と眠る。目覚めると、女は身籠っている。その腹の子は、見るも恐ろしい異相の鬼子となって生まれ出る。

赤子の時に右目と右腕を切り取られ育った隻眼隻腕の若武者にして鬼の眷属、源雷光(幼名 陵王丸、渡辺光綱)。大枝山を根城とし、都を蹂躙する鬼の首魁、天地の気を思うままに操る朱天童子。鬼の眷属、別称・足柄山の金太郎、強力な気を操る坂田金時。藤原道長、源頼光、安倍清明ら歴史上の多彩な人物がからみ超ド級のエンターテイメントみたいだ。

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