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・NHK 朗読 「満州外史」 菊池寛 昭和16年(1941年)に発刊。(原書房 昭和41年9月10日発行)
第21回から40回までを聴く(1回15分/全40回10時間)
満鉄は、日露戦争後に設立された国策会社である南満州鉄道株式会社のことだが、本書は、その経営を通じて満洲開発に尽した満鉄マンの物語である。
昭和16年(1941年)に発刊されたものだが、筆者の菊池寛は、序文で次のように述べている。
「『満鉄外史』は満洲新聞社の依頼により、満鉄の歴史を興味本位に書いたものである。私は満鉄にとって、あまり縁故のない一門外漢である。だから、その資料は、主として文献に依り、その補助として、満鉄と苦楽を共にした老満鉄マンの談話を聞いて見た。だから、専門的な鉄道経営史としては一読の価値がないかも知れない、しかし満鉄人の感情史・心理史として、又一頃流行った『満鉄ロマンス』として、又読物「満鉄物語」としては、間然するところ無きを信ずるものである。私が局外者であるだけに、いろいろな史実・挿話の撰択に於ても、割合公平であり得たと想うのである。」
満鉄マンが満州事変と満州国建国にいかに奮闘し大きな役割を果たしたがドラマチックに語られる。
・青空朗読
太宰治
①嘘 時間:28分55秒
②愛と美について 時間:43分49秒