「家族は孤独でできている」石川結貴 2006/11 読了 ☆☆☆
お菓子やレトルト食品で生きる子どもたち、孤独をヨン様で埋める主婦、子どもを愛せない父親、キャリア娘と専業母の愛憎葛藤…。「家族する」ことがプレッシャーである現代の、現実と病理を見つめ、希望を探るルポ。(「MARC」データベースより)
家庭内の事件や問題があきらかになると「家族の絆」を必要が唱えられる。そもそい家族とは、そんなに通じ合えるものだろうか。親なら必ず子供の気持がわかり、子供はいつでも親の愛に感謝しているのか。夫婦は互いの立場を尊重し、どんな時でも力をあわせていけるのか。離れて暮らす老親や兄弟、親戚との関係に、どれほどの絆が実感できるのか。と著者が提起させられるような主に30~40代の男女の様々な家族のルポが語られる。絆のすばらしさは大切だが、たまにうまくいった、少しだけ通じ合った、それだけでも家族はやっていける新しい形の幸せが求められると結ぶ。
このルポが事実ならなんと殺伐とした世相になっているのだと身をつまされる。
お菓子やレトルト食品で生きる子どもたち、孤独をヨン様で埋める主婦、子どもを愛せない父親、キャリア娘と専業母の愛憎葛藤…。「家族する」ことがプレッシャーである現代の、現実と病理を見つめ、希望を探るルポ。(「MARC」データベースより)
家庭内の事件や問題があきらかになると「家族の絆」を必要が唱えられる。そもそい家族とは、そんなに通じ合えるものだろうか。親なら必ず子供の気持がわかり、子供はいつでも親の愛に感謝しているのか。夫婦は互いの立場を尊重し、どんな時でも力をあわせていけるのか。離れて暮らす老親や兄弟、親戚との関係に、どれほどの絆が実感できるのか。と著者が提起させられるような主に30~40代の男女の様々な家族のルポが語られる。絆のすばらしさは大切だが、たまにうまくいった、少しだけ通じ合った、それだけでも家族はやっていける新しい形の幸せが求められると結ぶ。
このルポが事実ならなんと殺伐とした世相になっているのだと身をつまされる。