①「ネグレクト 育児放棄 - 真奈ちゃんはなぜ死んだか」杉山春 2004/11 読了☆☆☆☆
2000年11月に児童虐待防止法が施行された直後におきただけに子供を餓死させた鬼畜夫婦みたいにパッシングされた事件だったが、この本を読むといかにそれに至るまでの経過が複雑でこの夫婦もある意味で不幸な二人だったとおもえてくる。
二人とも両親は離婚しており本人だけでなく母親や祖母にいたるまでの生育暦が大きく性格形成や自尊心形成に大きく影響し親子や周りとのコミュニケーションが上手にとれなくなっていったかがわかる。保健所、保健センター、児童相談所、病院、両親などが、かかわりながら起きただけに夫婦間の支えあいのなさや両親との葛藤など二人の幼さや想像力の欠如さに暗澹とした。
厳罰主義にむかいつつある司法の流れと、解明されてきた虐待のメカニズムへの配慮の両方を示したバランス感覚のある判決文により1審は、保護責任者遺棄致死ではなく検察側の主張する殺人罪が適用され懲役7年の判決が下った。
その後、控訴、上告してきたが2004年4月に最高裁から上告棄却の通知を受け二人とも刑が確定した。
②「体の贈り物」(原題:THE GIFTS OF THE BODY)レベッカ・ブラウン 2001/2 読み出す。
図書で5冊借りる
「体の贈り物」レベッカ・ブラウン
「センチメンタル・サバイバル」平安寿子
「希以子」諸田玲子
「命のかけら 死をめぐる12の物語」A・G・モジタバイ
「センセイの書斎」内澤旬子
2000年11月に児童虐待防止法が施行された直後におきただけに子供を餓死させた鬼畜夫婦みたいにパッシングされた事件だったが、この本を読むといかにそれに至るまでの経過が複雑でこの夫婦もある意味で不幸な二人だったとおもえてくる。
二人とも両親は離婚しており本人だけでなく母親や祖母にいたるまでの生育暦が大きく性格形成や自尊心形成に大きく影響し親子や周りとのコミュニケーションが上手にとれなくなっていったかがわかる。保健所、保健センター、児童相談所、病院、両親などが、かかわりながら起きただけに夫婦間の支えあいのなさや両親との葛藤など二人の幼さや想像力の欠如さに暗澹とした。
厳罰主義にむかいつつある司法の流れと、解明されてきた虐待のメカニズムへの配慮の両方を示したバランス感覚のある判決文により1審は、保護責任者遺棄致死ではなく検察側の主張する殺人罪が適用され懲役7年の判決が下った。
その後、控訴、上告してきたが2004年4月に最高裁から上告棄却の通知を受け二人とも刑が確定した。
②「体の贈り物」(原題:THE GIFTS OF THE BODY)レベッカ・ブラウン 2001/2 読み出す。
図書で5冊借りる
「体の贈り物」レベッカ・ブラウン
「センチメンタル・サバイバル」平安寿子
「希以子」諸田玲子
「命のかけら 死をめぐる12の物語」A・G・モジタバイ
「センセイの書斎」内澤旬子