オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

「若い血潮の予科練の~」茨城県阿見町の予科練平和記念館

2016年05月22日 | 茨城
霞ヶ浦南岸、阿見町の予科練平和記念館に立ち寄りました。予科練とは海軍飛行予科練習生のことで、航空機の搭乗員養成機関としてあまりにも有名です。


記念館は阿見町立の施設で、2010年に開館しました。私は2011年1月にたまたま通りかかり見学しました。





記念館の前庭に展示されている特攻兵器・回天の実物大模型

記念館に隣接する雄翔園・雄翔館の入口。ここからは陸上自衛隊武器学校の敷地です。雄翔園・雄翔館は、1978年に予科練卒業生の生存有志により設立された海原会という財団法人が運営しています。




武器学校内の展示戦車

戦車回収車。破損した戦車を後方へ牽引する特殊車両です。

山本五十六像


雄翔館


雄翔館内部

海軍機だけでなく陸軍機、さらにロッキードP38など米軍機の模型を展示。小型機は1/32、一式陸攻は1/48です。P38の縮尺は不明。

二式大艇

特攻兵器・震洋

特攻兵器・桜花。桜花も海軍機なんですね。

特攻兵器・回天。雄翔館の展示物は特攻兵士の遺書、日記、写真、遺品など特攻関連のものが大部分です。

雄翔園の予科練の碑

予科練「若鷲の歌」の歌碑







零戦二一型の実物大模型。実機ではありません。念のため。昨年開館5周年記念事業として製作されました。


この建物の施工は乃村工藝社、建築設計は吉村靖孝。
平和記念館の館内は撮影禁止です。予科練の入隊から卒業まで、訓練、座学、生活などの様子を紹介。昭和20年6月の米軍B29による空襲での被害の模様や特攻作戦のビデオを上映しています。
写真家・土門拳が撮影した予科練の写真42点を収蔵し展示しています。これは本物、貴重です。
平和記念館は予科練の記録、遺産の展示が中心ですが、ほかに回天、零戦、戦艦大和の1/150模型の展示もあります。
私は予科練にテーマを絞ったほうがいいのではと思いますが、博物館が存在すると、映画の撮影で使用された物、個人が製作した物などが寄贈されるのでしょうね。寄贈を受けて展示をするとテーマが散漫になっていく。回天や戦艦大和は寄贈された物のようです。





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