エスポワールの出来事記録

長野県蓼科に店を構える『エスポワール』。シェフ藤木徳彦をはじめ、スタッフが感じた事・出来事などを日記として載せています。

伊豆ジビエ講習会

2008-12-09 10:25:36 | Weblog
またまた時間を遡った話になりますが、10月29日、30日の2日間、静岡県伊豆市と伊豆の国市のお招きで、ジビエ料理&鹿肉解体講習会を行いました。
1日目はジビエの魅力についての講演と鹿肉料理6品の試食会、2日目は主に猟友会の方々へ向けた鹿肉の解体講習会を開催。
解体講習会を行ったのは、鹿が食肉として流通されていった場合、レストランが重宝する捌き方を猟師さんに知っていただいておけば、商品としての付加価値が上がるからです。


講演会会場の入り口で伊豆鹿と


伊豆は私の住む信州と違い、冬場の産物はジビエだけでなく、海産物、果物、野菜と多彩で、うらやましい限りです。
冬場ジビエ以外の目玉食材に乏しい信州に対し、さまざまな食材と鹿肉を組み合わせた提案ができると思います。



鹿解体講習の様子

2日目の朝、せっかくなので沼津漁港まで足を伸ばしてみました。
海のある県を訪れたときは必ず漁港を回るようにしているのですが、沼津は大きくて活気がありました。
地元の漁師さんが多く入っていく1件のお店で朝ごはんを食べました。
ウニがたっぷりの海鮮丼を頼んだのですが、やはり非常に美味!
産地ならではの鮮度の良さと自然な味わい、素材の甘味に感激しました。



ウニたっぷりの海鮮丼。幸せでした


柑橘類など信州にない特産品も多い伊豆。魅力あるところでした。


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1 コメント

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シカ肉について (永松敦)
2010-05-10 21:09:32
先日、諏訪の猟師さんによる猪の解体を見せていただきました。私は九州の猪をよく食べるのですが、さすがに長野は北の国だけあって、九州のものよりも皮が厚くて、脂肪の部分が多いということを初めて知りました。九州では皮をつけたまま肉を食べますが、諏訪ではそうはいかないようです。また、脂身の部分が3センチ以上あるのには驚きました。九州ではせいぜい1センチでしょうか?寒いので、猪も脂肪をたくわえるのでしょう。
シカ肉も長野と伊豆とではかなり質が異なったのではないでしょうか?地域性を活かした料理づくりを楽しみにしております。
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