MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<レヴュー>Elenette / Maskulinitet EP

2008-02-20 15:26:18 | レヴュー

昨年9月に少しだけ書いた(こちら)スウェーデンの男女4人組Elenette。先日、レーベルのCosy Recordingsの方からEP3枚とアルバム1枚分のMP3ファイルを頂きました。そのうちのEP2枚がこのElenetteだったのですが、セカンドEP(1月17日発売)を出していたのは全く知りませんでした。

前回書いた時はまだデビュー前で、ファーストEPにも収録された「Kärlekskomplexet」が気に入りましたが、今回のセカンドEPも粒ぞろいの5曲が収録されています。

1曲目の「Jag hatar män」は昨年秋の段階ですでにMySpaceにアップされていた曲で、ややファンキーな面もあるギター・ポップ調の軽快な曲です。2曲目の「Pappa go riot!」はサックスの使い方が斬新、3曲目「Sailor」はやはりサックスを使った曲で女性コーラスがとても印象に残ります。この2曲を聴いてサックスってこんな音も出るんだと妙に感心してしまいました。4曲目「Mannen i mitt liv」はメランコリックな曲でリズムの面白い曲です。
そして一番良かったのが5曲目の「Grabbarnas」という8分を超える大作。いきなり「アーアーアーアア」という女性コーラスにやられてしまいます。波のようなキーボード(シンセ?)の音も素敵な美しい曲です。なんとなくCrepusculeのアーティストを思い浮かべてしまいました。今月聴いた曲の中では多分これが一番です。

全体的には80年代のニューウェイヴ、シンセ・ポップ、ギター・ポップなどの様々な要素を持ったサウンドです。男性ヴォーカルはやや脱力系で抑え気味、それがメランコリックなサウンドに合っています。スウェーデン語で歌っているので無国籍風になっているところも魅力的です。

ElenetteのMySpace ↓
http://www.myspace.com/elenette 
Cosy RecordingsのMySpace
「Grabbarnas」が聴けます ↓
http://www.myspace.com/cosyrecordings

コメント
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