没後50年「藤田嗣治・本のしごと」・文字を装う絵の世界
藤田の画業の中でも、挿絵を中心に紹介する展覧会でした。
フランスで画家としての地位を確立した藤田は絵画だけでなく挿絵の仕事も積極的に
取り組みました。
よーろぱでは挿絵本の歴史は古く、書物としてだけでなく芸術作品としての価値を有
していました。特に19世紀後半から20世紀にかけて希少性が高い。
当時は挿絵本の興隆期であり、ピカソやシャガールらによる挿絵本が出版され、その
人気は高まる一方でした。藤田は生涯を通じて50冊を超える挿絵本をフランスで手掛
け、30点以上が1920年代に出版された。
寒い2月の時期に割合多くの人が見に来ておられるのにびっくりしました。
藤田さんは猫が好きだったんだなと思いました。多くの絵の中に、猫が登場していたの
です。しかも、黒ぽい猫の絵が多かったのです。お母さんにたくさんの絵手紙を出して
おられていました。また、最初の日本の奥さんにも数多くの絵手紙をまめに書いておら
れました。でも、戦争の影響か最初の奥さんと離婚されました。それから、フランスの
2番目の奥さんと90歳近くまでフランスですごされたようです。
北陸地方・記録的大雪・・37年ぶり