◎2013年9月10日(火) 過疎になった耕作放棄地に薬草を
生薬とは、天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく
体質の改善を目的として用いる薬の総称である。
「龍角散」ルーツの町、休耕田活用し生薬栽培へ
秋田県三郷町は、生薬を扱う製薬会社などでつくる「東京生薬協会」と連携
協定を結んだ。町内の休耕田の増加の一途をたどり、約88ヘクタールに上っ
ている。一方で、龍角散など製薬メーカーは、安定的な原料確保のため中国産
から国内産への切り替えを検討し始めている。
生薬となる天然産物には、植物由来のもの、動物由来のもの、菌類
由来のもの、そして鉱物由来のものが含まれる。そして多くの場合は
煎じ薬やエキス剤、チンキ剤など、加工してから薬品として用いる。
まれに、貼薬の様に原体をそのまま使う場合もある。西洋医学のよう
に注射剤として用いるものは無く、経口剤か貼薬として服用するので
ある。