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「怪竜と闘う聖ジョルジュ」ドラクロワ F8号
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cc/9760d860addfed24fea6537b1d9d56c0.jpg)
「アンジェリカを救い出すルッジェーロ」アングル F8号
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/93/0022bd6565d5458445a8b6874755aea9.jpg)
「聖ゲオルギウスと竜」バーン・ジョーンズ F8号
いずれも2011(平成23)年、上の2枚が3月、下の1枚が4月の完成です。ちょっと真ん中の模写が、写真を撮るときの角度がおかしくて見づらくて申し訳ない。
西洋絵画の古典的テーマ、いわゆる「聖ゲオルギウスと竜」を描いた作品の模写3枚です。上の2枚は原画が油絵ですが、下の1枚は原画が水彩です。つまり下の1枚、バーン・ジョーンズの「聖ゲオルギウスと竜」は水彩なんですが、それを私が油絵で模写したわけです。
「聖ゲオルギウスと竜」という画題に興味があって模写した次第です。それぞれ比較的上手に模写しているかな、という印象です。よく描けています。この画題は、川合玉堂の言うところの「鵜飼」の画題に似ていると思っています。つまり絵を描く上での全ての要素が入っていると思うわけです。
男、女、馬、怪物と、これら4つの要素を描いて、かつちゃんと画面構成しなければなりません。なかなかこの4つをうまく収める構図は難しいのです。どれか1つがおざなりになりがちです。ですからなかなかこの「聖ゲオルギウスと竜」を画題にした名画には出合えません。
この3枚の模写の原画にしても、一番上のドラクロワの作品では娘が、真ん中のアングルの作品では怪物が、下のバーン・ジョーンズの作品では王女が、取ってつけたような感じになっています。
この3枚の模写についてはF8号でちょうど良かったと思っています。画面が小さすぎず、大きすぎず、描きやすかったのを今でも覚えています。
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