アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

お薦めの電子レンジ料理本 その3

2023-03-02 03:00:00 | 本、雑誌
60歳から始めたい
ほんとうにおいしいものだけ! 石原洋子の電子レンジベストメニュー
 石原洋子著 世界文化社 1550円+税

 お薦めの電子レンジ料理本も、これで3冊目(実はあともう1冊ありますが、それはまたの機会に)。

 奥付を見ると、2022年3月が初版で8月に3刷となってますから、かなり売れています。それもそのはず、かなり使い勝手がいい本です。

 使い勝手がいいとは、つまりは作りやすい料理ばかりということです。普段使わない食材や調味料を使うということはほとんどありませんし、料理に使う食材の種類も少ない。

 その手軽さ、簡単さは「お薦めの電子レンジ料理本 その1」で紹介した「60歳からは食べて健康に! レンチン1回で頑張らない電子レンジのおかず」(村上祥子著 大和書房 1300円+税)に匹敵します。

 この本のメニューで個人的に一番感心したのは「小松菜のガーリック」ですね。これって要は、小松菜だけでアヒージョを作ってしまおうという。作るの簡単で、食べてビックリ。もちろんおいしい。

 和食主体の本で洋食、中華のメニューは、ほとんど載ってませんが、それで十分。洋食、中華は他の本で補えばいいです。

 和食、和風料理満載の電子レンジ料理本です。興味のある方はぜひ。


 付)私の場合、和洋中のメニューがバランスよく載っているこの本
 
「60歳からは食べて健康に! レンチン1回で頑張らない電子レンジのおかず」(村上祥子著 大和書房 1300円+税)が基本で、
 
 洋食と中華が中心の

「別冊エッセ エッセ史上最強!レンチン大全」がそれを補完し、

 加えて今回紹介した

「60歳から始めたい ほんとうにおいしいものだけ! 石原洋子の電子レンジベストメニュー」が、上記の2冊の、手の届かないところをフォローしてくれるという感じです。


 注)さらに後日、投稿する4冊目で完全になります。もうこれで何不自由ありません。


 蛇足)上記の3冊の電子レンジ料理本、本当にどれもオススメなのです。自信ありです。でないとこんな記事にして紹介しません。

 皆様、書店で見かけたらぜひ手に取って見てくださいね。ホント簡単でおいしいですよ。

お薦めの電子レンジ料理本 その2

2023-02-16 03:00:00 | 本、雑誌
別冊エッセ エッセ史上最強! レンチン大全
                 扶桑社 税込935円(写真左)
別冊エッセ 電子レンジの一番おいしいレシピ69
                 扶桑社 税込649円(写真右)


 まず本題に入る前に、そもそもは母がコンビニで買ってきたのがこちら。

別冊エッセ 電子レンジの一番おいしいレシピ69
                 扶桑社 税込649円

 その後、私が書店でたまたま見つけて買ったのがこちら(この記事の見出し画像を拡大再掲)。

別冊エッセ エッセ史上最強! レンチン大全
                 扶桑社 税込935円(写真左)


 「別冊エッセ 電子レンジの一番おいしいレシピ69」(写真右)は「別冊エッセ エッセ史上最強! レンチン大全」(写真左)の廉価版。

 再編集されているため、「別冊エッセ エッセ史上最強! レンチン大全」の全レシピが掲載されているわけではなく、その分ページ数が少ない。また本自体も小さく、字も小さくて見づらい。

 どちらか選ぶんだったら、「別冊エッセ エッセ史上最強! レンチン大全」ですね。字が大きい分、見やすいです。


 さあ、これから本題。

 両書とも基本的に分量が4人前になってますが、半分にして2人前で作って大丈夫ですので(自分で試しました)、私のように1人分を求めている方も安心して作れます。

 そしてこの両書の白眉は、「野菜たっぷりのおつまみ小鉢」というコーナーです。めちゃくちゃ簡単で、すごくおいしいです。ここは分量が2人前になってます(「おつまみ小鉢」だからでしょう)。

 ここに掲載されている「エリンギ ベーコン」なんて、どうしましょう。最初作るとき「ホントかいな」と思いつつ、半信半疑で作り、いざ食べてみてビックリ。

 中には少々手が込んでいて、作るのに面倒なメニューもありますが、それは無視。簡単な、できそうなものを作るだけ十分役に立ちます。

 「エッセ史上最強!」とか「エッセで好評」という謳い文句は伊達じゃない。はっきり言って「野菜たっぷりのおつまみ小鉢」だけで元を取ったと思いました。

 洋食、中華レシピが中心の両書ですが、おススメです。よろしかったら是非。


 付)和食中心で、もっと手軽なレシピを求めている方には、こちらをお薦め。


60歳からは食べて健康に!
レンチン1回で頑張らない電子レンジのおかず
村上祥子著 大和書房 1300円+税
 
 食材の種類が少ないので、作りやすいレシピが多いのが特徴。

*こちらは「お薦めの電子レンジ料理本 その1」(2022-04-14 の記事) で紹介しました。


 注)上記の本と、今回紹介した別冊エッセで、和洋中を一通り補えます。この2冊を電子レンジ料理の基本にしておくと重宝します。

 蛇足)他にも紹介したい電子レンジ料理本がありますので、近いうちに投稿する予定です。

お薦めの電子レンジ料理本 その1

2022-04-14 03:00:00 | 本、雑誌
60歳からは食べて健康に!
レンチン1回で 頑張らない電子レンジのおかず
村上祥子著 大和書房 1300円+税


 何が素晴らしいかって、この本、タイトルにある通り、電子レンジでチンするのは1回だけです、どの料理も。

 つまりは耐熱ボウルか耐熱皿に、必要な食材と調味料を入れ、あとはチンするだけ。だから簡単。

 「料理の腕や経験は関係ありません」と、先生、はっきり宣言しちゃってます(P10参照)。

 切り干し大根の煮ものも、かぼちゃの甘煮も、麻婆豆腐も、そしてお正月の黒豆や田作りも作れます。

 私もこの本で夕食を作ってます。よろしかったら是非。

「ロック ベスト・アルバム・セレクション」渋谷陽一著 新潮文庫

2019-03-07 05:28:01 | 本、雑誌
ロック ベスト・アルバム・セレクション  渋谷陽一著 
      新潮文庫 定価480円 *定価は当時のもの。

 私がロック・ミュージックを聞くのに参考にしていた本で、私にとっては洋楽の教科書ですね。よく役に立ってくれました。

 これをどこで買ったかというと、何と今から約30年前!(もうそんなになるのね)、西武秩父駅のキオスクでした。

 夏休みに家族旅行で秩父へ行ったときに、親に買ってもらいました。当時の私は高校生でした。何となく暇つぶしにあってもいいかと思ったのを覚えています。

 この「ロック ベスト・アルバム・セレクション」は、ロック入門書でもありますが、完全なバイヤーズ・ガイドです。


 どんな感じか、中をちょっと見てみましょう。



 これは著者の渋谷陽一が大好きなレッド・ツェッペリン、その4枚目のアルバム「レッド・ツェッペリンⅣ」の紹介記事です(赤いレ点がついてますが、これは私が聞いた証につけたものですので、あしからず)。

 見開きでアルバム1枚を解説しています。ですが、この本の特徴として、例えばこの記事の場合「レッド・ツェッペリンⅣ」を紹介してますが、右に補足として別に2枚のアルバムを紹介してます。

 ここで紹介されているのは、同じくレッド・ツェッペリンの「フィジカル・グラフィティ」(上)と「プレゼンス」(下)ですが、別の記事を見てみましょう。




 こちらはキャロル・キングの名盤「TAPESTRY(つづれ織り)」の紹介記事ですが、右の補足では同じキャロル・キングの他のアルバムではなく、別のアーチストの2枚のアルバムが紹介されています(上はローラ・ニーロの「イーライと13番目の懺悔」、下はレナード・コーエンの「ベスト」)。

 これは、キャロル・キングの「TAPESTRY(つづれ織り)」を聞いて、もし気に入ったなら、関連する2枚のアルバム、つまり似たような感じのアルバムにはこのようなものがあるので、どうでしょうか、という意味です。

 
 この本は、1人のアーチスト(またはバンド)につき、1枚のアルバムしか紹介しないというわけではなく、題名に「ベスト・アルバム・セレクション」とあるように、重要なら同じアーチスト(またはバンド)のアルバムを複数枚取り上げています。

 文庫で約300ページですから、紹介枚数は多くないように思いがちですが、上記の通り、メインが1枚、サブで2枚、つまり見開きで3枚紹介しているので、取り上げているアルバムは結構な枚数になります。

 かつてロックのバイヤーズ・ガイドはいくつか出版されたことがありますが、どれも大判でやたらと紹介枚数が多く、これじゃあ、バイヤーズ・ガイドというより、事典だよ、というものばかり。それに比べるとこの「ロック ベスト・アルバム・セレクション」は、その名の通り、厳選してあり、看板に偽りなしです。

 もちろん、どうしてこのアルバムなの?というのはありますが、それには記事を読むとちゃんとした理由があるのがわかります。それにどだい、アルバム1枚に集約するのは無理というもの。あくまでガイド、入門書ですので、あとは自分で勉強するのがよろしいかと。

 残念ながらこの本、今では絶版で入手困難でしょうが、もし古本屋で見つけたら、ぜひ手に取ってほしいと思います。洋楽好きなら手元に一冊あって損はありません。

 もうあらかた聞いたからいいよ、という古株のロックファンの方も、読んでいて楽しい内容です。お薦めです。


 付)すっかり紹介するのを忘れてました、この本。実はもうとっくに記事にしていると思っていたもんで。

 注)写真にはパラフィン紙がかけてありますが、これは後に私が近所の文房具屋で買ってきたのをつけたものです(表紙の痛みがひどくなったもんで)。

 蛇足)この本を手に、レンタル屋や中古屋を回っていたころが懐かしいです。

昭和喫茶のモーニング&ランチ 東京編

2017-03-02 06:58:58 | 本、雑誌
TATSUMI MOOK
昭和喫茶のモーニング&ランチ 東京編
             定価800円+税 辰巳出版株式会社

 たまたま地元の本屋へ月刊誌「将棋世界」を買いに行ったときに、ふと目に留まったので何の気なしに買ってみました。

 東京都内の有名喫茶店ばかりなので、私も名前だけ知っている店がいくつもありました。この本で紹介されている店で、自分が実際に行ったことのある店は「新宿 らんぶる」ぐらいかな。

 フルカラーの新書サイズの薄い本なので、ちょっとでも興味のある方は一冊持っていても損はないはず。これを片手に喫茶店めぐりをするもよし、出かける先に、近くにあるからと寄るもよし、ちょっと読んでいるだけで楽しめる本です。

ミステリ百科事典

2017-02-03 06:44:57 | 本、雑誌
ミステリ百科事典 間 羊太郎 文春文庫 1286円+税

 この本を端から端まで読んでしまうと、あれこれミステリー作品のネタバレしてしまうので、読むには注意が必要な一冊。私は買ったものの、あんまり読んでません。だから読みたいんだけど、読めないという、そこが悩ましいところ。

 とはいえ、ミステリーファンならぜひ手に入れておきたい本であることは間違いない。面白いことがたくさん書かれている禁断の一冊。

 興味のある方は、ぜひ書店で手に取ってみて下さい。

 付)あれこれ書きたいんだけど、書いてしまうと有名なミステリー作品の謎解きのヒントになりかねないので、何も書けません(って、じゃあここで紹介する意味ないじゃん)。
 いや、その、こうした本があるということを知ってもらえれば、それでいいかと。

 蛇足)確かに百科事典というだけあって分厚いです(780ページほどあります)。

サンリオSF文庫総解説

2016-11-01 06:25:18 | 本、雑誌
サンリオSF文庫総解説  本の雑誌社 1800円+税

 もう発売されて随分経つので(初版は2014年9月20日発行)、既に興味のある方は買っていると思う。版を重ねているところをみると、それなりに売れたのではないか。

 翻訳SFの読み手なら、サンリオSF文庫の存在は知っているし、いや何冊か持っているかもしれない。売り上げが悪いため廃刊になってから、後にかなりの点数が早川SF文庫と創元SF文庫に吸収され再発売されたので、その恩恵は計り知れない。

 さてこのサンリオSF文庫、いったい何点あって、どのSFが翻訳されたのか、そしてその内容は、と興味津々であっても、今となってはちょっと調べるのも面倒だ。そんな何となく気になっている翻訳SFの読み手の要望に応えるべく発売されたのが、この「サンリオSF文庫総解説」だ。

 題名が総解説となっているように、事典なので、端から端まで読むような類の本ではありません(私も大して読んでません)。詳しく読んでしまうと、話の筋までわかってしまう。なかなか便利な本で、持っていると重宝します。

 皆、あれこれ気になっていたサンリオSF文庫。ちょっと知りたいなあと思っていた、そんなかゆいところに手が届く、持っていて安心する一冊。それがこの「サンリオSF文庫総解説」です。翻訳SFが好きな方、まだ買っていないなら、取りあえず買いましょう。

 蛇足)どうしてこういう表紙にするかなあ。何の意味もない。せっかく内容のある、価値ある本なのに、これでは台無しだ。どうしてこういうことするかなあ。

「本、雑誌」カテゴリーの趣旨

2016-10-14 04:41:17 | 本、雑誌
 画集や美術評論書などの美術書は「美術書全般、美術番組」と「参考書、参考資料」のカテゴリーで紹介しているので、この「本、雑誌」のカテゴリーでは美術書以外、特に自分の読んだ小説、私の場合は翻訳SF小説が大半なのだが、について書くつもりでいたのだが、考えてみると、そうした本は段ボールに入れて物置に、しかも大量にあるので、おいそれとは取り出せない(あらら)。記事に本の写真を必ず入れたかったので、だからいきなりこのカテゴリーは頓挫してしまった(なんてこったい)。

 そこで気を取り直して、翻訳SF小説ではなく、美術書以外の本について書くカテゴリーとして始めることにした。本はそれなりに読んできたので、記事を書くのに困ることはないのですが、何の脈絡もなくだた自分の読んだ本を紹介するのも芸がないとか考えているうちに、ずるずると時間だけが過ぎていってしまった次第。

 このままではいつまで経っても投稿できないので、あまり深く考えずに気楽に始めることにしました(って、結局、何の脈絡もなくただ自分の読んだ本を紹介するってことなんですが)。

 何となく役に立ちそうな本(ってどんな本なのかという気が確実にしますが)を中心に紹介していきたいと思っていますので、あまり書店で見かけない本ばかりになってしまうかもしれませんが、おつきあい頂ければ幸いです。

 付)そろそろ、ぽつりぽつりと投稿したいと思っていますが、実際にはまだ先の話になるかもしれません。