アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

油絵習熟(兼自作溶き油)テストその10

2024-06-06 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 6月2日の日曜に制作するはずが、この日制作準備をしたものの、疲れていたのと体調不良で寒気がし、午睡してしまい、描けず。

 ところが午睡したせいで夕方以降は元気になり、ここんとこ全然描いてないし、ということで翌月曜は何と! 夜中の3時に起床し、制作しました(そしてそのままアルバイトへ)。


 6月3日に制作したのは2枚のみ。当初は3枚の予定でしたが、改めて見てみて、うち1枚はこのままでいいかなと。

 これでF6号5枚全てを仕上げ、今回でこの「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」は終了です。


 実は、前回の制作が5月1日だそうで、一ヶ月振りになります。そこで気づいたことがあって、描いているとき意外と作品世界の中に入っているんだなと。

 没入とまでは言いませんが、何て言うか、どうしたら感じが出るか、とても意識を集中しているとわかりました。

 一ヶ月も空いたとあってか、すぐに描けなかったんですよ、これが。不思議なことに。じっと画面を見て、何を考えて描いていたのか、それを思い出すまで、手が出せなかった。

 自分にとって大きな発見でした。大きな財産となって、今後の制作に生きるでしょう。


 それともう一つ気づいたことがあって、私の油絵って、やっぱりちょっと暗いんだなと。

 公募展に出して会場で自作を見てみると、いつも暗いなあと思うんですが、自宅の自室でもそう思ったのは、おそらく今回が初めてかな。

 かなり自覚できましたので、はっきりと意識できたので、これも今後に生かせるでしょう。


 この「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」は風景画、F6号5枚で、描き溜めたスケッチの中から選んだのを元にしました。

 テストなので、つまりは制作工程の確立、再確認が目的のため、出来上がった作品の仕上がりには、ある意味で興味がありませんが、どれもテスト結果は良好で、十分満足のいくものです。

 第90回記念旺玄展に出品したF50号(こちらは人物画)と合わせ、私の油絵技法は何とか確立できました。ですが、これからが本番です。

 これから私の油絵作品の質はぐっと良くなります。その第一弾が今秋の旺玄会東京支部展出品作になります。今までの苦労が報われた、そういう油絵になると思っています。


 注)おそらくこれからは油絵制作期間は大幅に短縮されるんじゃないかと思っていますけど、こればっかりは実際に描いてみないとわかりません。

 付)支部展出品作の画題について、あれこれ考えてました。近々記事にいたします。

 蛇足)春にスケッチへ行けなかったので、秋に行きます。これからはちゃんと「自分なりの暦」で行動できます(いきなり年間行動計画立ててもすぐには動けないよね、やっぱり)。