アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和6年 旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記その5

2024-07-15 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 予定通り一週間待っての制作。ここからは急げます。

 明後日の水曜、そして週末の日曜に制作し、これでF8号2枚とも下地が完成。

 そこで一週間待ってから本格的な描画に入ります。

 どんなに遅くとも10月中旬までに完成させないといけません(支部展は10月下旬)。

 これから盛夏とあって、画面の指触乾燥も速いので、どう考えても9月末までに仕上がると思ってます。


 付)今回の出品作は2枚で一組の作品になります(どちらも首から上を描いた、ほぼ顔だけの絵です)。

 注)以前に書いた通り、そもそもは描きたかったテーマが変転してこうなったんですが、その本来のテーマはいつか取り上げるつもりです(できれば来年の支部展)。

 蛇足)来春の第91回旺玄展出品作の画題を思いつきました。これまた以前書いたF30号の3連作という話は先送りになりそうです。

令和6年 旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記その4

2024-07-08 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日の午後遅くに、やっとやっとの制作。

 F8号2枚、やればすぐに終わるのにねえ。

 前回で木炭デッサンを終えているので、今回から油絵具を使っての制作。

 ここからきっちり一週間待ち、それから下地作りに入ります。

 夏で乾きが速いし、制作が遅れているので一気に急いで下地作りを終わらせ、それからまた一週間待ち、描画、着彩と進めていきます。

 ふーっ。いったん油絵具を使って描き始めればもう大丈夫。頭は制作態勢になってます。


 付)もうね、あとは急いで描いていくだけ。腰、重すぎ。

 注)他の絵も制作したいところ。まだ画題、未定です。

 蛇足)昨日は結局、近場での買い物は中止。暑さに恐れをなした次第(朝早くに母と、東京都知事選の投票には行きましたけれど)。水曜に改めて出かける予定です。





令和6年 旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記その3.5

2024-07-04 04:53:40 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日もそうですが、ここんところ描く機会がありながら、逃してます。

 何となくなんですが、描く気せず。一体どうしちゃたのかしらん。

 頭のねじを巻き直します。


 付)デッサンがうまくいったもんだから、ふっと気が抜けて安心してしまったらしい。

 注)支部展は10月下旬なので急がないといけない。今週末には再開します。

 蛇足)将棋にクラッシックギターに絵画制作、それに毎日の夕食作りにと、何かと忙しく、気づかぬうちに気が張っていたようで、最近ちょっとくたびれているみたいですが、何の理由にもなりませんで、とにかく復活せねば。

令和6年 旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記その3

2024-06-20 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日、ようやく実作に入りました。

 まずはF8号2枚のデッサンから。これは2枚で一組の作品になります。

 最初、ちょっと画面が大きいかなと心配しましたが、実際に木炭と鉛筆でデッサンしてみると、ちょうどいい大きさでした。

 昨日の午前中で無事にデッサン終了、次回から油絵具を使っての制作に入ります。

 残るカンバス、F20号やF6号などの使い途は未定ですが早めに決めたいです。


 付)次回の制作は来週の水曜の予定。

 注)旺玄会東京支部のスケッチ会(場所は日比谷公園)が中止になったため、このスケッチ会で描いたスケッチを元にして、油絵を描く話は消えました。

 蛇足)もうこのF8号2枚を支部展に出すのは、ほぼ決定事項なので、次回からタイトルを「令和6年 旺玄会東京支部展 出品作制作記」に変更してもいいんですが、同時に他の絵も複数枚描くので、今のところタイトルを変えずにいきます。

令和6年 旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記その2

2024-06-10 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 全然進んでませんが、実は進んでます(「実作には入ってないが、準備万端整った」の意)。

 今秋開催の、旺玄会東京支部展。一体どうしよう、何を出品しよう、ずっと考えてました。


 実は、ある画題(男の絵描きにとってはある意味、永遠のテーマ)について、この画題自体は一度前に属していた中美で取り上げたことがあるんですが、このときは三部作でしたので、今度は一作で何とかならないかと、頭の中で試行錯誤してきました。

 ですが、どうしても解決できず、そこである手法を採るしかない、という結論に達したんですが、どうしてもその手法だけは採りたくない、渋々なんですね。

 この画題については、西洋美術史の巨匠たちは敬遠しているとしか思えず、描かれたものを見てもお茶を濁しているというか、正面切って取り上げていない感じです。

 この画題について、寓意画としてなら描くのは可能で、いくらでも思いつきますし、現にもういきなりカンバスに向かえますね、私は(頭の中に構図が完璧に決まっている状態のがあります)。

 ですが寓意画としてではなく、正面切って取り上げたい、絵にしたいと思っているのです。でもそうなると、途端に難しい。

 まあ不可能に近いのは事実なんですが、だからやりがいがあるとか、そういうことで描くんじゃなくて、とにかく一度やってみたいと(これまた人物画なんですけどね)。


 そんなこんなで、うんうん唸って、頭の中で悪戦苦闘しているうちに、フッと思考が飛んで、テーマは変転してしまったものの、これなら行ける、これを出品したいということになりました。

 用意してあるF20号、F10号、F8号2枚、F6号の計5枚のうち、F8号2枚を使った作品で、2枚で一組の作品です。

 2枚とも構図も題名も決まっていて、すぐにも取りかかれます(デッサンに入れる)。


 でもそうなるとこの記事のタイトルは「令和6年 旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記」ではなく「令和6年 旺玄会東京支部展出品作 制作記」になっちゃうところですが(またタイトル変更するの? って感じですが)、昨日の記事(「お知らせ~第746週のカテゴリー」)のこぼれ話で書いた通り、今週末の16日に支部のスケッチ会に出ることになったので、それを基に油絵に起こしてそれを支部展に出す手もある。正直、迷ってます。

 出品するしないは別にして、スケッチ会で描いたスケッチを基に油絵も描きますので(号数未定、F20号が最有力)、これで上記のF8号2枚と合わせて3点は制作が決まりました。

 残る2枚のカンバス(どれが残るかわかりませんが)の画題は未定です。

 明後日の水曜にF8号2枚のカンバスを張りまして、デッサン開始は、16日と言いたいところですが、この日はスケッチ会があるので、19日水曜の予定でいます。


 当初の予定よりかなり遅れての実作になりますが、急げば十分に間に合います。慌てずに進めていきます。


 
 付)寓意画として描いてみる気もあるんですけどね(今、頭にあるやつね)。

 注)ファムファタル(運命の女、魔性の女)じゃないんですよ、それなら苦労しないし、その画題には興味がない私。とはいえ、この画題も一度取り上げる必要があるかも(私が描くならこれこそ寓意画になりますが)。

 蛇足)前回でF20号とF6号について言及しましたが、白紙撤回。今回が正式決定です。ただしF6号が風景画になる可能性は残ってます。

油絵習熟(兼自作溶き油)テストその10

2024-06-06 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 6月2日の日曜に制作するはずが、この日制作準備をしたものの、疲れていたのと体調不良で寒気がし、午睡してしまい、描けず。

 ところが午睡したせいで夕方以降は元気になり、ここんとこ全然描いてないし、ということで翌月曜は何と! 夜中の3時に起床し、制作しました(そしてそのままアルバイトへ)。


 6月3日に制作したのは2枚のみ。当初は3枚の予定でしたが、改めて見てみて、うち1枚はこのままでいいかなと。

 これでF6号5枚全てを仕上げ、今回でこの「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」は終了です。


 実は、前回の制作が5月1日だそうで、一ヶ月振りになります。そこで気づいたことがあって、描いているとき意外と作品世界の中に入っているんだなと。

 没入とまでは言いませんが、何て言うか、どうしたら感じが出るか、とても意識を集中しているとわかりました。

 一ヶ月も空いたとあってか、すぐに描けなかったんですよ、これが。不思議なことに。じっと画面を見て、何を考えて描いていたのか、それを思い出すまで、手が出せなかった。

 自分にとって大きな発見でした。大きな財産となって、今後の制作に生きるでしょう。


 それともう一つ気づいたことがあって、私の油絵って、やっぱりちょっと暗いんだなと。

 公募展に出して会場で自作を見てみると、いつも暗いなあと思うんですが、自宅の自室でもそう思ったのは、おそらく今回が初めてかな。

 かなり自覚できましたので、はっきりと意識できたので、これも今後に生かせるでしょう。


 この「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」は風景画、F6号5枚で、描き溜めたスケッチの中から選んだのを元にしました。

 テストなので、つまりは制作工程の確立、再確認が目的のため、出来上がった作品の仕上がりには、ある意味で興味がありませんが、どれもテスト結果は良好で、十分満足のいくものです。

 第90回記念旺玄展に出品したF50号(こちらは人物画)と合わせ、私の油絵技法は何とか確立できました。ですが、これからが本番です。

 これから私の油絵作品の質はぐっと良くなります。その第一弾が今秋の旺玄会東京支部展出品作になります。今までの苦労が報われた、そういう油絵になると思っています。


 注)おそらくこれからは油絵制作期間は大幅に短縮されるんじゃないかと思っていますけど、こればっかりは実際に描いてみないとわかりません。

 付)支部展出品作の画題について、あれこれ考えてました。近々記事にいたします。

 蛇足)春にスケッチへ行けなかったので、秋に行きます。これからはちゃんと「自分なりの暦」で行動できます(いきなり年間行動計画立ててもすぐには動けないよね、やっぱり)。

油絵追試その12

2024-05-23 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 今月12日に2回目の自作ワニス(仕上げ用ニス)を塗布してから10日ほど経ちました。

 ほぼ乾いてますので、指触乾燥速度としては改めて申し分ないです。

 明るい色彩のF20号の風景画に塗布したわけですが、1回目より効果が増しているというようなことはなさそうです。

 これなら塗布は1回で十分なのかもしれません。しばらく経過観察してみます、っても、ただほったらかしにして、たまに見るだけなんですけどね。

 そうしつつ、1年後とか2年後、たまに見るのも忘れた頃に見てみてどうか。何も変化なしなのか、何らかの変化が起こるのか(ワニスの輝きが落ち着くとか、画面がほんの少し茶色味を帯びるとか)。

 気の長い話ですが、これもテスト、実験ですので、こんなものです。


 さて実際にワニスを自作して試してみてよかったです。これなら今回のワニスを改良すれば使い物になりますね。ただしどう改良するかは難しいところ。何もいい考えが浮かびません。

 画材関係の資料を調べて何か手を打つとしますか。しかしこれは長期目標ですね。とりあえず急ぎではありませんので。

 ちなみにこの自作ワニスを現状でこのまま使うことはできます。そこが悩ましいところ。一度、例えば今秋の旺玄会東京支部展出品作に、実際に使ってみる手もあります。ちょっと考えておきます。

 とりあえず今回で「油絵追試」の記事は終わりになります。


 注)覚えていたら1年後に投稿したいですが。

 付)残るは、現在制作中なのは「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」のみ。最後の1回の制作が遅れに遅れてますが、今月末、29日の予定です。

 「令和6年旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記」も進行中。まだ構想段階ですが、ある決断をし、実作できる状況になりつつあります。こちらもかなり遅れてます。急がねば。

 蛇足)今年の春はスケッチに行けませんでした。秋に必ず行きます。急に年間行動計画を立てたので、実行するにはいろいろと無理が出てますが、夏には軌道に乗せられますので。

 この年間行動計画は、無理のない形で継続していくのが大事ですので、随時修正してます。実際にやってみて自然な形に落とし込んでます。

油絵追試その11

2024-05-13 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日、既に描き終えたF20号(風景画)への2回目の自作ワニス塗布。前回、1回目の塗布が4月7日でしたので、5週間経ってます。


 さて前回の記事、「油絵追試その10」(2024-04-08 の記事参照) で、画面がやや暗くなったような気がしたとか書きましたが、それは勘違いでした。

 そして1回目の塗布がどれぐらいで乾くのか、経過観察していたら、ちょうど一週間で指触乾燥してましたので、乾燥速度は望んだ通り、成功でした。

 しかしながら、大してワニスの効果が見られず(つまりは私が思ったほどではなく)、ちょっとがっかりし、「まあこんなものだよね、そうそう、うまい話なんてないよね」とか思って、ほったらかしに。

 指触乾燥時間だけはちゃんと把握したので、あとはもうどうでもいいや、って感じでした。


 ですが、ワニスって大体2回かけるものなので、重い腰を上げて、昨日、2回目の塗布をしたんですが、ここで驚きが。

 あれから時間が経ってみると、おお、ちゃんと1回目のワニスの効果が出てるじゃないですか。しかもばっちりと。

 俄然、やる気になり、2回目の塗布。

 もうこれでワニスがけ自体は終了です。あとは指触乾燥してみて、どんな効果が画面に現われるか。


 とりあえず一週間後に見てみてどうか。2回目の塗布で、もしこの自作ワニスの威力が増しているようなら、これは今後、私の油絵の強力な武器になり得ます。

 そうなると、今度は画面の暗い絵で試したくもなります。

 意外な展開で、自分で自分にビックリ。ちょっと色めき立ってきました。


 注)今回でいったんこの「油絵追試」は終わりにするつもりでしたが、あともう一回だけ投稿します。

 付)この自作ワニスの使い方、今後の油絵制作にどう生かすか、考えていきます。ワニス、つまり仕上げ用ニスなんで、本来は完成した画面に塗るだけなんですが、それ以外の使い方を検討中です。

 前々から考えていて、そんなうまい手があればと。それが実現するかも(別にそんなスゴい技を編み出すわけじゃないんですけどね、ある効果を出せればいいなと)。

 蛇足)今年の旺玄会東京支部展、ひょっとしたら、自作の大規模なテストになるのかも(作品の大きさは小さいですが)。

油絵習熟(兼自作溶き油)テストその9

2024-05-06 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 先週の水曜、5月1日に制作。

 もうね、このF6号5枚は次回で全部終了ですね。Ⅰ枚目は手を入れて完成、4枚目はこれはこれで面白いので、手を出さずに完成。

 2枚目と4枚目を次回で仕上げます。5枚目は手を出しませんで(どこまで描くかはっきりしなかった)、次回に描いて終わりにします。


 十二分に満足のいく結果を得られています。「令和6年 旺玄展出品作 制作記」のF50号の成果と合わせ、これからの制作に生かします。

 その第一弾が今秋の旺玄会東京支部展出品作になります。


 残るF6号3枚、早く終わらせたいですが、雑にならぬよう、最後まで丁寧に描いて仕上げていきます。
 

令和6年 旺玄展出品作 制作記その18

2024-04-29 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 先週の水曜に制作。制作と言っても、画面を見て、何も手を出さず。

 じっと見て、このまま完成にしました。もうこの作品はこれでよし。あとは指触乾燥を待ち、出品するだけです。

 何とか完成にこぎつけました。作品の出来映えはともかく、技術的には私の油絵はこれで確立し、これが出発点になります。これを土台に、あとはさらなる技術向上、磨きをかけていくことになります。


 付)今回は直接搬入にします(業者委託せず、搬出入は自分で行います)。

 注)搬入日に電車に乗って上野まで運びます(私は運転免許がないので、車は運転できないもんで)。

 蛇足)「油絵追試」「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」は明後日か週末に制作予定です。