アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和6(2024)年 公募美術団体展その5(第90回記念旺玄展その5)

2024-06-03 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 先週の火曜28日、無事に搬出。自分で引き取りに行ってきました。

 この日は有休を取れたので、朝9時30分前に家を出ました。事前の天気予報では一日雨ということで、私自身も作品も濡れるのを覚悟してたんですが、直前になって「雨時々やむ」の予報に。

 朝から雨が降ったり止んだり。ただしちょうど家を出る頃には雨が止んでました。電車に乗っているとき、車窓から外の景色を見て、傘を差している人と差していない人がいて、どうなのかなあと。

 そして運よく濡れずに上野の東京都美術館へ着き、搬出受付時間の午前10時30分前でしたが、作品を引き取れました。

 広い会場の隅で、引取ったF50号の自作の画面に持参した段ボール紙を当てて、ガムテープで止めてから帰途に。

 結局、行きも帰りも濡れずに済みました。幸運でした。帰宅したのは午前11時30分過ぎでした。


 帰宅すると母が出かける用意をしてまして、妹から急に電話があってこっちに来るので迎えに行く、とのこと。ついでに駅前の喫茶店で二人して昼食を取るのだそうで、大いに結構。

 私はその間に急いで昼食を食べ(グラノーラに牛乳)、家の掃除。もともと予定していた掃除ですが、急な来客で、その前に済ませておかねば。

 それから自室で休憩。来客があってしばらくしてから駅前の銀行、郵便局のATM巡り(そう、この日、私の給与日なの、お金下ろさないと)。

 もうこの頃になると、雨は降らなさそうで、曇天のまま。風が強くなるばかり。

 家に戻って、このブログの予約投稿(たいぶ記事が溜まってますもんで)。そして夕方に妹さんが帰るということで、母は駅前まで見送りに。


 というような一日でした。あとはいつも通り。入浴して夕食作って、母と晩酌して、食べて、お眠。

 濡れずに無事、搬出できたので、言うことなし、万々歳の一日でした。


 付)さあ、これからは支部展制作に入らねば。

 注)時間がない、時間が。

 蛇足)詳しい話を近々投稿いたします。

令和6(2024)年 公募美術団体展その4(第90回記念旺玄展その4)

2024-05-24 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 予定通り、一昨日の水曜、会期2日目の22日に、母と上野の東京都美術館へ行き、第90回記念旺玄展を見てきました。

 こうしたとき、いつもは午前中の遅い時間に家を出るんですが、今回は早めに出ようということになり、午前9時過ぎに出発。

 やっぱり西武新宿線、混んでました。とりあえず、すぐ来る急行に乗って、どこかの駅で各駅停車に乗り換え、座っていこうと思っていたら、その急行にたまたま2人とも並んで座れました。

 ですが、さすがに高田馬場駅で乗り換えたJR山手線では座れず、上野駅まで20分ほどなので、母に我慢してもらって立って到着。午前10時前頃だったかな。

 上野駅公園口出てすぐ、ロータリーの右側に見える、「Parks 上野グリーンサロン」というレストランに入り、ホットドッグとコーヒーのセットで朝食(とにかく母に座ってもらって、足を休めてもらわないと)。


 十分休んでから東京都美術館へ。向かう途中の国立西洋美術館の次回展予告が、何と「内藤コレクション 写本展」というマニアックな内容。私が心惹かれて看板を見ていると、これまた何と、母が興味を示し、見に行きたいと言い出す。意外な展開。ちょっと考えておくということにして、まずは肝心の旺玄展へ。

 入口の受付で、持参した葉書(この案内状で2名無料で入場できる、事前に郵送されてくる)に母の名前を書き、自分は入選証を見せ、かつ入選証に切り取り線つきでついている図録の500円割引券で図録も購入し(割引で税込2000円)、無事に入館。

 入館してすぐの広い場所に(もちろん壁沿いには作品が展示されている)、たくさんの折り畳みの椅子が置かれ、会の人たちが座っていて、何やら司会の人が、講演会なのか、報告会なのか、ミーティングなのか、大きな声で話してました。

 その脇をすり抜けて奥へ。この日は夕方に上野の精養軒で懇親会が開かれるので、それに合わせた某かの催し物をやっている模様。

 さて展示作品ですが、入口から大作がずらりと並び、進むにつれ、作品の大きさが小さくなっていくのが、今年の展示の特徴かな。小品は小品で小さく仕切られた区画に展示。ただし最後の区画は再び大作が展示。確か企画展だか何かでした。


 肝心の私の作品ですが、F50号ですので、進路の真ん中辺りの区画に展示されてました。会場で見ると画面が暗めですね。私の出品作はどれも暗め。去年もそうだし、以前出していた他団体でもそう。

 もうこうなるとこれは私の油絵の特徴ですね。別に家で描いているときは、そうは思わないんですが、会場で見ると、これは東京都美術館の照明は関係ないですね、なぜなら他の出品者の作品は暗くないわけですから、とにかく暗いです。

 もうこれについては気にしないことにしました。これはこれでいいんじゃないかと。出来上がった私の技法がそうさせているわけで、改善する必要もないと今作で腹を決めましたの。

 自作はF50号と、100号が中心の公募展では小さい方ですが、画題が上半身の人物画ということもあって、それなりに画面の小ささを感じさせませんでした。

 何か地味な印象ですね。でもそれもよし。渋めというより目立たない。何でも目立てばいいってもんでもないですが、どうせだったら品が良いまでいけばよかったんでしょうが、そこまでの腕前はなし。

 個人的には満足してます。やりきりましたので。これを土台に新たに飛躍するわけで、今回は荒削りで結構。次ですね、次。今秋の旺玄会東京支部展出品作に、はっきりとした成果(画面効果)を出すと。


 しっかり自作を見て退館。母は今作、今までで一番いいんじゃないかと言ってくれました。そうかもしれませんね。そうだったら嬉しいです。

 東京都美術館を後にして、台東区役所の近く、でもないか、「古城」という有名な喫茶店へ行き、ナポリタンとコーヒーのセットで昼食。「古城」へはこれで2回目。椅子がソファーでゆったりして休めるのがいいです。

 それから上野駅へ戻り、帰途についたんですが、ぼんやりして乗っていたせいか、山手線で高田馬場駅を通り過ぎてしまい、新宿駅で降りることに。せっかくだからと、山手線新宿駅を出て、西武新宿駅までぶらぶら歩くことに。

 ところがその道すがら、私の後ろを歩いていた母が転倒。すぐに気づいた外国人観光客の男女に助け起こされるという。歩道脇の店舗前の段差に気づかなかった模様。確かに危ない、高い段差でした。

 焦りましたし、びっくりしました。母は高齢とはいえ、まだ元気。転んで大事には至らず。これからはなるべく並んで側にくっついていようと思います。

 それから無事に西武新宿駅に着き、電車で帰宅。帰宅してみて、母の左腕に擦り傷があるのに気づく。大したことなく、この程度で済んでよかった。


 以上です。さて、母が「内藤コレクション 写本展」へ行きたいと言った件ですが、帰宅後にパソコンで調べてみると、この内藤コレクション、寄贈されたもので以前、3回に分けて小企画展示されていたそう。今回まとめて一気に大半を公開するらしいです(詳しくは国立西洋美術館のホームページ見てね)。

 これ、私は興味あるんだけど、母もなぜか行きたいというなら、行くしかないですね。というわけで、来月12日の水曜に予定を入れました(ホントに母は行く気なのかしらん)。

 まあ内容次第ですが、図録も買うつもりでいます、私。久しく美術館の企画展に行ってませんし、ちょうどいい機会かも。
 
 そうそう、今秋に東京都美術館で田中一村展を開催するらしいので、これは行かねば。

 むう。にわかに忙しくなってきたぞ。他の美術館でどんな企画展をやっているのかも調べておこうっと。


 蛇足)それにしてもこの写本展、人、見に来るのかなあ。いくら美術好きでも限られると思うんだけど。よく企画したよね、国立西洋美術館。

 付)母と行くとして、今度は上野で別の老舗喫茶店で朝食を、帰りに新宿の老舗喫茶店か、西武新宿線の武蔵関駅近くの蕎麦屋で昼食を、と考えてます。

 注)予算をちゃんと組んでおかないと。こっち持ちだから、結構お金かかるぞ。まあこれも親孝行みたいなもんなんで別に構わないんですけどね。

令和6(2024)年 公募美術団体展その3(第90回記念旺玄展その3)

2024-05-20 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 お伝えした通り、旺玄展に一般公募で入選しました。会期は明日の火曜から日曜、会場は上野の東京都美術館。

 詳しくは下の葉書参照(この記事の見出し画像を拡大再掲)。


 自作はF50号で歴史上の人物を描いた人物画ですが、寓意画でもあり、風刺画でもあります。

 その辺のところは会場に来られた方に読み解いてもらえるかどうか。

 
 前年に続き、2回目の入選なので、支部には入会しているとはいえ、旺玄会本部の雰囲気、様子はよくわかりませんが、送られてくる会誌(一般入選者にも郵送される)を読んでみると、新型コロナウイルスによる、過去の旺玄展中止の影響で会員が減り、年会費等の収入減で経営が大変だとか。

 しかしこれは旺玄会に限らず、どこの公募美術団体も抱えている深刻な問題でして、あと数年で淘汰が始まるんじゃないかとか言われてます。


 このまま来年も入選し、3回目となると入会審査が行われ、入会を許されることになると思われます。もう最近はずっと一般入選でいいや、作品が展示されればそれでいいや、っていう感じになってます。入会すると、年会費が発生しますもんで、すっかり公募展慣れし、すれっからしになっちゃってます(いけません、これは)。

 はたまた、どこの美術団体でもいいですが、支部入会で、支部の場合は即会員になるし、東京なら都内の貸し画廊で支部展があるから、そこで作品発表できるからいいや、その方が年会費も安いからいいや、って(これもいけません)。

 こういった不謹慎な、やる気ない、不真面目な発言はいけません、いけません。この記事を、旺玄会東京支部の人たちに見つかったら、どうしよう(そのときは素直にゴメンナサイしよう)。


 疲れてるのね、最近(そう、クラッシックギターに傾注している私)。いずれにせよ、このまま入選を続けていれば、入会の流れになります。そのときに旺玄会の経営状況、財政事情は気になるところです。

 今は一般入選の立場(どこにも所属してない自由の身)ですので、他団体の公募展へ出してもいいわけで、そういう手もありますが、もうそこまでせんでもいいかなと。

 さて、今作が私の油絵のプレリュードでして、本番が今秋の旺玄会東京支部展になります。今作で獲得、確立した油絵技術、技法を生かし、さらに発展させた作品を発表していきます。

 その記念すべきプレリュードとなった今作が、東京都美術館という広い会場でどう見えるのか、楽しみです。


 明日が初日で、明後日の水曜、会期2日目に、母と行ってきます。実際に行ったら、そのときの様子などをまた記事にしたいと思います。

令和6(2024)年 公募美術団体展その2(第90回記念旺玄展その2)

2024-05-17 17:30:22 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日、アルバイトから帰宅すると、旺玄会から封書が届いていて、無事入選しました。これで2回目。

 木曜って、遅いよなあ。そういえば、去年も遅かったかも。


 懇親会や作品講評会への出欠は、できれば同封のQRコードで、ということなので、スマホのカメラで読み込み、どちらも欠席と回答。

 無事に入選しましたので、予定通り、来週の水曜に母と見に行ってきます。


 受賞とか巡回展選出とか、そういったことは一切ありませんが、入選していれば、それでよし。御の字です。

 とりあえずご報告まで。

令和6(2024)年 公募美術団体展その1(第90回記念旺玄展その1)

2024-05-09 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日が搬入日でした。たまたま水曜でして、私はアルバイトがお休み。なので直接搬入(自分で出品作を持っていくこと)しました。

 まだ入会を許されていない、一般公募での出品なので選外(落選)も当然あり得ます。入選するにせよ、しないにせよ、搬出(作品の引取)も自分で行います(搬出日は火曜でアルバイトの日ですが、有休が取れました)。

 さて久し振りの、おそらく5、6年振りの直接搬入。でも慣れたもの。私は車の運転免許がないので、電車(西武新宿線高田馬場経由JR山手線上野駅下車)で運びました。

 午前8時30分過ぎに家を出て、会場となる上野の東京都美術館の搬入口へ着いたのが、受付開始の午前10時過ぎ。帰宅は午前11時30分過ぎ。

 天気が心配でしたが、直前の天気予報では午後3時から雨予報。朝は晴れ間も見えての、安心しての直接搬入でした。



 今回、個人的に面白いことがあって、私の出品作(F50号の歴史上の人物画)の題名が、いいのが思いつかず、描いた人物の名前だけにしたんですが、西武線の車中で、ふと、いい案が浮かび、これだ! と決まったものの、持参の申込用紙や出品作貼付けの用紙などを直すのに、ボールペンを持ってなかったので、高田馬場駅構内の売店でボールペンを買い、会場で書き加えたという(もともとの題名の人物名に一言つけ加えただけです)。

 初めてですね、こんなこと。別に車中で題名のことをどうしようか、考えていたわけじゃないんですけど、題名が今一つなんだよなあ、とか、ぶつくさ頭の中で思っていたら、ふと思いついたという。

 まあ会場受付でボールペンを借りてもよかったんですが、なるべくそうした厚かましいことはしたくなかったもんで。



 去年のが入選しているので、さすがに今回のも大丈夫だと思いますけれども。実は、選外搬出は展示作品搬出と日取りが違うので、もし選外だと搬出日はアルバイトの日なので、どうしよう。

 といってもアルバイトは午前中で上がって午後休めればいいので、たぶん大丈夫だし、引取に行けないときは、旺玄会指定の委託業者に電話して保管を頼めばいいだけ。

 とはいえ、後日自分で引取に行ったときに保管料を支払う必要があるけれど。一週間当たり千円だから、早めに引取ればどうということのない金額です。



 さあ、どうなりますか。入選か、選外か、の結果は郵送で通知されます。またそのときに記事にしたいと思っています。



 付)搬入出を業者委託すると、税込1万3千円かかるので、たいぶお金が浮いたことになります。自分でやれば電車賃だけ、搬入と搬出、合わせて2千円切る額です。

 注)ということは1万1千円浮くのね。かなりの節約。

 蛇足)いつも思うんだけど、帰りにどこかへ寄ってくるとかすればいいのに。っても画面保護でつけた段ボールを持ったまま、あちこち歩き回るのもどうよ、ということで毎回直行直帰してしまうのだけれども。

 *予定では「グルメ、健康」の記事でしたが、変更しました。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その11(第22回旺玄会東京支部展 その3)

2023-12-09 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 第22回旺玄会東京支部展
 会期:2023年11月27日(月)~11月3日(日)*入場無料
 会場:ギャラリーくぼた(本館4・5階)
   *JR東京駅 八重洲口 徒歩10分、
    東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩1分、都営地下鉄浅草線 宝町駅 徒歩2分。

   *会期終了してます。

 会期最終日は終日店番してました。4階受付で座っているだけでしたが、当番してよかったです。

 というのも、最終日は初日に次いで旺玄会関係者が顔を出しに来るので、私が受付していることで、他の人が来訪者と共に会場を歩いて応対できます。

 お役に立てて幸いでした。とはいえ情けないことに、午前10時から午後3時まで、昼食なしで(昼食代節約のため家で朝腹一杯食べてきた)、5時間も座りっぱなしでいたことがないので、少々腰が痛くなりました。

 最終日は午後2時から、ギャラリートーク(出品者が自作について語った後、質疑応答する)が行われるのですが、5階は2人やるが、4階はやる人が1人しかいないということで、新人として自己紹介も兼ねてとうまい口実を作られ、急遽私もやることに。

 他団体でも、このギャラリートークって、よくやるんですが、自作について語るのも好きでないし、あれこれ言われるのも嫌、お断り、そういう人が多いわけで、こんなこと止めればいいのにと思っている人は案外多いんじゃないかと(私もそう)。

 私の出品作はF6号2点で、どちらも油絵スケッチ風の風景画(どちらも樹木を描いたもの)なので、質疑応答のやりようもない。

 私としてはスケッチを基に油絵にしたこと、今年の本展(旺玄展)同様、この支部展出品作も、十分な作品となってはおらず、来年からぐっと良くなる、自分の納得のいく油絵が描けるようになる、そうしたら元々自分の好きな透明水彩画に取り組める、といったことを言った次第。

 4階が終わったら、5階へ移動し、そこで新たに2人がギャラリートークして、午後3時に閉場。搬出作業後、大急ぎで軽い打ち上げ(お菓子に飲料、酒も出た)が行われ、午後4時に解散。


 さて、今回初めて東京支部展に参加し、支部の人と話す機会を得たわけですが、高齢化、人手不足、世代交代の必要性、男手不足と、事態は深刻なんですが、これは前に属していた中美で理事長が公募美術団体が抱える悩みとして既に指摘していたこと。ただし中美よりも喫緊の課題となってます。

 ほぼ待ったなしの状態の印象を受けました。動ける人が少なく、事実上、3人で支部を切り盛りしている、とのこと。

 よって若くて(50代は公募美術団体では若者に等しい)、男(昨今どの団体も女性が増えており男性は貴重)である私に、さまざまな支部活動(支部総会やスケッチ会など)への参加を期待している模様。

 しかし当てにされても私はそうした活動にあまり関心がなく、それはどうも他の会員の皆様も同じのようで(まあ普通はそんなものなんですが)。

 ただねえ、あまりに切迫したその話しぶり、危機感溢れる様子に、さすがの私も内心、これは何か手伝わないといけないのではないかと(だって私が支部総会に出られないと知っただけであんなに騒いで残念がったりしませんよ、普通)。

 なので今後の私の支部活動に対する態度も改めないといけないですね、これは。とはいえ、私の休みは水曜と日曜なので、支部総会が土曜では出られませんけど。

 支部年会費は破格の安値の6千円だし(大抵は1万円)、雰囲気も悪くない。のんびりと穏やか。会員数を増やすのが何よりですが、それが一番難しい。

 私なりに考えていることもありますので、折を見て支部長に進言したり、自分でやれることはやったり、行動に移せることは移すしかないですね、どんな細やかなことであっても。

 まだ入会したばかりの旺玄会東京支部。少なくとも数年はいると思いますので、ここで頑張ります。


 付)特に問題がなければ、旺玄会にずっといると思います。

 注)会員数を増やす一番良い方法は、会員の誰かが名画でも描いて、すっげーと騒がれて、それに惹きつけられることですが、それを言っちゃあ、お終いよ。

 蛇足)私は帽子を被ってましたが、人から挨拶されたときは、ちゃんと帽子を取って挨拶しましたので、私が禿げ頭なのはわかっているはず。でも何だか私、それでも若く見えるらしいんですよ、10歳ぐらい。だから、ひょっとすると、私を40代と勘違いしてやしないかと心配。今度ちゃんと言っておかないと。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その10(第22回旺玄会東京支部展 その2)

2023-12-04 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 第22回旺玄会東京支部展
 会期:2023年11月27日(月)~11月3日(日)*入場無料
 会場:ギャラリーくぼた(本館4・5階)
   *JR東京駅 八重洲口 徒歩10分、
    東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩1分、都営地下鉄浅草線 宝町駅 徒歩2分。

   *昨日で会期終了してます。


 先週の水曜に、母と行ってきました。

 前日、母は外出し、かなり歩いたそうで、行けるかどうか危ぶまれましたが、何とか無事に行けました。

 私自身、会期前日に直接搬入し、展示などの手伝いをしたので、大体の様子はわかってました。

 この旺玄会東京支部展には賞がありません。なくていいと思います。事実上の小品です(ただし上限は50号ですが)。

 春の本展(旺玄展)には大作を出し、晩秋の支部展には小品を出す。そういう感じでしょうか。

 出品作はほとんどが具象画で、抽象画はごく僅か。私の樹木の風景画、F6号2点のうち、やはり縦長構図の方がいいです。母もそう言ってました。

 皆さん、ちゃんとした額に作品を入れて出品してました。私のような仮縁で出した人は少なかったです。

 私と同じ組み立て済みの仮縁に作品を入れた方が一人いました(私のよりだいぶ大きいですが)。
 
 まだいろいろ書きたいことがあるんですが、昨日が会期末で、午前中から終日店番し、かつ直接搬出して帰ってくるので(そしてついでに新宿に寄ってくるので帰宅が遅くなる)、この記事は金曜に予約投稿しました。

 もう一回、この支部展について投稿します。そこで詳しい話をしたいと思ってます。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その9(第22回旺玄会東京支部展 その1)

2023-11-27 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 第22回旺玄会東京支部展
 会期:2023年11月27日(月)~11月3日(日)*入場無料
 会場:ギャラリーくぼた(本館4・5階)
   *JR東京駅 八重洲口 徒歩10分、
    東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩1分、都営地下鉄浅草線 宝町駅 徒歩2分。

 告知が遅れまして、スミマセン(うっかりしてました)。昨日直接搬入で会場へ行ってきました。

 私はF6号2点を出してます。どちらも風景画ですが、縦構図と横構図のものです。スケッチ風油絵といったところ。

 これから大きく変わる私の画風の前哨戦(羽化直前の蝶といったところ)。といっても、もちろん、どちらの作品もこれはこれできちんと完成させてありますが、色彩的には単調かなと。

 それも承知の上。これはこれで良し。ここから飛躍します(それが只今制作中の、F50号と、F20号ということになります)。


 さて、今回出品したF6号2点、どちらも個人的に気に入ってます。というのは、今までの集大成的な意味合いも含まれているからで、少々感慨深く、また私の今までの油絵の限界みたいなものも垣間見えて、興味深いのです。

 しかしながら、これは個人的なことで、制作者の私自身でないとわからない部分です。ですから見る側には何の関係もないことです。

 会場に足を運び、実際に見られた方にどう思われるのか、興味津々ですが、そう反応があるものでもなし、やっぱり自分の目にどう移るのか、何を感じるのか、そこが肝心な点でしょうか。

 今回、初めて旺玄会東京支部展へ出品しました。最終日は終日、店番してます。

 会場となる「ギャラリーくぼた」は、東京駅周辺で、大規模な個展やグループ展をやろうと思ったら、ここか東京交通会館しかなく、そういった意味でよく知られた貸し画廊です(私も大昔に行ったことがあります)。

 お出かけのついでに、お暇があれば、お立ち寄りください。


 付)明後日の水曜に、私は母を連れて会場へ行ってきます。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その8

2023-09-07 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 先月の24日だったか、25日だったか、旺玄会東京支部より封書が届き、支部展出品作の号数と題名を教えてほしいという話が。

 返信用葉書が同封されており、回答期限は今月の14日。

 早っ、早くないですか。支部展は11月下旬からなので、油断してました、私。

 支部展への出品は、只今「油絵補完テスト」で制作中のF6号3点のうち2点か、これから新たに制作するF20号1点かのいずれかの予定でいました。

 ですが、急な回答を迫られたせいか、何だかF20号を制作する気がなくなり、F6号2点を出品すると決めました。

 もともとそうなる可能性はあったんですが、作品制作前に題名を考えたことは未だかつてないだけに、今回は妥当な判断かなと。

 F20号は木枠が1点と張りキャンが2点を用意してあるんですが、これはいつか描けばいいだけですので、無駄になりませんので大丈夫。

 それにしても弱りました。題名は私の場合、作品制作中にぼつぼつ考え始め、絵が仕上がってから改めて考えるという感じですので、制作真っ只中の、今の段階で決めろと言われても、ちょっと困ってしまう。

 出品するF6号2点の題名は、おおよそ決めましたが、まだ最終決定ではなく、考え中。回答期限は14日なので、そろそろ返信しないといけません。

 旺玄会東京支部に今年入会しての、初の支部展。こんな風に進んでいくのだなあと実感しているところです。

「甲斐荘楠音の全貌」展

2023-07-13 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 今月5日に母と、東京ステーションギャラリーで開催中の「甲斐荘楠音の全貌」を見に行ってきました。

 東京ステーションギャラリーはJR東京駅丸の内北口改札を出てすぐのところにあります。駅併設の美術館です。

 新型コロナウイルスの流行後、三密を避けるよりも予約制が嫌で、すっかり美術館の企画展へ行かなくなった私ですが、何と4年振り、2019年のキスリング展以来、ということになりました。

 これを皮切りに美術館の企画展通いを再開しますが、相変わらずの予約制嫌いの私のことですから、その辺は調べてからということになります(この「甲斐荘楠音の全貌」は予約制ではありません)。

 
 さて、見に行った感想ですが、一言。圧倒的に良かったです。代表作は全て網羅されており、文句なしです。

 会場は3階と2階で、3階は絵画、2階は甲斐荘楠音がデザインした映画の衣装と、絵画は未完の大作2点が展示されています。

 見たかった甲斐庄楠音の絵画。代表作がずらりと並んだ3階で既に満足。まさか未完の大作「畜生塚」まで展示されているとは嬉しい限り。

 堪能いたしました。間違いなく巨匠ですね、甲斐庄楠音は。すっごく良い。なんで良いのか、などの分析、検討は私なりに済んでいるんですが、やっぱり実物はすごかった。写真より圧倒的に良いです(絵の大きさと構図がかなり計算されている)。

 日本画史上、希有な存在、それが甲斐庄楠音でしょうか。

 甲斐庄楠音はレオナルド・ダ・ヴィンチから多大な影響を受けているわけですが、「良い絵が一点あれば、そこから巨匠は学ぶ」という、その典型が甲斐庄楠音でしょう。

 これからどんどん、さらに評価の上がっていく画家だと思います。少しでも興味のある方は行ってみてはいかが。