アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

よろしく千萬あるべし、宝山モヒート(酒飲み手記その21)

2024-06-01 03:00:00 | グルメ、健康





 いつまでも記事にしないので、2本まとめて(って、投稿しない私の怠慢なのだけれども)。

 どちらも値段は税別1000円ちょっと。

 上の「よろしく千萬あるべし」は米焼酎で、あの日本酒、八海山を造っている会社が、下の「宝山モヒート」はミントの香りの焼酎で、あの薩摩宝山を造っている会社が出しているもの。


 「よろしく千萬あるべし」って、久米川の人気蕎麦屋「手繰りや 玄治」に置いてあって、もちろんそこで何回か飲んだことがあるんですが、おお! 売っているのか、とスーパーで見つけた瞬間に即買い。

 「宝山モヒート」は、そんな変わり種を薩摩宝山の会社が造ったのかと興味津々で。こちらもスーパーで買いました。


 どちらもちょっと気になるじゃないですか。で飲んでみてどうかというと、

 「よろしく千萬あるべし」って、こんなに甘口でしたっけ? 店で飲んだときはそうは思わなかったんですが、意外でした。あんまり好みでないかも。でもこれを家で飲めるのは贅沢。なかなか見かけないもんで。


 「宝山モヒート」は初体験なんですが、まあ元が芋焼酎なんでねえ、これにミントで、ジンのような味わいになるかっていうと、微妙。

 最初ロックで飲んだんですが、ひょっとしてこれは炭酸割りで飲んだ方がいいのかも、って思い、瓶の裏ラベルを見てみると、やっぱり炭酸割りを薦めている。

 そこで炭酸割りで飲んでみたんですが、まあさほどでもなく。ロックでもどっちでも大して変わらないかな。ちょっと癖のある、妙な味わいなので人を選びますね、これは。


 以上ですが、どちらも飲んでみて満足。スーパーでも、いろいろと売るようになった、いい時代です、今は。

 
 付)スーパーのお酒売り場、もちろんスーパーにもよりますが、結構楽しめます。案外と定番でないものを置いている場合があるので、隅に置けません。

赤ワインに合う日本のスナック菓子は「キャラメルコーン」だ!

2024-05-31 03:00:00 | グルメ、健康
 以前「ワインとつまみ(酒飲み手記その6)」(2023-07-06 の記事) で、

 「フランス人はやたらと濃い味のポテトチップスで気軽にワインを飲むというので、日本のスナック菓子であれこれ試してみたものの、それに該当するものがない」

 ということを書きましたが、ありましたっ! 日本のスナック菓子で該当するものが。


 それがこれであります!



 言わずと知れた、東ハト「キャラメルコーン」でございます!


 えーっ! とお思いの方、それはそうでしょう。だって確かに濃い味かもしれませんが、甘いじゃん、これ。だからワインに合わない、ワインの味を邪魔するんじゃないかと。

 私も最初はそう思いました。でも試してみて、さにあらず。実に合うんです。っても、たまたま冗談でやってみただけなんですけどね(だから大して威張れない)。

 でも合います。一度お試しあれ!

 付)冗談で試した本人がビックリ。ただし白ワインに合うのかどうかは不明(まだ試してないもんで)。

アサヒ ゼロ(キリン「 晴れ風」も)

2024-05-02 03:00:00 | グルメ、健康
 皆さん、飲みました? これ。

 新発売の「アサヒ ゼロ」(税別159円)。飲む前は、糖質ゼロみたいな味なんじゃないの? とか勝手に想像していたんですが、さにあらず。

 飲んでみて、どこかで飲んだ味だと思って、うんうん唸って考えていたら「あっ!わかった。これってホッピーだ」。

 そうなんですよ、これってホッピーなんですよ。ただし糖質が0ではないから(下の缶裏の写真参照)、



 甘みがあるので、「甘みのあるホッピー」ということになります。だからこれ単体で飲んでもおいしい。


 通常のホッピーは、糖質、プリン体ゼロなので、酸味のある、よく泡の出る炭酸水でして、これ単体では飲みづらく、キンミヤで割るのが定番の割り材なんですが、このアサヒ ゼロはそのままでも飲め、アルコール0なのが最大の特徴。

 これって、どうなんでしょう。ホッピーを飲んだことがある人ならOKですが、ホッピーが好きでない、あるいは偏見で飲まない人には訴求力がない。

 ただし私が飲食店を経営していたら、絶対に店に置きますね。車を運転して来ている客に「甘みのあるホッピーでアルコール0なので、ホッピーを飲まれるなら、どうですか」と勧められる。

 だけどねえ、家飲み需要がどれぐらいあるか、これが不明。全くわからず。案外、店頭販売は縮小あるいは消え、業務用として需要があって販売が続けられる、みたいな気がする(勝手な予測ですが)。

 私は気に入ったんですけど、じゃあそんなに買って飲むかというと、アルコール0ですからねえ、お酒じゃないし、当然物足りないです。

 だけどノンアルコール飲料の中では一番ですね。どれか選べと言われたら、間違いなくこれを選びます。

 売れるのか、売れないのか、興味がありますね。ホッピー好きはぜひ一度飲んでみてね。


 今回はこちらも寸評を。



 はい、「キリン 晴れ風」でございます。発売直後に買って飲んだものの、記事にするのが遅れて、ズルズルと延びてしまいました(もう今更ですが、一応飲んだので)。

 キリンはかなりの自信があっての発売だと思いました、飲んでみて。でテレビCMを見たら、一番搾り、ラガー、に並ぶ看板にしたいという意気込みで、なるほどって感じです。

 飲む前は、缶が水色なので、またエール系の味なのかなあと、もうそういうの飽きたんだけど、っていう(エール系とか初摘みホップ系って、みんな同じ味になるじゃないですか、黒麹の焼酎もそうですが)。

 でも実際に飲んでみたら、そうじゃないんですよね。軽いというか、爽やかというか、だから商品名が「晴れ風」なのね。ちょっと今まで飲んだことのない、軽やかさがあり、これはこれでいいんじゃないかと。

 でもね、これが将来的に一番搾りに取って代わるとなると、ちょっと複雑ですね。

 この晴れ風、言ってしまえば、キリン版スーパードライなんじゃないかと。

 今風って言えば今風なんですよね。今新発売されている酒は(例えばJJなんかがそう)、薄いというか、軽いというか、水みたいというか、そういう、何て言うんですかね、さっぱりしている。

 それが今の流行なんだけど、ちょっとどうなのかなあ。一次的なもので終わりそう。

 飲まない人が増える中、飲まない人にどうアピールしていくか、どうしたらお酒を飲んでくれるのか、どんな味なら飲んでくれるのか、そんな試行錯誤をメーカー各社がしているところなんじゃないかと。

 別に悪かないですよ、晴れ風。でも好き嫌いは分かれそう。ちなみに、わがアルバイト先では飲んだ人4人で、肯定か否定の二択で2対2に分かれましたの(私は否定、といっても弱めの否定)。

 この晴れ風に思いは複雑ですね、私は。というのも、もともと一番搾りが好きだったんですが、ビールではこればっかり飲んでいて、ついに飽きちゃって、それからビールに関しては放浪が始まり、いろんなのを手を出すことになった手前、こうした新商品、しかもキリンが出してくれた、この「晴れ風」、歓迎なんだけど、個人的にあまり訴求力がなかったもんで。

 今のところ、缶ビールでは、ベルギーでしたっけ、「ピルスナー」が一番良いので、って値段がだいぶお高いので比べちゃうのは問題ですが、そっちの方向性で商品開発してくれないのかしらん、と思いますの、私。

 って、話逸れるけど思い出した、アサヒの「食彩」とかいう缶ビールが、「ピルスナー」っぽくて、好感持てたんだった(ただしかなり値段もよかった)。

 だけど「ピルスナー」には及ばなかった。確か「ピルスナー」よりも高かったはず。残念。

 そうだ、いろいろ飲んでんだけど、なかなか投稿しなくて。いろいろ書いたんで、もうこの辺で終わりにいたします。


 付)なんだか缶ビールよもやま話になっちゃいました。

 注)お酒の投稿、またあると思います。

 蛇足)ということは「JJ」(こちらは缶チューハイですが)も飲んだのね。あれは水です。ほんと水みたい。でもアルコール4%もある。母も「水みたい」と言ったくらいだから、間違いない。全然売れてないみたいです。危険ですよ、あれ。水みたいってガブガブ飲んだら、大変なことになっちゃう。悪酔いすること請け合い。

本格麦焼酎 うかぜ

2024-04-23 03:00:00 | グルメ、健康
 いつも使っているスーパーに入った新商品、それがこちら。「うかぜ」でございます。

 帯の謳い文句の「ビスケットやパンを思わせるような甘芳(あまこう)ばしさ」に惹かれましたの。

 で、飲んでみてどうかという話(そうそう値段は税別1049円、内容量900ml)。


 「赤霧島」が典型ですが、蜂蜜みたいな味わいの焼酎って、あるじゃないですか。あれが苦手な人は案外いるはず(私もそう)。そういう人のために作られた焼酎なんじゃないかと。

 だから蜂蜜系といえば、蜂蜜系なんですが、控えめで飲みやすいです。おいしく飲めます(私はロックでぜんぶ飲んじゃいました)。

 飲んでいて「ビスケットやパンを思わせる」とは頭に浮かびませんが、言われてみればなるほど、という感じです。

 非常にこだわって作っている印象です。興味のある方はぜひ。

グレンターナー ポートカスタ フィニッシュ(酒飲み手記その20)

2024-04-22 03:00:00 | グルメ、健康
 本来なら「ワイン飲んでます」の記事のはずなんですが、この間、母と久米川へ用事で行ったときに、うっかり寄るのを忘れてしまい、それっきり。

 それで考えたんですが、もういっそ「ワイン飲んでます」は不定期投稿にしようかなと。

 ワインは1本税別3000円以上出さないとダメなんだとわかったし、そうしないと食べ合わせだどうのこうのというのも意味がないこともわかりましたので。

 で、相変わらずお酒は晩酌であれこれ飲んでまして、いろいろと記事にできそうでして、今回はこちら。グレンターナーでございます。


 これね、どこで買ったのかというと、普通のスーパー。売れなかったらしく、ワゴンセールしてたので買ってみました。定価は確か税別約2400円(確か2300円代)。それの3割引なので、思わず手が出てしまいました。

 立派な円筒形の箱に入って、それなりの値段するし(3割引で買ったけど)、期待したんだけど、正直、これだったら同価格帯の他のウイスキーを買った方がいいですね。

 特にこれといった特徴はなく、普通のウイスキーの味わいです。簡単に言うと、サントリー角とか、それに近い感じ(そりゃまあ、角よりも値段しますから、品が良いですが)。

 ふと瓶の裏のラベルをよく見たら、輸入者が明治屋になっているんですね。取引先の住所は京橋の明治屋になっている。

 そこで思い出したことが。以前「バッファロー・トレース」っていうバーボンを飲んで記事にしたことがあったんですが、そのバーボンがこちら。



 今回のグレンターナーって、このバッファロー・トレースに似てますね、その味わいが。

 何で思い出したかというと、去年の旺玄会東京支部展の会場へ行くとき、地下鉄京橋駅の改札を出てすぐの壁に、このバッファロー・トレースの広告があったんですよ、明治屋で取り扱いあり、っていう。

 ということは、明治屋の好みなのね、こうした味が。しかしですよ、なんで私の地元のスーパーでこんな高いウイスキーなんか売ってたんだろう(私が住んでいるのは東京の北多摩)。何か取引関係にあるのかしらん。

 まあ飲んだことのない銘柄でしたので、もちろん飲んでみてよかったです。へえーって感じで。

 でもこうしてみるとやっぱり私の場合、ワインよりもウイスキーなんだなあと改めてそう思いましたの。

 そう思いつつも、日本酒で晩酌したいと思う今日この頃の私でした(際限ないね、酒飲みは)。


 付)と書きながら、ここんとこ、焼酎ロックで晩酌しております(何だこりゃ)。これはこれでまたの機会に記事にしたいと考えております。

 注)この「酒飲み手記」、月1回、投稿していくつもりでおります。

 蛇足)一時期、サントリーホワイトとバランタインを交互に飲んでたんですが、やっぱり、なまじウイスキーに関して舌が肥えてしまったため、マンネリで、ちょっとある意味、つらくなってきたので今は止めてます。

久保田 純米吟醸にごり

2024-03-22 03:00:00 | グルメ、健康
 スーパーで税別1300円で売ってたので、思わず買ってしまいました(買ったのが先月なので、とっくに飲んでしまいましたが)。

 「百寿」や「千寿」(「万寿」ってのもありますが)で有名な、あの久保田がにごり酒を出したとあれば、興味を引かれ買ってみたくなるもの。

 しかも四合瓶で税別1300円なら手を出せる値段。

 で、飲んでみて驚いたのが、酸味があって、さらりとした飲み口。つまりは飲んで甘ったるくなく、口の中がべたべたしない。

 私が今まで飲んだ、にごり酒(って大して飲んでませんけれど)とは違いました。これはいいなあと思い、実はもう一本買っちゃいました(そして飲んでしまいました)。

 おいしかったです。甘いけれども、すっきりとした味。酸味のある、にごり酒って私は初体験。

 少しでも興味が出た方、一度飲んでみましょうよ、お薦めです。


 付)なかなか投稿できなくて、今頃になってしまいました(しかも臨時投稿)。

ワイン飲んでます その8(酒飲み手記その19)

2024-03-21 03:00:00 | グルメ、健康
 先月の28日に、久米川の「なんでも酒やカクヤス」へ行ってきました。

 ところが、何と!「2本で税別5000円」コーナーがなくなっているじゃあ、ありませんか。せっかく喜び勇んでいたのに。

 でも、なぜか「2本で税別3000円」コーナーはそのまま残っていたので、今月分はこれにしました(せっかく来て何も買わずに帰るのもなんなんで)。

 それがこちら(この記事の見出し画像を拡大再掲)。



 「コロンベル メルロ・タナ 赤」(写真左)、「コロンベル コロンバール・ソーヴィニヨン・ブラン 白」(写真右)。どちらも税別2000円ですが、2本セットで税別3000円になるという。

 「2本で税別3000円」コーナーだと、赤と白で銘柄を合わせやすい。この「コロンベル」は、フランスのワインだそうです。

 で、飲んでみてどうかという話になるんですが、赤は、赤ワイン独特の癖(赤ワイン特有の嫌味)が少なくなっており、白は、酸味と甘みのバランスが取れており、いい感じです。

 って、これって、もはや毎度の感想なんですよね。税別1本2000円クラスのワインはこうだという。それがわかっているから、今度は税別1本3000円クラスを飲まないといけないという(新たな発見のために)。

 うーむ。一応、来月分も久米川の「なんでも酒やカクヤス」へ行きますが、そこでまた今回みたいに「2本で税別5000円」コーナーがなかったらどうしよう。

 別にこの店は酒の量販店なので、高いワインなんていっぱい売ってますもんで、そこから選べばいいんだけど、それだと税別1本3000円、税別2本で6000円で割引なし、ということに。

 来月分をどうするか、決断を迫られているわけですな(どうするか、よく考えておきます)。


 付)今月はこんなワインも飲んでみました。



 「ムーチョ マス 赤」というスペインの赤ワインで、税別965円。こちらはスーパーで買ってきました。

 私も多少、ワインの味がわかってきたと実感。これ飲んで、やっぱり税別1000円クラスの味なんだよなあとわかったもんで。

 スペイン産の赤ワインなので、甘い味つけのものが合うという私の考えは的中。たまたま副菜で出した「れんこんのきんぴら」がぴったり合いました。

 ラベルにある通り「ちょい甘&ブルボディな赤ワイン」です。母が気に入った模様。私も嫌いじゃないですけれど、ちょっと甘いかなあ。甘すぎない? 

 好きな人は好きですね、これ。はまる人は、はまるって感じ。悪くない味なので、よろしかったらぜひ。

ワイン飲んでます その7(酒飲み手記その18)

2024-02-28 03:00:00 | グルメ、健康
 今月は、「イエローテイル」各種や「王様の涙」を晩酌で母と飲んでました。

 つまりは、もうワインについては総仕上げでいいかなと。一度飲んでいて、その味を忘れていたのを、再度飲んでみてどう感じるのか、何を思うのか、そんなことを記事にして、いったんこの「ワイン飲んでます」を終わりにしようかと思ってました。

 というのも、高価なワインを買いに行かないので、つまりはそんなに行く気がしないのなら、無理に行くこともなかろうと、もう概ね満足したのだから、この辺でお終い、っていうことにしようと。

 でも気にはしてました。最後に高いワインを1回くらい飲まないとなあと。

 で、たまたま今月の11日、月一回の新宿詣での帰りに、久米川の「なんでも酒やカクヤス」へ寄れたので、買ってこれました。



 それがこちら(この記事の見出し画像を拡大再掲)。



 以前、この店で2本で税別3000円というのを買ってきましたが、今回は2本で税別5000円というもの。

 左が「シャトー・レコンブ 1995 プルミエール・コート・ド・ボルドー」というフランスの赤ワイン。

 右が「ケンダルVシャルドネ」というアメリカの白ワイン。

 どちらも税別3000円ですが、2本買ったので税別5000円になったという。

 2本で税別3000円コーナーもそうですが、この2本で税別5000円コーナーも、それぞれのワインについてあれこれ説明書きが貼ってあるんですが、どれを買ったらいいのか、さっぱりわからず、今回も当てずっぽう、個人的にラベルが印象的なものということで選びました。

 残念ながら同じ銘柄で赤と白を揃えることができませんでしたが、まあもう、それはそれでよし、としましょう。



 さて、ここからが問題。肝心なところ。いざ晩酌で飲んでみると大変なことに。

 写真左の、フランスの赤ワイン「シャトー・レコンブ 1995 プルミエール・コート・ド・ボルドー」ですが、さっぱりとしていて、さらっとした飲み口。

 最初、埃っぽいなあ、とか思ったんですが、何か違うなあと思って、ふと気づきました。これって、スモーキー(煙臭い)じゃん、って。

 ウイスキーにはスモーキーなものがあるのは知っていて、そういうの好きなんですが、まさか赤ワインも3000円となると、スモーキーになるのかと衝撃を受けましたの、私。

 もちろんたまたまこの赤ワインがスモーキーなんでしょうが、スモーキーな赤ワインがあると知っただけで、個人的には十二分に衝撃的でした。

 たまたまこの日の夕食には切り干し大根の煮物と煮込みハンバーグがあったんですが、特に後者で飲むと、煙臭さは消え、ワインの味も変わり、ぐっと良くなったような気が。

 赤ワインには肉とか、濃い味つけのものとか言うのは、つまりはこうした食べ合わせというようなことは、ひょっとしたら、少なくとも最低3000円以上するものに対してなのであって、それ以下では赤にしろ、白にしろ、お好みのつまみを合わせればそれで構わないのではないか。つまりは食べ合わせもへったくれもない、そんな感じなのかもと思いましたの。

 だからそのせいか、サントリーだったかのホームページで赤、白、に合うつまみを紹介してましたが、結局のところ、好きな物で飲んで下さいと書いてあるのは、実はこういうことだったのかと。

 安いワインには食べ合わせなど気にする必要もなく、高いワインになって初めて食べ合わせを考慮する必要があるということじゃないのかしらん。



 そして写真右のアメリカ白ワイン「ケンダルVシャルドネ」ですが、こちらは赤ワインの「シャトー・レコンブ 1995 プルミエール・コート・ド・ボルドー」のような衝撃はありませんでしたが、やっぱりなあと思うところがありました。

 というのは安い白ワインって、甘いのと辛いのと二極化していて、どっちが正しいんだろうと思っていて、そこで得た結論は、白ワインって、みかん同様、酸味と甘みのバランスが大事で、どちらかに偏ってもダメ、よろしくない(っても別にそれはそれでおいしく飲めちゃいますが)。

 ちゃんと酸味があるからこそ甘みを感じるわけで、おいしいみかん、甘いみかんには、隠し味のように酸味がちゃんと効いている。

 この白ワインもそう。ほどよい甘さで、日本酒の冷酒みたいに、すいすいと飲みやすいですが、この甘みにはちゃんと酸味が効いてます。

 だから高い白ワインは、甘すぎず辛すぎずで、ほどよい感じのものがよいのではなかろうかと思いましたの、私。

 高い白ワインになって初めて、食べ合わせで魚がよいとかいう話になるのね。



 そういうわけで、非常に刺激的な2本となりました。そしてこの2本を飲んで気づいたことがあります。

 今まで何だかんだ言って高いワインを買わなかったのは、どれを飲んでも大してその味わいが変わらないからだったんだと。

 2本で税別3000円のを飲んでも、そりゃおいしいっちゃ、おいしいですが、刺激的なことはない。何か新しい、驚くべき発見がない。だからじゃないかと。

 ウイスキーの場合、いろいろと発見があったので、ついつい、毎月いそいそと「なんでも酒やカクヤス」久米川店へ買いに行ってましたものね、私。

 そっか、ワインで刺激や発見を得たかったら、2本で5000円に手を出さないとダメなんだなあとわかりました。

 で、わかったら、俄然、興味が出てきました。今月分で、つまり「ワイン飲んでます」の月一回の投稿も、今月の「その7」で終わりにしようと思っていたんですが、そうはなりません。

 来月以降も続行します。今後は毎月「なんでも酒やカクヤス」久米川店へ行き、2本で税別5000円コーナーでしか買ってきません。

 もちろん他の安いワインも飲みますけれど(普段通りスーパーで買ったりしますが)、とにかく月一回、久米川へ行きます。

 思いっきりモチベーション(動機づけ)が上がりました。私にとって酒はただの嗜好品。だからこそ何か発見が欲しい。飲んでためになることがないと続かない。

 これで当面続けられそうです。やる気満々です。



 付)っても毎月5000円、税金入れて5500円を給与から確保しておかないと。

 注)さっさと高いワインを飲んでりゃ、よかっただけの話なんですけれども(あー、情けない)。

 蛇足)ちょっと面白くなってきました。ひょっとしたらワインの奥深い世界を垣間見たのかも。

純米酒「浦霞 そぞろ」(酒飲み手記その17)

2024-02-01 03:00:00 | グルメ、健康
 スーパーで見かけて、前々から気になっていたんですが、この間、母と一緒にこれで晩酌するならと、買ってみました。

 買い渋っていた理由は、この四合瓶で、税別1350円もするから。いいお値段。

 しかしラベルに「吉田類 お薦め」と書いてあるのは、伊達じゃなかった。飲み口はさらりとしていますが、コクがあります。
 
 こうした味わいの日本酒は他にもあるのかもしれませんが、私は初体験。かなり印象的で、驚き。そしてもちろん、うまい。


 買うときから「吉田類 お薦め」と書いてあるのは知っており、実はそれも買い渋りの理由にもなってました。

 というのは吉田類は、自身の番組、毎週月曜夜9時、BS TBS放送の「吉田類の酒場放浪記」で見る限り、ぬる燗が好みなので、この「浦霞 そぞろ」も、ぬる燗にしないと、その味わいを楽しめないのではないかと思い、ぬる燗にするの、面倒臭いなあと思ってました。

 ところが、買ってきて家で裏のラベルを見てみたら、冷やしても、常温でも、上燗でもいいので、だったらと冷やして飲んでみた次第。

 飲んでみた感じからいうと、確かに上燗にしてもおいしそうなのは容易に想像がつきます。冷やしておいしいので、それで全部飲んじゃいましたけど。


 やっぱり酒は、私は今流行の「純米大吟醸」ではなく「純米酒」がいいなあと、実感いたしました。

 まあそれにしても、四合瓶で税別1350円ということは、一升瓶に換算すると税別約3400円もするわけで、そりゃ、おいしいよなあと。

 まだ未体験の方、特に純米大吟醸があまりお好きでない方はぜひ。


 付)この「浦霞 そぞろ」、よくスーパーで見かける一升瓶の「浦霞」の味わいも残ってます。普段から「浦霞」を飲んでいる人なら気づくと思いますが、私のように前によく飲んでいた人の場合、言われないとわからない感じ。でも言われたら、「ああ、確かに」ってわかります。

ワイン飲んでます その6(酒飲み手記その16)

2024-01-18 03:00:00 | グルメ、健康
 今月は安いワインの飲み比べになってしまいました。

 ちゃんと「なんでも酒やカクヤス」へ買いに行こうと思っていたんですが、時間が取れなかったもんで。

 やっぱりワインに対する情熱がないのと(ああ、それ言っちゃいます?)、今年は休みが元日だけで、去年みたいに3連休でなかったのが大きいです。

 しかしがなら、きっかけは写真のこちら(見出し画像に同じ)。



 フロンテラの赤、白(税別499円)。これをスーパーで普段の晩酌用に買ったんですが、これの上位版があるのを知って(それが下の写真)



 フロンテラ・プレミアムの赤、白(税別869円)も買ってみた。

 で、飲み比べてみると、やはりプレミアムの方が、私が勝手に言っている、ワイン独特の風味というか、癖みたいなものが弱まっている。


 で、ここで既に、税別で2736円も使っているわけで、ここで何かまた買えば、目標の税別5000円付近に到達すると思い、



 これも買ってみた。グラン・ベロの赤、白(税別764円)。

 ところが飲んでみて、これには先程述べた、ワイン独特の癖が赤には思いっきりあるじゃないですか。そして白は水っぽいですが、飲みやすく、すぐに空いてしまいました。

 うーむ。何だかラベル見ると見ると、いろいろ評価されているみたいなんですけど。

 これで計6本、合計4264円。というわけで、今月はこれでいいかと(結局、近場のスーパーで手を打ってしまった)。

 しかしながら、ちゃんと赤と白のセットで買いましたけれど。

 できれば、来月と再来月で、月一回のこのワイン飲み記事を終わりにしたいと思っているんですが、それにはやはり「なんでも酒やカクヤス」で、1本税別2500円、赤、白、合わせて税別5000円のを買ってきて、飲んで締めないと。

 そう言っていて、いつも買いに行かない。反省。来月こそは。


 注)もともとワインの味がわかりたいからと始めたこの連載ですが、何となくでなく、大体の当たりはついてきたので、そろそろ終わりにしてもいいかなと。

 付)それが正しいかどうかはともかく、ワインを飲んで、自分なりの判断を下せたらいいなと思っていたので、その目的は達成できたもんで。