蕎麦の散歩道

美味しい蕎麦と、楽しい食の道を歩む。

珍珍(ぜんぜん) 小岩  辛いも二度目なら

2016-09-10 10:14:15 | 中華・エスニック・欧



随分前に、娘が四川で美味しい店があって、なかなか予約が取れなくて。だけど
噂どおり美味かった、とぼんやり聞いていた。
それから暫くして、孤独のグルメに取り上げられて、友人たちから、行かないかと
誘われ、娘に店の事を詳しく聞いて出かけた。
それが、昨年の寒い時期だった。
ずしんとくる辛さで、だが、ジワリと旨みが舌に広がって、口中にやや痺れがあった。
それを洗い流そうと、紹興酒をたっぷり含んで呑んだ。



今、世間を騒がせてる人も来てるんだ。あんな美人と噂になるだけ幸せ者だ。
それだけに、やっかみと嫉妬がひどいのだろう。世の中、そんなものだな。致し方ない。
人は他人の幸福には素直になれないし、むしろ、不幸を喜ぶ。
そう思う心に、どれだけ折り合いをつけるか、神から試されている。




というわけで、二度目の来訪は盛夏、アツアツの体に辛いのはどうだろうと
4人でテーブルを囲む。最初は6人だった(六人以上はコース、それ以下はアラカルト)
4人に変更して思わぬ得をすることになる、お店には申し訳ないが。


麻婆豆腐、舌が痺れて気持ちがよい。
絹豆腐を痺れと辛味の調味で覆い、すんなりとは食べさせてはくれない。
紹興酒は18年もの、これをロックで呑んで、口中の痺れや辛さを流す。
これがまた美味しい。4人で4本空けた。ママが驚いていた。



辛いも二度目なら、いいね、とかん高い声。
恋も二度目なら・・・、そんフレーズを思い出したが、自分のなかに仕舞った。
誰もそんな歌は知らないな。


泡菜魚(パオサイ・ウィー)というらしい。

これはコース料理しかないのですが、と勧められた。
きっと、僕らの予約の人数キャンセルで用意してあったのかも、
悪いことをしてしまったが、得をした。

鯛のスープで、特別に美味い。これはすんなり腹に入った。
「スープは飲んでいい?」と誰かが聞いたが、即座に、駄目だしがママからきた。
「中の鯛しか食べない、贅沢だ」、笑い声。



じゃがとろ・・・名物料理 ひき肉とジャガイモだけなのだが、辛いものに囲まれた料理の
中ごろに頂くと、とろりとしていい味。





これは食べられる?唐辛子を指差す。
ママから駄目だし。
「海老だけ食べる、贅沢だ」、笑い声。しかし、海老が辛味に覆われて美味い。
唐辛子を食べたい欲求にかられるが我慢だ。

チンジャオロース
これは、なかなか美味い。なんだろう?辛味がさらさらしていた。

麻・辣・酸・甜・苦(マー・ラー・スァン・テン・クー)。・・・、これが四川の料理の基本だ。
しびれ、からみ、すっぱみ、甘み、苦味。

マーで山椒の焦がし油が持ち帰りにあり、ラーの唐辛子油もある。
マーは最上位でこれはいいよとママが言っていたが、僕は前回とおなじラー油をテイク
アウトした。
ラーも二度目なら、もっと活用の仕方が上手くなるだろう。

四川食堂 珍珍
江戸川区西小岩4-9-20 03-3671-8777  定休月曜 18:00~22:00

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

アモローソ 牛込神楽坂 生ハム削りだし、ガスパチョ、スペイン仕様の夜

2016-07-19 10:12:52 | 中華・エスニック・欧


丸ごと一本、生ハムを削りだしで前菜に出してくれる。
スペインのバルよりは美味いと思う。

生ハムをナイフで削る。
これが酸味が出なくて、ほどよい甘みをくれる。

この夜は酒が一滴も飲めない女性が加わった。都合四人。
この方は呑めないけど、宴席が好きで、すし屋だろうが、和食店だろうが、そば屋だろうが
楽しく参加される、それが不可思議。
よく食べ、よく笑い、そして、仕事もよくされると聞いている。
ちなみに、僕以外は現役で、それぞれ、立派な仕事をお持ちだ。
もう一人、我々と常連になりつつある男性は、ワインを飲めなかったが、
もうこの店には5度目で、赤ワイン以外は平気で飲めるようになった。
だからといって、彼女に無理にすすめたりはしなかった。
シェフが最初に、ノンアルコール飲料を4本並べると、彼女はお茶を手に取った。

スプーンでつまみのようなものを挟んで料理が出てくる。
黒胡麻ペースト
スペインの代表的なスープ、ガスパチョ。


きゅうりの味がアクセントになって、ワインにとても合い、舌に心地よい。
毎回、スープは野菜をベースにしたものでしつらえ楽しみ。
このガスパチョの味のバランスに
一同が声を上げた。

干しトマトのペースト


ほたて、海老、おくらを香味野菜のソースで絡めてある。

ジャガイモのムース


パルメザンチーズの枝豆のソース

トリュフのペースト


自家製のカオレッチェ、食感が面白い。



メインは牛のほほ肉にした。ふわふわとろける。
この日のメインは鯛、子羊、鴨など。

デザートはいつもの
チョコレートムース

酒を飲まない方も料理と、我々の冗談と冗漫な会話に満足されたようだ。次回の予約
にも人数で参加をされた。やはり魅力的な店で、CPがよくリピートしたくなるのだろう。
ワインを数種飲み、ゆっくりと会話を楽しむ。僕のような、もう生き急ぎしない者には
良いお店だ。
後の方たちのように、忙しい日常を送るには、この店はどうなのだろうか。

新宿区中町22-3  03-5261-2550 前回の記事


http://diamond.jp/category/s-sobaya

手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
http://diamond.jp/category/s-soba


ダイヤモンド社刊(検索
著作・鎌 富志治(かま としはる)・夢ハ toshiharu2316@jcom.home.ne.jp

コメント
<iframe class="hatena-bookmark-button-frame" style="height: 20px; width: 50px;" title="この記事をはてなブックマークに追加" src="javascript:false" frameborder="0" scrolling="no" width="50" height="20"></iframe>
<iframe id="I1_1468889851599" style="height: 20px; width: 32px; position: static; left: 0px; margin: 0px; top: 0px; visibility: visible;" title="+1" name="I1_1468889851599" src="https://apis.google.com/se/0/_/+1/fastbutton?usegapi=1&count=false&size=medium&origin=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp&url=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Ftoshiharu2214&gsrc=3p&jsh=m%3B%2F_%2Fscs%2Fapps-static%2F_%2Fjs%2Fk%3Doz.gapi.ja.H9On2dfzsJo.O%2Fm%3D__features__%2Fam%3DAQ%2Frt%3Dj%2Fd%3D1%2Frs%3DAGLTcCPDHZi_Se41E02yg7ReetYcDSjeZA#_methods=onPlusOne%2C_ready%2C_close%2C_open%2C_resizeMe%2C_renderstart%2Concircled%2Cdrefresh%2Cerefresh&id=I1_1468889851599&parent=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp&pfname=&rpctoken=92399712" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" width="100%" data-gapiattached="true"></iframe>
<iframe style="overflow: hidden; height: 21px; width: 164px; position: relative; top: 1px; border-image: none;" src="http://www.facebook.com/v2.4/plugins/like.php?locale=ja_JP&href=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Ftoshiharu2214%2Fe%2F42a8bd6caea48a6dc5edc6f9d83e3625&layout=button_count&action=like&share=true" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

七蔵  新橋   30年持たせる、味わい

2016-06-07 09:48:31 | 和食

もうかなりのご無沙汰の店だ。
付き合いはかなり古くて、30年は経つだろうか。
前店はこのビルの地下で10席程度しかない狭い店だったが、当時から
ランチは開店前には客が並んで待った。
稲庭うどんのランチで、夜は懐石コースだけ、それも予約客だけの店だった。
それが、10年前に同じビルに移転して、40席の大きな店になった。


刺身は品質のよいものをそろえている。盛り合わせが美味い店は流行る。
魚金もその類だ。


この日も予約客で満席で、カウンターの予約で一週間前に電話で二席確保した。
このところ、さらに人気が出たようで、新店で何回か来ていたが、当日の予約で
入れた記憶がある。
旧友と二人、40年来の付き合いだが、昔話に戻ることなく、最近の話題だ、もっとも
彼は七十歳半ばで現役のアートディレクターの仕事を、無理のない範囲で、息子二人が
跡を継いでいるので、こなしてるようだ。


キムチ仕様の白菜漬け、これは必ず土産でももって帰る。


ここの名物は白菜漬け(キムチ味で、にんにくが入ってない)だが、料理もかなり揃っている。料理ではローストビーフが美味い。
流石に僕と彼の胃だから、料理も少ない。
刺身、穴子の白焼き、くらげ酢など、小さい肴が2、3品。

彼のオフィスの人材、フロアーの手配などの相談が主で、あとは僕の
最近の状況を報告する。


年を重ねても明日のことがずっと話せて、それで、終始できる友人たちに
恵まれている。
先週のイタリアンでも30年来の友人、彼は現役でまだ要職にいるが、そんな彼とも
話題は次のことをどうするかだった。






名物の稲庭うどん、漬け汁がこの七蔵を新橋の人気店にしている。
30年持っている、味だ。


七蔵 東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館2階 
    03-3571-5012 11:20~14:10 17:00~22:00
    定休日 土日祝 前回の記事


http://diamond.jp/category/s-sobaya

手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
http://diamond.jp/category/s-soba


ダイヤモンド社刊(検索
著作・鎌 富志治(かま としはる)・夢ハ toshiharu2316@jcom.home.ne.jp

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

アモローソ 牛込神楽坂 中身の濃い、3時間の過ごし方

2016-05-22 13:51:02 | 中華・エスニック・欧


時間より5分前に店に入ったが、連れたちはすでに、スパークリングワインを
やっている。かれらよりは、これで、一杯は遅れを取る事になるはずだ。
10年熟成のチーズ、乾いた食感がいい。

それが終わると、胡麻などのつまみが少しずつでてくる。
スパークリングは3杯は飲むようになる。



特製のパン、これはパン屋でこの店のためにだけ作られるようだ、
軽く焼いて出てくる。



トリュフ、これは白ワインが出てくるサインだ。
ここは、スプーンで一口で食べられるつまみがいいアクセントになっている。



マッシュルームにカリフラワーなどがブレンドされたスープ。
オリーブオイルがアクセントになって、なかなかの逸品だった。
スプーンでかき回さないで、すっと口に運んでくださいとの、シェフの言葉が
添えられた。自信作なのだろう。



白ワインを二杯、
乾燥トマト、たまねぎ、茄子、それぞれ保存食調理で仕上げた
もの。

ジャガイモのペースト

海老のパスタ・・・イタリア産の粒粒感のある米、いい食感、これもパスタということだ。



和三盆をベースにした甘栗ペースト。
デザートワインを挟む。


赤ワインの頃は、自家製のソーセージ。
持ち帰りしたいくらいに美味い。




メインは牛のクリーッパー・・・腸をのことをそう呼ぶのだそうだ。
メインは鯛、子羊、子牛などのグリルなど、4種類が用意されていてそこから
セレクションする。
ブロッコリーなども焼き加減を硬くして、肉の食感と合わせてある。
今日も白二種、赤二種、スパークリング、デザートワイン
そして、最後にブランデー、しっかり飲んでしまった。

この日は、スープ、自家製のソーセージが出色だった。
席は12席、それぞれ30分置きや1時間遅れのリザーブで、スタートがばらばら
だが、客を待たせることがない。
グラスが空けば、すっと注ぎに来てくれる。一人なのに、シェフとソムリエが同じ
体に住み着いているようだ。
客はただ会話を楽しみ、冗談を言いながら、3時間ほど過ごす。
中身の濃い時間、そんな過ごし方をさせてくれる。


新宿区中町22-3  03-5261-2550 前回の記事


http://diamond.jp/category/s-sobaya

手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
http://diamond.jp/category/s-soba


ダイヤモンド社刊(検索
著作・鎌 富志治(かま としはる)・夢ハ toshiharu2316@jcom.home.ne.jp

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

モナリザ 丸の内  微笑と笑いと、大きな拍手が起きた

2016-05-16 14:17:16 | 中華・エスニック・欧

この日は、ちょっとした記念日だった。
我が家は、何かあるとモナリザに来る。娘の誕生日、息子夫婦のお嫁さんの
誕生日祝などなど。
誕生日だからと前もって電話をすれば、ケーキが店からプレゼントされるのだが、
それはまだ知らせたことがない。
テーブルだけで、シャンパンやワインで乾杯して、モナリザの料理を味わうことにしている。
今日の記念日は気恥ずかしくてとても人様に公言できるものではないので、ワインの
乾杯だけにした。

つきだし(アミューズ)
ハマグリを白身しんじょうに包んでコロッケにして、一口で味わう。


カブとカニのカネロニ仕立て
生花を二枚の透明なガラス器に挟んである。客が多いから大変な手間だろうが、何年か前からずっとこの皿で通している。
2009年にランチで訪問し、平均して、年に2回は来ている。だが、ヘビーユーザーとはまで
いかない。普通にリピーターである、もういいか、とも誰も言わないし、家族全員が気に入っている。


ネーム入りのパン


桜海老と新じゃがいものテリーヌ



ホワイトアスパラガスと帆立貝のフイユテ 柑橘ソース

少し見えづらいが、皿の縁に、36階から見える、東京の夜景が
描かれている。
隣の席では、その皿の説明で、わっと感動の声が上がる。
その隣の席では、バースデイケーキが寄せられて、拍手が湧いた。
角の席でもフラッシュがたかれて、お祝い事の記念撮影のようだった。


天然真鯛のブレゼ 春キャベツのスープ仕立て


仔羊もも肉のグリエ いくつかのトマトとグリーンマスタードソース

子羊の上品な味わい、ソースがふくよかだ。


フルーツのスープ


デザートが3種







アミューズから前菜、メインまでいつもながら美味しい、とフロアの方に告げた。
このような声はもっと具体的なほうが伝わると思うが、どの食材がどうなんだ
というより、すべてがハーモニーのごとく調和が取れている。

一生に一回は行きたいという店、年に一度は行きたい店、四季折々に行きたい店、
そして、記念日にはこの店。モナリザは多分、後者の客が多いかもしれない。
きっと、それは一生行きたい店になるのだろう。
そして、ずっと死ぬまで記念日が家族にあることを祈りたい。



 モナリザ 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル36階 前回の記事
03-3240-5775


http://diamond.jp/category/s-sobaya

手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
http://diamond.jp/category/s-soba


ダイヤモンド社刊(検索
著作・鎌 富志治(かま としはる)・夢ハ toshiharu2316@jcom.home.ne.jp

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加