◆この秋もG１戦線は不調が続いていて、年間の競馬収支も赤字ではあるが、なあにまだ１ケ月ちょっと残ってる。ここらで累損一掃を図ろう・・・・、ということで、今週は早めに予想を開始することにした。
まずは、出走予定馬をみておこう。
ウインテンダネス（6歳）
エタリオウ（4歳）
カレンブーケドール（3歳）
シュヴァルグラン（7歳）
ジナンボー（4歳）
スワーヴリチャード（5歳）
タイセイトレイル（4歳）
ダイワキャグニー（5歳）
ダンビュライト（5歳）
マカヒキ（6歳）
ムイトオブリガード（5歳）
ユーキャンスマイル（4歳）
ルックトゥワイス（6歳）
レイデオロ（5歳）
ワグネリアン（4歳）
◆馬齢によるフィルター
ＪＣはここ１０年で６歳以上の馬で馬券対象となった馬は皆無。例年以上に手薄なメンバーではあるが、過去の傾向は尊重するに越したことはない。ＪＣ馬もいるが、ここはスパッと消しにしておく。
ウインテンダネス、シュヴァルグラン、マカヒキ、ルックトゥワイスの４頭が消えた。
◆血統
ダービー、オークスで予想ファクターに使った「ＳＳ×NureyevまたはDanzig」という東京2400mのプレミアム血統を持つ馬はたとえ人気薄でも押さえておきたい。ただし、この血統でなくても東京2400mの重賞に勝ち鞍がある場合は、マークしておく必要はある。
◇血統ＮＧ
エタリオウ
カレンブーケドール
スワーヴリチャード
タイセイトレイル
レイデオロ
◇血統ＮＧ馬のうち東京2400ｍのＧ１戦3着以内または重賞勝ちあり＜復活＞
スワーヴリチャード（ダービー２着、アルゼンチン共和国杯１着、ＪＣ３着）
レイデオロ（ダービー１着、ＪＣ２着）
エタリオウ、カレンブーケドール、タイセイトレイルの３頭が消えた。
◆予想１日目はここまで。あとは徐々に絞り込んでいき、重み付けをしていくことにする。
ここまで生き残った馬達は以下のとおり。ラヴズオンリーユーは斤量含めて有力だと思ってたんだが、香港ヴァーズ行くんだってな。
ジナンボー（4歳）
スワーヴリチャード（5歳）
ダイワキャグニー（5歳）
ダンビュライト（5歳）
ムイトオブリガード（5歳）
ユーキャンスマイル（4歳）
レイデオロ（5歳）
ワグネリアン（4歳）
----------------------------------------------------------------------------------
◆レイデオロは、そろそろ競走馬生活の終活に入ってきている。引退後の種牡馬としての価値を高めるためには、３歳時にシュヴァルグランの２着で取り逃がしたＪＣと４歳時にブラストワンピースの２着だった有馬記念をぜひとも勝ち切りたいはずだ。
アーモンドアイとの能力比較でいえば、競走馬としての能力値はアーモンドアイの方が一枚上手だが、こと引退後の財産価値からいえば、１年に１頭しか子供を産めない牝馬よりは、年間３ケタの種付けが可能な牡馬の方が遥かに有用だ。
しかも、レイデオロはサンデーサイレンスの血が入っておらず父キングカメハメハなので、ＳＳ系牝馬との相性も抜群。交配希望が殺到することは間違いない。
凱旋門賞連覇のエネイブルに重ね合わせて「アーモンドアイによるＪＣ連覇」というのも競馬ファンにとっては見たかったところではあるが、競走馬が経済動物であることからすれば、この秋におけるアーモンドアイが香港遠征を選択した理由は、レイデオロにＪＣと有馬記念を勝たせるためだったのだろう。それだけに、このレースにかける陣営の本気度合は信頼がおけるものと確信する。
ＪＣと有馬記念の連勝を狙うためには、今秋復帰戦となったオールカマーは勝つ必要が全くないレースだった。今秋３戦目の有馬記念に余力を残すためには、オールカマーは「単なるＪＣにむけての調整替わりの出走」であり、その緩い仕上げで無事レースを終え0.4秒差4着の結果ならば陣営は悪くない結果だったと安堵したことだろう。
この中間はノーザンファーム天栄で調整されて予定通り10月30日に美浦に帰厩。万全の仕上げでここに臨むことができるものと確信する。また万が一、ＪＣを取りこぼしたとしても大惨敗でなければ次走の有馬記念も続けて高評価して問題ないと思う。
◆レイデオロの１着を確固たるものにするためには、他の有力馬には短期免許で参戦する外国人ジョッキーを乗せて「２着はいいけど１着になるな」との指示がノーザンから出ていそうな気がする。
ＪＲＡ所属の騎手だとゴールまでキチンと追わないと制裁対象となるのでそうした指示は出しにくいだろうが、訪日外国人ジョッキーなら制裁逃れの騎乗の機会も多く技術にも長けているだろう。なによりＪＲＡから「不正騎乗」」とジャッジされる恐れが少ないので、いかにもありそうな気がするぞ。
スポンサーの意向に沿った騎乗をすることは世界一流の証でもある。世界レベルの一流ジョッキーが最初から２着をとりにいけば能力的に劣る馬であっても馬券圏内にくる可能性も高まるので、馬連のレイデオロの２着候補として、「シュヴァルグラン＝スミヨン」「ジナンボー＝ムーア」「スワーヴリチャード＝マーフィー」「ムイトオブリガード＝ルメール」「ルックトゥワイス＝デットーリ」は馬の能力値はともかくとして押さえておきたい。
◆確定出走表
1-1 カレンブーケドール(牝3、津村明秀・国枝栄)
2-2 ワグネリアン(牡4、川田将雅・友道康夫)
2-3 ウインテンダネス(牡6、田辺裕信・杉山晴紀)
3-4 ムイトオブリガード(牡5、C.ルメール・角田晃一)
3-5 スワーヴリチャード(牡5、O.マーフィー・庄野靖志)
4-6 ユーキャンスマイル(牡4、岩田康誠・友道康夫)
4-7 ダイワキャグニー(牡5、石橋脩・菊沢隆徳)
5-8 レイデオロ(牡5、W.ビュイック・藤沢和雄)
5-9 ルックトゥワイス(牡6、L.デットーリ・藤原英昭)
6-10 ダンビュライト(牡5、松若風馬・音無秀孝)
6-11 シュヴァルグラン(牡7、C.スミヨン・友道康夫)
7-12 タイセイトレイル(牡4、M.デムーロ・矢作芳人)
7-13 エタリオウ(牡4、横山典弘・友道康夫)
8-14 マカヒキ(牡6、武豊・友道康夫)
8-15 ジナンボー(牡4、R.ムーア・堀宣行)
※出馬表・成績・オッズ等は主催者発表のものと照合してください。
2日目はここまで
------------------------------------------------------------------------------------
さてさて、予想３日目。追切が終わった時点での各陣営のコメントを集めてみた。レース直前のコメントよりもここでしているコメントが陣営の正直な評価を反映しているはず。
2019追い切り後コメント等
◇東京・芝状況～11/22（金）0：00PMの状況
天候＝雨
馬場状態＝稍重
使用コース＝Ｃコース。
芝の状態＝大きな傷みなし。野芝12-14cm。洋芝16-20cm。
◆カレンブーケドール
・とくに特徴的コメントなし
◆レイデオロ
・ここ何戦かあまり良い結果ではなかったが、久しぶりに良い状態のようだ。
・オールカマーは、ドバイ・宝塚で良くない結果だった影響と想定。
・NF天栄から「涼しくなってから体調が良くなってきた」との話あり。
・調教師からは「仕上がっているので乗り方は騎手に一任」とのこと。
◆スワーヴリチャード
・前走は勝負どころで勝ち馬から離されたことが痛い。最後も集中力を欠くところあった。
・夏に休んで一戦して上向いている。
・昨秋は、天皇賞＝もうひとつ、ＪＣ＝上積みで3着。
・人気馬近くの枠がいいな。→人気馬マークのつもりか？
◆エタリオウ
・前走は春の疲れもとれていい仕上がりだったが、気持ちムラで走る気がなかった。
・去年使用していた深めのブリンカーに戻す。
・気持ちのスイッチが入るかどうか。
◆シュヴァルグラン
・キングジョージ＝馬場合わず、インターナショナルＳ＝距離2000mとペース合わず。
・１週前にスミヨン乗ったが、調教動かなかったのでスミヨンから再度の調教騎乗要請あり。
◆マカヒキ
・前走は、３歳４歳時のガツンとくるところが無くなっているゆえ2000ｍ合わず。
・やる気モードスイッチ入るように併せ馬やチークピーシーズ等の工夫こらして調教してきた。
・気持ち的に真剣に走るので１戦ごとの消耗が激しく、好走が続かない。
◆ユーキャンスマイル
・2000ｍは短いかと思ったが、良く対応してくれた。反動もなし。
・３歳時はひ弱で内にもたれるところがあったが、馬体が大きくなり真っ直ぐ走れるようになってきた。
・昨秋の菊花賞以降、馬体は充実してきている。
・前走は直線で外にいった分の４着。
・左回りが得意。2400mに距離伸びるのはプラス。＜岩田：自信ありげ＞
◆ワグネリアン
・前走は枠順とスローの展開を考えたら、最後しっかり伸びてきて良い結果。
・先週は物足りない状態。日曜日に終いだけ、水曜は販路で感触を確かめる程度にやり、良い感じになった。
・若干行きたがるところがあるが、すぐに折り合いはつく。
◆ダイワキャグニー
・ハナ切るようにとの調教師指示あり。
◆ジナンボー
・馬のコントロールは問題なし。
・相手が強いので、いい勝負をするなら馬がだいぶ進化しないといけない。＜ムーア＞
◆ムイトオブリガード
・去年秋から本格化。脚元に不安がなくなり順調に使えるようになった。
◆最終評価
来日外国人は、あまねく押さえておこうと思っていたが、どうもムーアの乗るジナンボーだけは鞍上ムーアが「まだ経験値が足りない」と評しているようなので、馬券対象外にすることにした。
蝦夷地では東京の雨の降り具合がさっぱり分からないが、土曜日の競馬中継でみる東京競馬場は結構な湿り度合で、こんだけ馬場が悪化すると却って内外の有利不利がなくなり、道中内側でジッと脚を温存した馬が直線外に進路をとって上位にくる展開が頻発していた。しかもヨーロッパの騎手達は、ゴチャゴチャした馬群をものともせずに内ピッタリをロスなく進めている。こうしたレース展開は欧州では当たり前なんだろうが、日本の騎手は先行する馬の外側から追い上げていって結果脚があがっていることが多かった。
やっぱ、馬場が悪化した時はヨーロッパの一流騎手の方が一枚上手で、今回のＪＣのような状態だと、「馬８割、人２割」よりも「馬４割、人６割」だと思う。したがって、このレースは外国人騎手が上位を独占する可能性が極めて高いものと判断する。併せて、ノーザンＦの運動会の様相を呈していることもあり、ノーザンＦ一押しのレイデオロを中心視した馬券構成とする。
また、馬場悪化を踏まえて、最近のＧ１戦線では堅実ではあるが瞬発力負けでなかなか馬券に絡めていないスワーヴリチャードの評価を上げることにしてみた。
◆評価
◎ 8 レイデオロ＜ビュイック＞
〇 5 スワーヴリチャード＜マーフィー＞
▲ 4 ムイトオブリガード＜ルメール＞
▲ 9 ルックトゥワイス＜デットーリ＞
△ 11 シュヴァルグラン＜スミヨン＞
△ 12 タイセイトレイル＜デムーロ＞
△ 2 ワグネリアン＜川田＞
△ 6 ユーキャンスマイル＜岩田康＞
◆馬券＜45600＞
◇３連複＜24600＞
8,5-8,5,4,9-8,5,4,9,2,6,11,12 ＠400×24点＜9600＞
8-4,5,9-4,5,9,2,6,11,12 ＠1000×15点＜15000＞
◇３連単＜21000＞
8,5-8,5,4,9-8,5,4,9,2,6,11,12 ＠200×36点＜7200＞
8-4,5,9-4,5,9,2,6,11,12 ＠500×18点＜9000＞
4,5,8,9-4,5,8,9-4,5,8,9,2,6,11,12 ＠100×48点＜4800＞
◆結果
ＴＶ中継を眺めていて、３角ですでにビュイックが懸命におっつけている姿をみて、直線をみるまでもなく「ああ、レイデオロ吹っ飛んだな」と覚悟していたが、１着にスワーヴリチャードがきた瞬間に頭を抱えたぞよ。
ここ３年以上当たりのないＷＩＮ５で、最初の購入案は72点。ここ数戦、序盤のＷＩＮ１やＷＩＮ２で早めに頓挫していて「点数多く買って、早い時点でパーになると失望も大きいからな」との痛い経験から、「１レースだけ１点に絞って点数を36点にしよう」と考え、１点買いしたレースがＷＩＮ５の最終ＪＣだった。そこで切ったのが、〇評価の5スワーヴリチャード。
ここまで４戦を順調にあてて、残りＪＣのみとなっていたのに、何たることか。
過去のＷＩＮ５払い戻しを参考に、本日の払い戻しを概算ではじいてみた。ＷＩＮ４まで残っていたのは約4000票。これが半分になったとして約2000票が当選していれば、おおよそ15万円から20万円の払い戻し。痛恨の後悔にまみれつつＪＲＡのＷＩＮ５確定発表をみると、なんと「736250円」だと。
あああああ。3600円をケチって、70万円を取り逃がした。まさに痛恨の極み。。。。月曜日夜になっても、この痛みは消えない。早く週末になって、ＷＩＮ５の当選をオレにくれいいいい。
レース後の陣営コメントをチェックすると、今回のＪＣの馬場は極端に重の巧拙が影響したらしい。レイデオロも「調子は最高に仕上がっていたが、進んでいかなかった」とのこと。また、内外に差がない悪馬場に適性の高い馬のうち内側をロスなく進んだ馬が上位にきたようす。スワーヴリチャードは良馬場だと「瞬発力が見劣る」ところが、重い馬場が味方となった幸運に恵まれた結果と考えてもいいだろう。この後、有馬記念ではＪＣ馬となったスワーヴリチャードの評価が高くなるのだろうが、良馬場であれば今回のＪＣで重馬場適性がなかった馬達の巻き返しによる波乱が期待できそうだ。
2019年11月24日（日曜） 5回東京8日11レース 第39回 ジャパンカップGⅠ 3歳以上オープン（国際）（指定）コース：2,400メートル（芝・左）
1 枠3赤 5 スワーヴリチャード 牡5 57.0 O.マーフィー 2:25.9
2 枠1白 1 カレンブーケドール 牝3 53.0 津村 明秀 2:26.0 ３／４
3 枠2黒 2 ワグネリアン 牡4 57.0 川田 将雅 2:26.2 １ 1/2
4 枠8桃 14 マカヒキ 牡6 57.0 武 豊 2:26.5 １ 3/4
5 枠4青 6 ユーキャンスマイル 牡4 57.0 岩田 康誠 2:26.6 クビ
単勝5 510円 3番人気
複勝5 180円 3番人気 1 280円 5番人気 2 170円 2番人気
枠連1-3 2,050円 10番人気
ワイド1-5 880円 9番人気 2-5 490円 3番人気 1-2 700円 7番人気
馬連1-5 2,900円 10番人気
馬単5-1 4,810円 17番人気
３連複1-2-5 2,900円 7番人気
３連単5-1-2 19,850円 48番人気
投資＝45600円
回収＝0円
まずは、出走予定馬をみておこう。
ウインテンダネス（6歳）
エタリオウ（4歳）
カレンブーケドール（3歳）
シュヴァルグラン（7歳）
ジナンボー（4歳）
スワーヴリチャード（5歳）
タイセイトレイル（4歳）
ダイワキャグニー（5歳）
ダンビュライト（5歳）
マカヒキ（6歳）
ムイトオブリガード（5歳）
ユーキャンスマイル（4歳）
ルックトゥワイス（6歳）
レイデオロ（5歳）
ワグネリアン（4歳）
◆馬齢によるフィルター
ＪＣはここ１０年で６歳以上の馬で馬券対象となった馬は皆無。例年以上に手薄なメンバーではあるが、過去の傾向は尊重するに越したことはない。ＪＣ馬もいるが、ここはスパッと消しにしておく。
ウインテンダネス、シュヴァルグラン、マカヒキ、ルックトゥワイスの４頭が消えた。
◆血統
ダービー、オークスで予想ファクターに使った「ＳＳ×NureyevまたはDanzig」という東京2400mのプレミアム血統を持つ馬はたとえ人気薄でも押さえておきたい。ただし、この血統でなくても東京2400mの重賞に勝ち鞍がある場合は、マークしておく必要はある。
◇血統ＮＧ
エタリオウ
カレンブーケドール
スワーヴリチャード
タイセイトレイル
レイデオロ
◇血統ＮＧ馬のうち東京2400ｍのＧ１戦3着以内または重賞勝ちあり＜復活＞
スワーヴリチャード（ダービー２着、アルゼンチン共和国杯１着、ＪＣ３着）
レイデオロ（ダービー１着、ＪＣ２着）
エタリオウ、カレンブーケドール、タイセイトレイルの３頭が消えた。
◆予想１日目はここまで。あとは徐々に絞り込んでいき、重み付けをしていくことにする。
ここまで生き残った馬達は以下のとおり。ラヴズオンリーユーは斤量含めて有力だと思ってたんだが、香港ヴァーズ行くんだってな。
ジナンボー（4歳）
スワーヴリチャード（5歳）
ダイワキャグニー（5歳）
ダンビュライト（5歳）
ムイトオブリガード（5歳）
ユーキャンスマイル（4歳）
レイデオロ（5歳）
ワグネリアン（4歳）
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◆レイデオロは、そろそろ競走馬生活の終活に入ってきている。引退後の種牡馬としての価値を高めるためには、３歳時にシュヴァルグランの２着で取り逃がしたＪＣと４歳時にブラストワンピースの２着だった有馬記念をぜひとも勝ち切りたいはずだ。
アーモンドアイとの能力比較でいえば、競走馬としての能力値はアーモンドアイの方が一枚上手だが、こと引退後の財産価値からいえば、１年に１頭しか子供を産めない牝馬よりは、年間３ケタの種付けが可能な牡馬の方が遥かに有用だ。
しかも、レイデオロはサンデーサイレンスの血が入っておらず父キングカメハメハなので、ＳＳ系牝馬との相性も抜群。交配希望が殺到することは間違いない。
凱旋門賞連覇のエネイブルに重ね合わせて「アーモンドアイによるＪＣ連覇」というのも競馬ファンにとっては見たかったところではあるが、競走馬が経済動物であることからすれば、この秋におけるアーモンドアイが香港遠征を選択した理由は、レイデオロにＪＣと有馬記念を勝たせるためだったのだろう。それだけに、このレースにかける陣営の本気度合は信頼がおけるものと確信する。
ＪＣと有馬記念の連勝を狙うためには、今秋復帰戦となったオールカマーは勝つ必要が全くないレースだった。今秋３戦目の有馬記念に余力を残すためには、オールカマーは「単なるＪＣにむけての調整替わりの出走」であり、その緩い仕上げで無事レースを終え0.4秒差4着の結果ならば陣営は悪くない結果だったと安堵したことだろう。
この中間はノーザンファーム天栄で調整されて予定通り10月30日に美浦に帰厩。万全の仕上げでここに臨むことができるものと確信する。また万が一、ＪＣを取りこぼしたとしても大惨敗でなければ次走の有馬記念も続けて高評価して問題ないと思う。
◆レイデオロの１着を確固たるものにするためには、他の有力馬には短期免許で参戦する外国人ジョッキーを乗せて「２着はいいけど１着になるな」との指示がノーザンから出ていそうな気がする。
ＪＲＡ所属の騎手だとゴールまでキチンと追わないと制裁対象となるのでそうした指示は出しにくいだろうが、訪日外国人ジョッキーなら制裁逃れの騎乗の機会も多く技術にも長けているだろう。なによりＪＲＡから「不正騎乗」」とジャッジされる恐れが少ないので、いかにもありそうな気がするぞ。
スポンサーの意向に沿った騎乗をすることは世界一流の証でもある。世界レベルの一流ジョッキーが最初から２着をとりにいけば能力的に劣る馬であっても馬券圏内にくる可能性も高まるので、馬連のレイデオロの２着候補として、「シュヴァルグラン＝スミヨン」「ジナンボー＝ムーア」「スワーヴリチャード＝マーフィー」「ムイトオブリガード＝ルメール」「ルックトゥワイス＝デットーリ」は馬の能力値はともかくとして押さえておきたい。
◆確定出走表
1-1 カレンブーケドール(牝3、津村明秀・国枝栄)
2-2 ワグネリアン(牡4、川田将雅・友道康夫)
2-3 ウインテンダネス(牡6、田辺裕信・杉山晴紀)
3-4 ムイトオブリガード(牡5、C.ルメール・角田晃一)
3-5 スワーヴリチャード(牡5、O.マーフィー・庄野靖志)
4-6 ユーキャンスマイル(牡4、岩田康誠・友道康夫)
4-7 ダイワキャグニー(牡5、石橋脩・菊沢隆徳)
5-8 レイデオロ(牡5、W.ビュイック・藤沢和雄)
5-9 ルックトゥワイス(牡6、L.デットーリ・藤原英昭)
6-10 ダンビュライト(牡5、松若風馬・音無秀孝)
6-11 シュヴァルグラン(牡7、C.スミヨン・友道康夫)
7-12 タイセイトレイル(牡4、M.デムーロ・矢作芳人)
7-13 エタリオウ(牡4、横山典弘・友道康夫)
8-14 マカヒキ(牡6、武豊・友道康夫)
8-15 ジナンボー(牡4、R.ムーア・堀宣行)
※出馬表・成績・オッズ等は主催者発表のものと照合してください。
2日目はここまで
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さてさて、予想３日目。追切が終わった時点での各陣営のコメントを集めてみた。レース直前のコメントよりもここでしているコメントが陣営の正直な評価を反映しているはず。
2019追い切り後コメント等
◇東京・芝状況～11/22（金）0：00PMの状況
天候＝雨
馬場状態＝稍重
使用コース＝Ｃコース。
芝の状態＝大きな傷みなし。野芝12-14cm。洋芝16-20cm。
◆カレンブーケドール
・とくに特徴的コメントなし
◆レイデオロ
・ここ何戦かあまり良い結果ではなかったが、久しぶりに良い状態のようだ。
・オールカマーは、ドバイ・宝塚で良くない結果だった影響と想定。
・NF天栄から「涼しくなってから体調が良くなってきた」との話あり。
・調教師からは「仕上がっているので乗り方は騎手に一任」とのこと。
◆スワーヴリチャード
・前走は勝負どころで勝ち馬から離されたことが痛い。最後も集中力を欠くところあった。
・夏に休んで一戦して上向いている。
・昨秋は、天皇賞＝もうひとつ、ＪＣ＝上積みで3着。
・人気馬近くの枠がいいな。→人気馬マークのつもりか？
◆エタリオウ
・前走は春の疲れもとれていい仕上がりだったが、気持ちムラで走る気がなかった。
・去年使用していた深めのブリンカーに戻す。
・気持ちのスイッチが入るかどうか。
◆シュヴァルグラン
・キングジョージ＝馬場合わず、インターナショナルＳ＝距離2000mとペース合わず。
・１週前にスミヨン乗ったが、調教動かなかったのでスミヨンから再度の調教騎乗要請あり。
◆マカヒキ
・前走は、３歳４歳時のガツンとくるところが無くなっているゆえ2000ｍ合わず。
・やる気モードスイッチ入るように併せ馬やチークピーシーズ等の工夫こらして調教してきた。
・気持ち的に真剣に走るので１戦ごとの消耗が激しく、好走が続かない。
◆ユーキャンスマイル
・2000ｍは短いかと思ったが、良く対応してくれた。反動もなし。
・３歳時はひ弱で内にもたれるところがあったが、馬体が大きくなり真っ直ぐ走れるようになってきた。
・昨秋の菊花賞以降、馬体は充実してきている。
・前走は直線で外にいった分の４着。
・左回りが得意。2400mに距離伸びるのはプラス。＜岩田：自信ありげ＞
◆ワグネリアン
・前走は枠順とスローの展開を考えたら、最後しっかり伸びてきて良い結果。
・先週は物足りない状態。日曜日に終いだけ、水曜は販路で感触を確かめる程度にやり、良い感じになった。
・若干行きたがるところがあるが、すぐに折り合いはつく。
◆ダイワキャグニー
・ハナ切るようにとの調教師指示あり。
◆ジナンボー
・馬のコントロールは問題なし。
・相手が強いので、いい勝負をするなら馬がだいぶ進化しないといけない。＜ムーア＞
◆ムイトオブリガード
・去年秋から本格化。脚元に不安がなくなり順調に使えるようになった。
◆最終評価
来日外国人は、あまねく押さえておこうと思っていたが、どうもムーアの乗るジナンボーだけは鞍上ムーアが「まだ経験値が足りない」と評しているようなので、馬券対象外にすることにした。
蝦夷地では東京の雨の降り具合がさっぱり分からないが、土曜日の競馬中継でみる東京競馬場は結構な湿り度合で、こんだけ馬場が悪化すると却って内外の有利不利がなくなり、道中内側でジッと脚を温存した馬が直線外に進路をとって上位にくる展開が頻発していた。しかもヨーロッパの騎手達は、ゴチャゴチャした馬群をものともせずに内ピッタリをロスなく進めている。こうしたレース展開は欧州では当たり前なんだろうが、日本の騎手は先行する馬の外側から追い上げていって結果脚があがっていることが多かった。
やっぱ、馬場が悪化した時はヨーロッパの一流騎手の方が一枚上手で、今回のＪＣのような状態だと、「馬８割、人２割」よりも「馬４割、人６割」だと思う。したがって、このレースは外国人騎手が上位を独占する可能性が極めて高いものと判断する。併せて、ノーザンＦの運動会の様相を呈していることもあり、ノーザンＦ一押しのレイデオロを中心視した馬券構成とする。
また、馬場悪化を踏まえて、最近のＧ１戦線では堅実ではあるが瞬発力負けでなかなか馬券に絡めていないスワーヴリチャードの評価を上げることにしてみた。
◆評価
◎ 8 レイデオロ＜ビュイック＞
〇 5 スワーヴリチャード＜マーフィー＞
▲ 4 ムイトオブリガード＜ルメール＞
▲ 9 ルックトゥワイス＜デットーリ＞
△ 11 シュヴァルグラン＜スミヨン＞
△ 12 タイセイトレイル＜デムーロ＞
△ 2 ワグネリアン＜川田＞
△ 6 ユーキャンスマイル＜岩田康＞
◆馬券＜45600＞
◇３連複＜24600＞
8,5-8,5,4,9-8,5,4,9,2,6,11,12 ＠400×24点＜9600＞
8-4,5,9-4,5,9,2,6,11,12 ＠1000×15点＜15000＞
◇３連単＜21000＞
8,5-8,5,4,9-8,5,4,9,2,6,11,12 ＠200×36点＜7200＞
8-4,5,9-4,5,9,2,6,11,12 ＠500×18点＜9000＞
4,5,8,9-4,5,8,9-4,5,8,9,2,6,11,12 ＠100×48点＜4800＞
◆結果
ＴＶ中継を眺めていて、３角ですでにビュイックが懸命におっつけている姿をみて、直線をみるまでもなく「ああ、レイデオロ吹っ飛んだな」と覚悟していたが、１着にスワーヴリチャードがきた瞬間に頭を抱えたぞよ。
ここ３年以上当たりのないＷＩＮ５で、最初の購入案は72点。ここ数戦、序盤のＷＩＮ１やＷＩＮ２で早めに頓挫していて「点数多く買って、早い時点でパーになると失望も大きいからな」との痛い経験から、「１レースだけ１点に絞って点数を36点にしよう」と考え、１点買いしたレースがＷＩＮ５の最終ＪＣだった。そこで切ったのが、〇評価の5スワーヴリチャード。
ここまで４戦を順調にあてて、残りＪＣのみとなっていたのに、何たることか。
過去のＷＩＮ５払い戻しを参考に、本日の払い戻しを概算ではじいてみた。ＷＩＮ４まで残っていたのは約4000票。これが半分になったとして約2000票が当選していれば、おおよそ15万円から20万円の払い戻し。痛恨の後悔にまみれつつＪＲＡのＷＩＮ５確定発表をみると、なんと「736250円」だと。
あああああ。3600円をケチって、70万円を取り逃がした。まさに痛恨の極み。。。。月曜日夜になっても、この痛みは消えない。早く週末になって、ＷＩＮ５の当選をオレにくれいいいい。
レース後の陣営コメントをチェックすると、今回のＪＣの馬場は極端に重の巧拙が影響したらしい。レイデオロも「調子は最高に仕上がっていたが、進んでいかなかった」とのこと。また、内外に差がない悪馬場に適性の高い馬のうち内側をロスなく進んだ馬が上位にきたようす。スワーヴリチャードは良馬場だと「瞬発力が見劣る」ところが、重い馬場が味方となった幸運に恵まれた結果と考えてもいいだろう。この後、有馬記念ではＪＣ馬となったスワーヴリチャードの評価が高くなるのだろうが、良馬場であれば今回のＪＣで重馬場適性がなかった馬達の巻き返しによる波乱が期待できそうだ。
2019年11月24日（日曜） 5回東京8日11レース 第39回 ジャパンカップGⅠ 3歳以上オープン（国際）（指定）コース：2,400メートル（芝・左）
1 枠3赤 5 スワーヴリチャード 牡5 57.0 O.マーフィー 2:25.9
2 枠1白 1 カレンブーケドール 牝3 53.0 津村 明秀 2:26.0 ３／４
3 枠2黒 2 ワグネリアン 牡4 57.0 川田 将雅 2:26.2 １ 1/2
4 枠8桃 14 マカヒキ 牡6 57.0 武 豊 2:26.5 １ 3/4
5 枠4青 6 ユーキャンスマイル 牡4 57.0 岩田 康誠 2:26.6 クビ
単勝5 510円 3番人気
複勝5 180円 3番人気 1 280円 5番人気 2 170円 2番人気
枠連1-3 2,050円 10番人気
ワイド1-5 880円 9番人気 2-5 490円 3番人気 1-2 700円 7番人気
馬連1-5 2,900円 10番人気
馬単5-1 4,810円 17番人気
３連複1-2-5 2,900円 7番人気
３連単5-1-2 19,850円 48番人気
投資＝45600円
回収＝0円
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