もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

2020年G1第22戦 朝日杯FS 予想&結果

2020年12月17日 | G1予想&結果
2020.12.20 朝日杯FS

◆登録馬

 まずは、馬券対象とする馬からコメントを。

◎レッドベルオーブ(福永)
「デイリー杯はペースは遅かったが馬場が速かった。2走前に2番手でいかせた分前走は少しハミを噛むところがあったけど我慢させた。それが今回に活きると思う。」
「中間、脚元と体重増減を注視していたが、体重がドンドン増えているので成長が確信できた。」
 2戦目未勝利戦でも速いラップなのに引っ掛かっていて4角では早々と先頭にたっていた。前走デイリー杯でも以前折り合いの難しさはあるようで、首をあげて押さえる福永に逆らっていた。それでもゴール前では先行するホウオウアマゾンを捉えたものの、外枠に入った場合はうまく折り合えるかが課題となりそうだ。
 各陣営のコメントからは、このレースにおいてはこの馬が能力最上位と認識されているようで、一にも二にも折り合いがつくかどうかが課題のようだ。

▲モントライゼ(ルメール)
「瞬発力はないけれど、すごくいいペースを維持できる。最後まで止まらない。」
「ルメールは、1F伸びても大丈夫といってくれた。何とかあと1F頑張ってG1を勝たせたい。(距離不安あり)」
 「瞬発力がなく、距離不安あり」であるなら、勝ちを狙うためには先行最内2番手がベストポジションとなる。おそらく逃げの手にでるであろうホウオウアマゾンを壁にして脚を貯めて直線早目に先頭に立ちあとはどこまで粘れるか、という展開にもちこむはず。
 となれば、モントライゼの目標にされるホウオウアマゾンは道中のプレッシャーと早めの仕掛けに潰される可能性が高い。ただ、高速馬場ゆえ、「いったいった」の展開となり、後ろから差してくる馬が不利を受ける可能性もあるので、今回は「先行馬同士の決着」も想定した馬券の組み立てが必要な気がする。

▲ロードマックス(岩田望)
「新潟の敗戦は、気性の若さが原因。今までは前々の馬だったが、前走は外枠だったが前にモントライゼをみて位置取り最後の脚を活かすいい競馬ができて収穫のあるレースだった。この馬、鞍上を含めて面白いと思う。」

▲グレナディアガーズ(川田)
 9/19の中京未勝利は道中ずっとレッドベルオーブと並走するも、前半の無理がたたって直線坂下の段階ですでに脚が上がっていた。それから2ケ月経過した前走では1400mながら同日ファンタジーSと0.2秒差の好タイムで圧巻の強さをみせた。とくに最後の2Fは11.4-11.6とファンタジーSのそれを上回るラップで、中京出走からの2ケ月で急速に力を付けたとの評価ができるかもしれない。アタマはないと思うが、内枠に入って馬群の内側をモントライゼの近くで進められれば、馬券圏内に食い込めるかもしれない。鞍上の川田がデイリー杯3着のスーパーホープではなくこちらを選択したのも勝つチャンスの高い方を選択したものと勝手に推測する。

△ショックアクション(戸崎)
 特段のコメントはないが、陣営は完成度の高さを口にしており、2歳冬時点であれば完成度の高さで上位にくる可能性もありそう。

△ホウオウアマゾン(松山)
「デイリー杯は強い馬に僅差の内容で強い競馬ができた。切れるというよりは長くいい脚を使うタイプ。前走は2着だったが、逆転できるよう頑張る。」
 前々走が小頭数の楽逃げだったので、速いペースとなったデイリー杯では苦戦するやに思えたが、あにはからんや中盤で1度も12秒台のないしまったラップだったのに、野路菊Sとほぼ同じ上り3Fを計時できたのはキンカメ×サンデーの成長力なのか?ただ、デイリー杯は時計は速かったが「レースとしてはスローペース」というのが福永の見解だったので、デイリー杯の評価は「スローの展開で先行した展開の利によるもの」という評価もあるうのかもしれない。

△スーパーホープ(川田→デムーロ)
 3着のスーパーホープの前々走は10/25の2歳未勝利で勝ちタイムは1'23'5、上り3F35.0。翌週10/31の2勝クラス平場の勝ちタイムは1’22’3、上り34.2なので、レースタイム、上り3Fタイムともに大きく見劣る結果。デイリー杯ではゲートをタイミングよく出たがすぐ押さえてレッドベルオーブの外側を並走。直線でレッドベルオーブにフタをすべく先行馬のすぐ外側の理想的な進路をロスなく追い出すも、ホウオウアマゾンと同じ上りしか使えず3着が精一杯に終わった。結果的にデイリー杯は瞬発力に優れたところがなくスローな展開になり好スタート後に下げたことが裏目に出た。

--------<以下、馬券対象外馬に関する陣営コメント>--------

アスコルターレ(松山→北村友)
 デビュー以来3戦連続1400mだし、鞍上も一貫性がないし、勝つための臨戦過程ではない。

ステラヴェローチェ(横山典)
「今回は相手も揃うので、先につながる内容の競馬を期待する。」

ジュンブルースカイ(岩田康)
「ピッチ走法。距離短縮は合いそう。」

ドゥラモンド(武豊)
「来年が楽しみになるようなレースを期待したい。」

バスラットレオン(坂井)
「前走京都2歳Sは、スタートも良く楽に位置をとれたが最後は脚があがった。現状は1600mぐらいの方が力が発揮できそう。」

カイザーノヴァ(●●)
テーオーダヴィンチ(浜中)
ビゾンテノブファロ(山田)
ピンクカメハメハ(●●)
ブルースピリット(藤岡祐)
マーチリリー(石橋脩)

◆先行馬同士で決着した場合の組合せ(馬連+3連複)
 ▲モントライゼ(ルメール)
 ▲グレナディアガーズ(川田)
 △ホウオウアマゾン(松山)
 △スーパーホープ(川田→デムーロ)

◆枠順発表後
-- 1 カイザーノヴァ(池添)逃げ
▲ 2 グレナディアガーズ(川田)先行2番手
-- 3 ビゾンテブファロ(山田)
△ 4 ショックアクション(戸崎)3番手内
-- 5 ドゥラモンド(武豊)戸崎の外側並走
-- 6 ブルースピリット(藤岡祐)逃げ
-- 7 ステラヴェローチェ(横山典)
◎ 8 レッドベルオーブ(福永)3番手武豊の外側
-- 9 テーオーダヴィンチ(浜中)
-- 10 アスコルターレ(北村友)
-- 11 バスラットレオン(坂井)
-- 12 ジュンブルースカイ(岩田康)後方待機
△ 13 ホウオウアマゾン(松山)
▲ 14 モントライゼ(ルメール)先行2番手
▲ 15 ロードマックス(岩田望)中団。ルメールと福永をマーク
△ 16 スーパーホープ(デムーロ)

 さてさて、なかなかに面白い枠順となった。先行策をとるだろうと想定していた有力馬3頭(モントライゼ、ホウオウアマゾン、スーパーホープ)が7枠・8枠になるとはね。

 この枠順の並びと騎手の性格を併せ考えると、1カイザーノヴァと5ブルースピリットがノシをつけてハナを競い合う展開となり、速い馬場も加味すると前半は33秒台のハイペースの展開になりそうだ。

 2番手も13ホウオウアマゾンが位置を取りに行くに当たっては、14モントライゼも同じような位置取りを狙うだろう。そうすると内側にいる松山はルメールに被せられては自分の位置取りが悪くなってしまうので、14モントライゼよりも少し先にいくように脚を使うことが必要になってくる。ここで脚を使った分はゴール前最後の伸びに影響してくるので、13ホウオウアマゾンにとってはこの枠順と並びがマイナスに作用しそうだ。2番の好枠を引いたグレナディアガーズは、ゲートで出遅れさえしなければ労せずしてラチ沿いの2番手のポケットを得ることができ、外側から2番手グループの位置をとりにくる馬に被されない様に気を付けて、直線までそのままのポジションで下がってくる馬から不利を受けないように乗ればいい。また、今秋G1でのルメールはいい馬にのってることもあるだろうが、秋華賞、チャンピオンズC以外のすべてで馬券圏内にきており、ここでも軽視はできない。

 8レッドベルオーブは、絶好枠に入った。スタートさえタイミング良く出せれば、あとは内側と外側の両翼から先行する馬の直後でレースを進めて、速ければ後ろに下げ遅ければ先行馬の直後を進めればいい。問題は遅い展開となった場合の折り合いだったが、ペースは速くなりそうなので、その心配も皆無のはずだ。

 「時計が速い馬場は先行馬が有利」というのは鉄則ではあるが、先行馬にとって外枠というのはマイナスに働くというのもまた事実。さすれば、時計の速い馬場でも差し馬に出番が回ってきそうだ。新潟2歳S覇者4ショックアクション、東スポ杯3着馬12ジュンブルースカイ、京王杯2歳Sで外外からモントライゼに僅差まで迫った15ロードマックス、の3頭にも印を回すことにした。

◆枠順を踏まえた見直し評価
 ◎ 8 レッドベルオーブ(福永)
 ▲ 2 グレナディアガーズ(川田)
 ▲ 14 モントライゼ(ルメール)
 ▲ 15 ロードマックス(岩田望)
 △ 4 ショックアクション(戸崎)
 △ 12 ジュンブルースカイ(岩田康)

◎馬券<23900>

◆3連単<8400>
 8-2,14,15 Multi @200*18点=3600
 8-2,14,15-2,14,15,4,12 @300*12点=3600
 8-2,14,15,4,12-2,14,15 @100*12点=1200

◆3連複<8000>
 8-2,14,15,4,12 軸1頭流し @800*10点=800

◆馬連<7500>
 8-2,14,15 @1500*3点=4500
 8-4,12 @500*2点=1000
 2-14-15-4-12 box @200*10点=2000

◆結果
 当Blogの内容がしばらく週中に書きかけていた状態になっていたようだ。とくに多忙だったわけでもないのにこの体たらくとは、朝日杯予想にかける情熱がさほどなかったことを表すものかね。
 レースはほぼ想定通りの展開となったが、良馬場経験のないステラヴェローチェが2着にきてしまったので外れ。レッドベルオーブはレース後に福永が「勝ち馬の後をついていったら良かった」と反省していたが、その通りだろう。ルメールだったらきっとグレナディアーズの脚色をみてトレースしたはず。一方福永は定番の「直線で外に持ち出して」とやったのがロスになった。そこらへんがルメールと福永の差なんだろうな。

2020年12月20日(日曜) 6回阪神6日 11レース 第72回朝日杯フューチュリティステークスGⅠ 2歳 オープン (国際)牡・牝(指定) 馬齢 コース:1,600メートル(芝・右 外)

1 枠1白 2 グレナディアガーズ 牡2 55.0 川田 将雅 1:32.3
2 枠4青 7 ステラヴェローチェ 牡2 55.0 横山 典弘 1:32.4 3/4
3 枠4青 8 レッドベルオーブ 牡2 55.0 福永 祐一 1:32.7 1 1/2
4 枠6緑 11 バスラットレオン 牡2 55.0 坂井 瑠星 1:32.8 1/2
5 枠3赤 6 マルガイブルースピリット 牡2 55.0 藤岡 佑介 1:32.8 クビ

単勝 :2 1,750円 7番人気
馬連 :2-7 5,000円 16番人気
馬単 :2-7 14,610円 42番人気
3連複:2-7-8 4,150円 10番人気
3連単:2-7-8 51,360円 129番人気

投資=23900
回収=0

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