もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

2018年G1第10戦・東京優駿 予想&結果

2018年05月25日 | G1予想&結果
◆2018年Derby 川田の選択

◆1番人気のダノンプレミアムは1番枠となった。逃げ先行するであろうと思われるは12番エポカドーロ、16番ジェネラーレウーノ、18番サンリヴァルと揃って外目の枠に入り、スタートから1コーナー入口の辺りは、かなりゴチャつく可能性が高まりそうな枠順になった。
◆個体としてダノンプレミアムがもっている能力は一枚抜きん出ていることは間違いなく、鞍上川田からすれば、今回のダービーのテーマは「いかに不利を受けずに直線に向くか」ということにあるはずだ。
 今年のオークスでは、各馬とも揃って直線坂下からは外側に寄っていき、コース内側はかなり空間が空いた状態となっていた。しかし、ダービー週は仮柵をさらに外側に3m移動させたCコースでの開催であり、逃げた馬はわざわざ外側に寄せずに状態の良い内ラチ沿いをそのまま通るコースどりになるだろう。
 となると、4角で番手にいる馬はそのまま内側でコーナーを回りきった場合、直線で進路が塞がる可能性が極めて高くなる。
◆川田は東スポWebのインタビューで、「ダービーの1番人気馬は内側からは出して貰えないので、2番人気以下の馬とは「レースの組立」が変わる」とコメントしている。
 外目の枠に入った先行馬3頭を楽に先に行かせた場合、ダノンプレミアムが1枠1番からそのまま馬なりで進めた場合は、先を逃げる馬はペースを落として後続馬に外側からフタをさせようとしてくる。向こう正面でそういう隊列の内側に閉じ込められた場合は、おそらく4角までその並びはそのまま崩れず、直線でズラリと馬が並んで進路がない状態に陥ってしまうことになる。
◆ならば、川田はDerbyでどう乗るべきか?向こう正面で馬群の内側に押し込まれないようにするための方策とは何か?
 答えは、スタート直後1角までは先頭を走ることだと思う。先行策をとるであろう3騎が外枠に揃った以上、レースを壊さないためには、ノシをつけてハナを取りにくるのではなく、ジンワリと先団の位置を取りにくるはず。ダノンプレミアムは運動神経が良い馬で、スタートも速いし二の脚の加速も速いので、外側からジリジリと先団の位置取りを取りにくる馬の機先を制するのは容易に可能。1角に先頭で入り、その後2角か向こう正面の入り口で内を空けて外に進路をとる。こうすれば、逃げたい馬達は内側をパスしていくので、ダノンプレミアムは外側の番手の位置をとることができる。後は、不利を受けないように、3角以後は外から被されないようにしつつ、直線を迎えれば万全の展開となる。
 スタート直後から1角までの間ハナをきるというのは、引っ掛かる危険性もあるのでなかなかしづらい作戦ではあるが、ダービーを獲りにいくのなら、多少なりともそうしたリスクを犯す必要はある。
◆ダノンプレミアムの鞍上が福永なら、「1番人気でそういうリスクはとれない」と言いそうな気がするが、川田なら「勝つために最善の方策として採った作戦です」と胸をはって言ってくれそうだ。
 とにもかくにも、向こう正面でのダノンプレミアムの位置取りがどうなっているか、馬群の内側にいるのかそれとも外に邪魔な馬がいないポジションにいるのか、2018年ダービーの行方はその1点にかかってくるものと確信している。
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◆さあ、泣いても笑ってもあと4日で結果は判明する。競馬サークルの最大イベント、日本ダービーがやってきた。
 水曜日の飲み会で、札幌の弊社内にも素人ながら競馬好きが多数在籍することが確認された。んでもって、流れのせいで、今週いっぱいの時間を費やして構築した「2018日本ダービー予想とその根拠について」を披露&解説してやったさ。いつもと違うこの行動。果たして賽の目はどっちに出るか???

◆それでは、ほぼ今週一杯をかけて精査した予想を開陳する。

<皐月賞組>
【優先出走馬】
エポカドーロ(戸崎・藤原英昭厩舎)※皐月賞1着
◆皐月賞前の時点で陣営は「日程が詰まっている点がどうか。距離ももつとは思うが・・・」とのコメントを残している。結果、当日の湿った馬場への適性の高さ、有力馬が後方で固まり牽制し合った展開の利、小回りゆえ速い上りを要求されないコース形態と、この馬にとってすべての要素がプラスに働き、結果は2着に2馬身差をつけての圧勝だった。
 この馬の走りのフォームは、軸がブレない走り方でこういうフォームで走る馬は概して重い馬場や急坂のあるコースを得意とする。一方、背中の伸縮がさほどなくストライドが伸びにくいため、瞬発力比べのレースではなかなか勝ち切れない場合も多い。
 過去の皐月賞馬の中でエポカドーロに相似した馬としてはロゴタイプを連想する。ロゴタイプは、皐月賞を制した後のダービーでは直線弾けることなく5着に終わった。
 ロゴタイプに先着したのは、1着キズナ、2着エピファネイア、3着アポロソニック(Danzig&Nureyevもち、だーびーで引退)、4着ペプチドアマゾン(1000万条件を勝ち上がれずに引退)、という顔ぶれだったので、ロゴタイプにとってのダービーは能力負けではなく「距離適性により能力値にマイナスがかかった結果」といえるだろう。古馬になってからのロゴタイプが主にマイルを主戦場にしていたのをみても、「軸がぶれない走り=瞬発力勝負に弱い走り」というのは正しい見立てなのだろう。
 エポカドーロの馬のタイプとしての評価は「距離伸びて良し」とはいえない。さらに、年明けに初勝利を挙げた馬として皐月賞を勝ったのは、基礎体力と能力値の高さを証明するのだろうが、1月から4ケ月連続でレースに使われたこの馬に「皐月賞からさらにもう一段の上積み」を望むのは酷というもの。
 管理する藤原師は「エポカドーロにとっては距離が長いし皐月賞からの成長や上積みはないので、ダービーでは好走は苦しい」というのが本音だろうと思うが、「まず最低限クラシックに出すのが馬主への務め」というのが藤原師のスタンスである以上、皐月賞馬が故障していないのにダービーをスキップする選択肢はあり得ない。
 厳しいローテーション、距離適性、脚質、伸びしろ、と各要素において皐月賞よりも条件が悪化するこのレースにおけるエポカドーロの評価は、3番手評価の△までとしておく。馬券点数が多くなった場合は、無印まである。

サンリヴァル(替:浜中・藤岡健一厩舎)※皐月賞2着
◆皐月賞では、第1集団が大きく離した後の2番手集団の中で、実質的に「スローで逃げていると同様」のエポカドーロにくっついていって2着に粘りこんだ。
 この馬の持ち味は前につけて直線でもパッタリとバテることのないしぶとさにあり、弥生賞でゴール直前まで粘りダノンプレミアムをヒヤッとさせたのと同様、皐月賞でのシルバーメダルも「粘ってどこまで」の作戦が功を奏し、湿った馬場と速い上りが要求されない中山小回りが味方した結果だろう。
 ネガティブ要素としては、藤岡佑介の騎乗停止の関係で鞍上が浜中に替わったこと。浜中は、中堅どころの騎手として確固たるポジションにいたはずだが、「斜行問題」などで去年あたりから騎乗ぶりが粗雑になっている、といわれ騎乗機会が減っているようだ。先週もG1裏開催の京都でボウマンが病気で乗り替わりになった時に「ボウマン→浜中」の変更が連続してあった。この状況は「一流騎手がG1開催競馬場にいて手薄なG1裏開催競馬場でも浜中には騎乗依頼が回っていない」ということを表わす。騎手はレースに乗ってなんぼ。騎乗機会の減少はレース中の一瞬の状況判断と対応選択のタイミングを遅らせ、誤った選択の確率をアップさせる。
 現状の個体の能力としてはいかにも東京2400m向きではないが、バテずにジリジリ伸びる様が「距離伸びても極端にパフォーマンスが下がることはないだろう」との淡い期待を抱かせる。加えて、「父:Nureyev内包ルーラーシップ×母父:SS系アグネスタキオン」のダービー血統の組み合わせに敬意を表して△を進呈してやろう。

ジェネラーレウーノ(田辺・矢野英一厩舎)※皐月賞3着
◆皐月賞では大きく離した第1集団の中では唯一直線も粘って3着を確保したのはナイスプレイだった。
 この馬が勝った京成杯は、後半6Fにズラッと12秒台が並ぶレースで、平均ペースが得意そうなこの馬にとってはおあつらえ向きの展開。ゴール間際で1馬身差に迫ってきたのが500万条件でやっとこさ勝ち負けのコズミックフォースとイェッツトの2頭。このレベルの馬との勝負だったら、有無をいわせない着差で勝っていないとクラシック馬になれる資格アリ、とはいえない。
 皐月賞のレースラップはほぼこの馬のラップとイコールなので、改めて皐月賞のラップを眺めたら、あーら不思議、残り6Fから1回だけ11.9の区間があるだけであとの5区間はすべて12秒台の構成になっている。まさに皐月賞はジェネラーレウーノの注文相撲のようなものだった証左だ。
 ダービーでは、ダノンプレミアムとブラストワンピースが早めに進出してなおかつ速い上がりを繰り出す可能性が高い。とすれば、瞬発力皆無のこの馬は直線早々と後続に飲み込まれていく運命になりそうだ。ノーマークでよろしい。

ステルヴィオ(ルメール・木村哲也厩舎)※皐月賞4着
キタノコマンドール(デムーロ・池江泰寿厩舎)※皐月賞5着
<その他の皐月賞組>
グレイル(岩田・野中賢二厩舎)※皐月賞6着
ワグネリアン(福永・友道康夫厩舎)※皐月賞7着
◆皐月賞で最後方から直線で追い込んできたものの、3着馬まであとわずか届かなかったのはこの4頭。
 4角入り口で内から外への並び順は、グレイル/ステルヴィオ/ワグネリアン/キタノコマンドールであり、この順番に長い距離を走ったことになる。
 着差としては、7着ワグネリアンが1馬身半遅れとなったが、これは他の3頭の間に挟まれそうなポジションにいたため最後は手綱を緩めたことによるもので、「4着馬は4頭雁行」という評価でいいはずだ。
 この4頭ともに、SSの血+NureyevまたはDanzigの組み合わせで血統的には有意差はない。
 鞍上のダービーとの相性は、デムーロ=2勝(ネオユニヴァース、ドゥラメンテ)、ルメール=1勝(レイデオロ)、岩田=1勝(ディープブリランテ)、福永=0勝(18戦)となっており、福永が一枚落ちる戦績となっている。
 皐月賞での人気は、1番人気=ワグネリアン、2番人気=ステルヴィオ、3番人気=キタノコマンドール、10番人気=グレイルで、グレイル以外で決まれば「なあーんだ。結局皐月賞の上位人気馬同士だったんじゃん」となる。
 別路線の強豪、ダノンプレミアムとブラストワンピースが揃って吹っ飛んだ時への備えも必要で、その場合は皐月賞上位人気馬3頭をアタマ候補に並べた馬券も押さえておきたい。

タイムフライヤー(内田博・松田国英厩舎)
ジャンダルム(武豊・池江泰寿厩舎)
◆皐月賞出走組では、7着ワグネリアンまではほぼ一線だったが、それよりも悪い着順の馬は食指が動かない。
 両馬とも、血統的なプラスポイントは無いし、皐月賞でのレースぶりにもキラリと光る点がない。買えない。

オウケンムーン(北村宏・国枝栄厩舎)
◆「オーナーサイドの要望によりダービー狙いで皐月賞はあまり仕上げないで、といわれてる」との調教師コメントがあった割には、馬体重は前走比マイナス4kg。道中も内々のラチ沿いを最後までチンタラ走り、見どころの一切ないレースだった。
 馬主の福井明さんは持ち馬で勝った重賞はこれまで4つのみ。唯一のG1馬オウケンブルースリは、ダービー時点では未勝利の身だったので、所有馬が重賞勝ち馬としてダービーに出走できる、ってのが嬉しい気持ちは良く分かるが、目いっぱいの究極の仕上げを施したとしても、この馬ではダービーオーナーとなるのは無理でしょう。オウケンブルースリ×エリシオという組み合わせもダービー馬には相応しくない。

<青葉賞組>
ゴーフォザサミット(蛯名・藤沢和雄厩舎)※青葉賞1着
エタリオウ(替:ボウマン・友道康夫厩舎)※青葉賞2着
◆青葉賞からのエントリー2頭の比較では、道中内々を負荷なく進み坂下入り口から追い出したゴーフォーザサミットに有利な展開だった。対して、エタリオウは3角でサトノソルタスがまくってきたため、外から被されるのを嫌って早めに脚を使いその結果ゴール前では余力を使い切って、ゴーフォーザサミットに差し切られた。
 道中同じような位置にいた2頭の内外が逆であれば、レース結果も逆だったであろう、と見ることができる。とすれば、この2馬の力量はほぼ同じと考えて良く、3歳500万条件の勝ち負けがやっと、というエタリオウの戦績を物差しにとれば、青葉賞1着・2着はオープンのレベルにない、と判断して良い。2頭とも消し。

<プリンシパルS>
コズミックフォース(石橋脩・国枝栄厩舎)※プリンシパルS1着
◆このレースでは、勝ったコズミックフォースよりもブレステイズキングの方が上に評価すべきと思う。そのブレステイキングは、フリージア賞3着とNHKマイル2着馬ギベオンと差は1馬身とわずかではあるが、両者の間には見た目では決定的な能力ギャップが確かに存在していた。
 ギベオンはNHKマイル2着ではあるが、毎日杯において勝ち馬ブラストワンピースとの間には圧倒的な差があり、したがって「ブラストワンピース>ギベオン>ブレステイキング>コズミックフォース」という相対評価からすれば、プリンシパルSの時計=2000m1分58秒2という字面上速い時計に騙されてコズミックフォース絡みの馬券を買うのは、金の無駄遣いになろう。
 プリンシパルSの鞍上はルメールを起用しているが、「ダービーで勝負になる」と思うのなら連続騎乗できる騎手を選択するはず。「とりあえずダービーに出られればいいや」というのが、プリンシパルSをルメールに依頼した理由だろう。

【以下、収得賞金で出走可能なその他路線の馬】

ダノンプレミアム(川田・中内田充正厩舎)
◆いわずとしれた幻の皐月賞馬。今年の3歳一流どころが揃った弥生賞では馬ナリで逃げるサンリヴァルを捉え、ほとんど追うところもなく後続も完封しての勝利だった。
 前半6F=61.5秒というスローペースで若干行きたがる素振りを見せるも、直線追ってからの伸び脚は異次元のもの。他馬との能力差が2段階以上あることを証明する圧巻の結果だった。
 母系の祖母にDanzigを配合されており、ダービー馬の血統として申し分ない構成。能力の高さに血統の裏付けが後押しして、不動の本命だ。
 鞍上川田も、オークスのゴール前では3番手でなんとかしようと馬上で大暴れしている石橋脩を尻目に、リリーノーブルに余計な負担をかけずに最後までスムーズに走らせて2着入線を確保した冷静沈着な騎乗が印象的だった。

ブラストワンピース(池添・大竹正博厩舎)
◆デビュー以来、1800m-2400m-1800mの3連勝でここに臨む。2400mの同舞台のゆりかもめ賞では道中ピタリと折り合い、直線で追い出した時の反応も素早く、先頭にたった後もなお後続を引き離すワンサイドゲームだった。
 2戦目・3戦目とも直線では内をついて鋭く伸びる戦法だったゆえ、外を回らざるを得なくなる異なる展開になった場合の不安はあるものの、先週のオークスでも馬群全体が馬場の真ん中に寄っていって内側はポッカリ空間ができる傾向になっており、この馬が従前の内差しの戦法を試みた場合にも支障となる要素はない。
 少なくとも春のクラシック路線は、ダノンプレミアムが絶対王者で万全、と思っていた。こういうケースの場合絶対王者を引っくり返せるのは、これまで同じ路線で対戦して敗れさった馬ではなく、全くの別路線を強い競馬で勝ってきた「田舎の神童」みたいな存在しかいない。
 ブラストワンピースが「真の神童」だったのか「井の中の蛙」だったのか、その結果は5/27に判明するが、「真の神童」である方に一票を投じたい。ダノンプレミアムと並ぶ本命のもう1頭にしておく。


ステイフーリッシュ(横山典・矢作芳人厩舎)
アドマイヤアルバ(替:丸山・須貝尚介厩舎)
◆2分11秒0と数字的には早い時計で決着した京都新聞杯だが、翌5/6の3歳未勝利2000mの勝ち時計は2分00秒5で、この週の京都競馬場は時計の速い馬場状態だったといえる。
 京都新聞杯の後半のハロンラップは、後半5F目=13.2/4F目=12.6と緩み、上がり3F=34.8。
 一方、翌日3歳未勝利は後半5F目=12.7/4F目=11.8と緩まなかったのに、上がり3F=34.3だった。
 よって、京都新聞杯のレースレベルは、「3歳未勝利よりもちょっと強い程度」っていうのがジャッジとなり、中盤が緩んだ中で先行押し切りで差を詰められたステイフーリッシュは、さほど評価できず、また下り坂から早めに追い出したアドマイヤアルバはゴール前で脚が上がっていたので、両馬ともダービーで上位にこれるようなパフォーマンスではなかったものと判断する。京都新聞杯からダービーまでの中2週のインターバルでさらにパフォーマンスを上昇させなければ、とてもじゃないが勝負にはならない。2頭とも押さえる必要なし。

テーオーエナジー(替:藤岡康・宮徹厩舎)
リョーノテソーロ(吉田隼・武井亮厩舎)※収得賞金1900万円
◆デビュー以来ダート路線一本やりのテーオーエナジー、1600m以上で勝ち鞍のないリョーノテソーロは、買う要素がカケラもない。100%の自信をもって消し。

【以下、除外対象】
アイトーン(国分恭・五十嵐忠男厩舎)※収得賞金1900万円
ケイティクレバー(???・安田翔伍厩舎)※収得賞金1400万円


★ダービーに強いといわれる「SS系×Nureyev or Danzig」の馬(◆は父SS系)

<SS+Nureyev+Danzig>
◇ブラストワンピース
 ・父:ハービンジャー(3代父Danzig)×母父:キンカメ(3代父Nureyev)+祖母父:フジキセキ

<SS+Nureyev>
◆キタノコマンドール
 ・父:ディープ×母父:キンカメ(3代父Nureyev)+祖母父Nureyev
◆ワグネリアン
 ・父:ディープ×母父:キンカメ(3代父Nureyev)
◆ステイフーリッシュ
 ・父:ステイゴールド×母父:キンカメ(3代父Nureyev)
◇ステルヴィオ
 ・父:ロードカナロア(4代父Nureyev)×祖母:SS直仔。
◇コズミックフォース
 ・父:キンカメ(3代父nureyev)×母:3代父Nureyev+母父:ネオユニヴァース
◇サンリヴァル
 ・父:ルーラーシップ(4代父Nureyev)×母父:アグネスタキオン

<SS+Danzig>
◆ダノンプレミアム
 ・父:ディープ×祖母父:ディンヒル(Danzig直仔)
◆グレイル
 ・父:ハーツクライ×母父:ロックオブジブラルタル2代父Danzig
◆エタリオウ
 ・父:ステイゴールド×母父祖母:Danzig仔
◇ケイティクレバー
 ・父:ハービンジャー3代父Danzig×母:ディープ


◆最終評価

 木曜日、出馬表が発表されたが、枠によって予想を変えることはしない。。。。と思っていたが、斜行うんぬんで批判を浴び続けている浜中が大外18番に入ったのは、いかにも不利。急遽、サンリヴァルを馬券対象から外して、父ステイゴールド×母系Danzigで鞍上もボウマンを乗せてきた14エタリオウに差し替え。
 騎手名後ろの数字は、例によってのnetkeiba.comの事前予想オッズと人気。

 ★ 1 ダノンプレミアム(川田) 2.3 ①
 ◎ 8 ブラストワンピース(池添) 5.9 ②
 ▲ 5 キタノコマンドール(デムーロ) 8.0 ④
 ▲ 15 ステルヴィオ(ルメール) 9.1 ⑥
 ▲ 17 ワグネリアン(福永) 6.9 ③
 注 13 グレイル(岩田) 26.8 ⑨
 △ 14 エタリオウ(ボウマン) 101.7 ⑮

◆馬券<75800>

◇馬連<22000>
 1-8=10000
 1,8-5,15,17,13 @1500

◇3連単<26100>
 1,8-1,8,5,15,17,13-1,8,5,15,17,13、14 @200<10000>
 1-8,5,15,17,13-8,5,15,17,13,14 @500<12500>
 5,15,17-5,15,17,1,8-5,15,17,1,8 @100<3600>


◇3連複<27500>
 1,8-1,8,5,15,17,13-1,8,5,15,17,13、14 @500<12500>
 1-8,5,15,17,13-8,5,15,17,13,14 @1000<15000>


◆後記:戦い終わって日が暮れて・・・・

 かわだぁぁぁ。懸念した展開にずっぷし嵌ってんじゃんかよぉ。8Rの1000万特別戦で2分22秒9という時計だったので、「こりゃコースレコードになっちゃうな」とスピード勝負を予感してたのに、どスローにしちまうとはね。
 ダノンプレミアムはスタート直後から1角から辺りまで、逃げるエポカドーロの外に出そうともがいていたが、外側から田辺のジェネラーレウーノが蓋をして外に出さないようにブロック。向こう正面でもスローに落としたエポカドーロの後ろを走らざるをえなくなり、エポカドーロの直後すぐ外側ダノンプレミアムの鼻づら右先にはずっと田辺が外に出られないように絶妙のブロックを仕掛けていた。そして、4角までずっと内側に閉じ込められていたダノンプミアムが直線入り口で求めた進路はエポカドーロの内側だったが、気配を察した戸崎が内側の進路を閉め、外に持ち出そうとするが、そこにはコズミックフォースがやってきて「内にも外にも進路が無い」状態に陥ってしまった。
結局、ゴールまでダノンプレミアムの進路が開くことはなく、そのままレースは終結した。
 結果論ではあるが、直線入り口でエポカドーロの内側に一旦進路をとろうとした時、ジェネラーレウーノが後退し始め、さらにその外側にいたコズミックフォースとエポカドーロの間に1頭分の隙間が空いていた。しかし一旦は存在していたその空間は、直後ダノンプレミアムがエポカドーロの内側の進路が閉ざされ外側に切り替えようとした時にはすでにコズミックフォースが馬体をエポカドーロに寄せてきたため消滅していた。
 1000万条件よりも遅いこのダービーのスローペースは田辺のジェネラーレウーノが作り出したもの。田辺がガッチリと川田を馬群内側に閉じこめた展開が、距離に不安のあったエポカドーロの2着を生み、また能力値は高くないながら先団に位置取ったコズミックフォースの3着につながった。
 ブラストワンピースもダノンプレミアムをマークしていたことによって、アクセルの踏み出しが遅れ、馬券圏内に届くことができなかった、という結末だろう。
 3着にきたコズミックフォースは、今後「ダービーで3着にきた馬」として重賞などで人気することになるだろうが、その成績は田辺マジックによって演出されたものだから、信用してはいけない。覚えておこう。
 また、レース後川田が「レース直後はすぐ走るのをやめたほどヘトヘトになっていました」とコメントしたとのことだが、そのコメントは違うような気がする。ゴール入線後、エポカドーロとコズミックフォースがスピードを緩める間をぬって、福永を祝福するために側だが寄っていった時のダノンプレミアムの差し脚はそごい速さだった。今回は道中のストレスがダノンプレミアムの体力を著しく消耗させたことが、ゴール前の伸び脚に影響を与えたのだろうと思う。
 ブラストワンピースについては経験値の少なさ、ダノンプレミアムについては田辺マジックにしてやられたダメージが、この波乱の結果につながったものと考える。見事なまでに馬券は外し残念ではあるが、これは予想のスタンスとしては間違っていなかったが最悪の想定シナリオになって結果が出なかっただけ、と解釈する。

投資=75600
回収=0


2018年5月27日(日曜) 2回東京12日10R 第85回 東京優駿GⅠサラ系3歳コース 2400m 芝・左(国際)牡・牝(指定)オープン定量

1 枠8桃 17 ワグネリアン 牡3 57.0 福永祐一 2:23.6 34.3 450 -2 友道康夫 5
2 枠6緑 12 エポカドーロ 牡3 57.0 戸崎圭太 2:23.7 1/2 34.7 490 -2 藤原英昭 4
3 枠4青 7 コズミックフォース 牡3 57.0 石橋脩 2:23.8 クビ 34.7 464 -2 国枝栄 16
4 枠7橙 14 エタリオウ 牡3 57.0 H.ボウマン 2:23.8 ハナ 33.5 454 +4 友道康夫 13
5 枠4青 8 ブラストワンピース 牡3 57.0 池添謙一 2:23.8 ハナ 34.5 532 +10 大竹正博 2
6 枠1白 1 ダノンプレミアム 牡3 57.0 川田将雅 2:23.8 アタマ 34.6 498 0 中内田充正 1
7 枠3赤 6 ゴーフォザサミット 牡3 57.0 蛯名正義 2:24.0 1 1/4 34.5 496 0 藤沢和雄 7
8 枠7橙 15 ステルヴィオ 牡3 57.0 C.ルメール 2:24.0 クビ 33.9 462 +2 木村哲也 6
9 枠2黒 4 アドマイヤアルバ 牡3 57.0 丸山元気 2:24.1 3/4 33.4 472 +8 須貝尚介 17
10 枠5黄 10 ステイフーリッシュ 牡3 57.0 横山典弘 2:24.2 クビ 34.3 452 -2 矢作芳人 10

馬連:12-17 7,950円 23番人気
馬単:17-12 15,520円 49番人気
3連複:7-12-17 521,600円 453番人気
3連単:17-12-7 2,856,300円 2229番人気

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