<前回までのあらすじ>
・・・・バスの発車時刻は刻々と迫る。 危うし。馬券神!
◆・・・って、あらすじでもなんでもないが、PCから続編レポート。
自販機を表から裏まで嘗め回すように探しても「呼び出し」の表示は
見つからない。
待ち合わせ所にいる他の客どもも、何やら馬券神の挙動がおかしいの
を察知したらしく、「あららら、一体どうすんだべねえ」みたいな様子
で、こちらを伺っておる。
くっそー、こいつら。サスペンスドラマの成り行きを見るような好奇
心丸出しの態度しやがって・・・。
どうにこうにも、こいつらギャラリーを楽しませるワケにゃーいかねー。
額からは一筋の汗が・・・。
っつうか、こういう場合、汗は耳の後ろ側を伝い落ちることが多い。
余談ではあるが、どうしてこういうシーンに遭遇すると汗が出るんだ
ろうねえ?別に気温が高いわけでもないし、肉体的には熱を発するよう
な行動をしないのに、とにかく暑くなる。
精神的な要因でかく汗は通常の運動などでかく汗と成分が異なり、い
わゆる「あっせくっさーー」と周りから顰蹙をかう香りを醸し出すらし
い。
◆このピンチの最中、自販機の釣り銭出口の近くに救いの神を見出した。
それは・・・・空港行きバスの時刻表。
おお、これやこれや。
案の定、時刻表にはバス会社の弦巻営業所の番号がしっかりと明記され
ている。
早速携帯電話を取り出し東急バス弦巻営業所にかける。いやあ、携帯
なんちゅうモンは大嫌いなんだけど、この時ばかりは文明の進歩に感謝
したな。
(馬券神)「渋谷の羽田空港行きのバス停の自販機でチケットを買っ
たが、釣り銭が出てこない」
(担当者)「いくら入れた?」
(馬券神)「1万円。9000円の釣り銭が1円も出ない」
(担当者)「近くに担当者がいないか?」
(馬券神)「いたら電話してない」
(担当者)「ちょっと待ってくださいね」・・・保留音
「担当者が近くにいないので、少し時間がかかるかもし
れない」
(馬券神)「バスがもうすぐ出発時刻なので、待ってるわけにはいか
ない」
(担当者)「自販機を確認したうえで、後日郵送にて釣り銭を送付
させてもらうことになるかもしれない。氏名・住所・
電話番号を教えてほしい」
(馬券神)「それで結構。名前は・・・、住所は・・・・」
てなやり取りをしているうちに、バス停にバス到着。
他の乗客は「こいつ一体どうすんだべ?」というような興味津々かつ
憐れみの表情で脇を通り過ぎていく。
それでも、なんとか後日の釣り銭送付を約し電話終了。
釣り銭は出ないが、チケットだけはちゃんと出てきてたので、とりあえ
ずバスに乗り込み準備完了。
◆すると、出発時間間際になってバスに係員らしき人が寄ってきた。
(係員) 「お釣り出なかったお客さんいる?」
(運転手)「さあ、聞いてないけど」
(係員) 「フーン」(トコトコ遠ざかる気配)
(馬券神)「お、、オレオレ」(って、オレオレ詐欺か?)
(運転手)「・・・・・」
しかたないので、バスから遠ざかり自販機方面に向かう係員に駆け
寄る。 バス内に荷物置いたままなので、守衛に「バス止めておいて」
と依頼。運転手は出発が遅れそうになるので不満顔。
「なんで被害者なのにお願いしなくちゃいけないんだ?」
との疑問はありつつも、やっぱ金が大事。
◆自販機を開けている係員に近寄り「釣り銭が出ないのでさっき営業所
に電話した者である」旨を申し出る。
(係員) 「やあやあ、中で釣り銭が引っかかってるわ。いくらでし
たっけ?」
(馬券神)「9000円」
自販機の払い出しの機構に引っかかってる札は全部で8000円。ど
うやら札に糊のようなものが付いていて札同士がくっついてしまい、途
中でジャムったようだ。
(係員) 「1・2・3・・・・9枚。ハイどうぞ」
(馬券神)「ああ・・・、ご苦労さん」
◆無事回収できた9000円を握り締めてバスに戻ると、すでに出発
予定時刻を数分経過。
(馬券神)「お待たせしてどうも・・・」
(運転手)「・・・・・」
オレの責任じゃないのに、無言の出迎えかよ。。。
そして馬券神は、
一部始終を見ていたヤツ
どうしてバスが出発しないのか不思議に思ってたヤツ
馬券神を「バスを待たせた不埒なヤツ」と思っているヤツ
の、好奇と批判と他人の不幸を見れなかった残念の念が入り混じった
視線ビームをかいくぐり、見事回収した釣り銭9000円の札束を
ワシ掴みにしてバス後方座席まで悠然と凱旋したのであった。
◇決して釣り銭をあきらめない強い精神力
◇呼出しボタンなし自販機トラブルの場面での素早い代替案の実行
を褒め称える声は観客からは、まったくなく、ただ「あーあ、迷惑か
けんなよな」といった乾いた空気のみがバスを支配していた。
◆本日の教訓
トラブル解決後に当事者がもっともほしいもの、それは・・・
ねぎらいの言葉
・・・・バスの発車時刻は刻々と迫る。 危うし。馬券神!
◆・・・って、あらすじでもなんでもないが、PCから続編レポート。
自販機を表から裏まで嘗め回すように探しても「呼び出し」の表示は
見つからない。
待ち合わせ所にいる他の客どもも、何やら馬券神の挙動がおかしいの
を察知したらしく、「あららら、一体どうすんだべねえ」みたいな様子
で、こちらを伺っておる。
くっそー、こいつら。サスペンスドラマの成り行きを見るような好奇
心丸出しの態度しやがって・・・。
どうにこうにも、こいつらギャラリーを楽しませるワケにゃーいかねー。
額からは一筋の汗が・・・。
っつうか、こういう場合、汗は耳の後ろ側を伝い落ちることが多い。
余談ではあるが、どうしてこういうシーンに遭遇すると汗が出るんだ
ろうねえ?別に気温が高いわけでもないし、肉体的には熱を発するよう
な行動をしないのに、とにかく暑くなる。
精神的な要因でかく汗は通常の運動などでかく汗と成分が異なり、い
わゆる「あっせくっさーー」と周りから顰蹙をかう香りを醸し出すらし
い。
◆このピンチの最中、自販機の釣り銭出口の近くに救いの神を見出した。
それは・・・・空港行きバスの時刻表。
おお、これやこれや。
案の定、時刻表にはバス会社の弦巻営業所の番号がしっかりと明記され
ている。
早速携帯電話を取り出し東急バス弦巻営業所にかける。いやあ、携帯
なんちゅうモンは大嫌いなんだけど、この時ばかりは文明の進歩に感謝
したな。
(馬券神)「渋谷の羽田空港行きのバス停の自販機でチケットを買っ
たが、釣り銭が出てこない」
(担当者)「いくら入れた?」
(馬券神)「1万円。9000円の釣り銭が1円も出ない」
(担当者)「近くに担当者がいないか?」
(馬券神)「いたら電話してない」
(担当者)「ちょっと待ってくださいね」・・・保留音
「担当者が近くにいないので、少し時間がかかるかもし
れない」
(馬券神)「バスがもうすぐ出発時刻なので、待ってるわけにはいか
ない」
(担当者)「自販機を確認したうえで、後日郵送にて釣り銭を送付
させてもらうことになるかもしれない。氏名・住所・
電話番号を教えてほしい」
(馬券神)「それで結構。名前は・・・、住所は・・・・」
てなやり取りをしているうちに、バス停にバス到着。
他の乗客は「こいつ一体どうすんだべ?」というような興味津々かつ
憐れみの表情で脇を通り過ぎていく。
それでも、なんとか後日の釣り銭送付を約し電話終了。
釣り銭は出ないが、チケットだけはちゃんと出てきてたので、とりあえ
ずバスに乗り込み準備完了。
◆すると、出発時間間際になってバスに係員らしき人が寄ってきた。
(係員) 「お釣り出なかったお客さんいる?」
(運転手)「さあ、聞いてないけど」
(係員) 「フーン」(トコトコ遠ざかる気配)
(馬券神)「お、、オレオレ」(って、オレオレ詐欺か?)
(運転手)「・・・・・」
しかたないので、バスから遠ざかり自販機方面に向かう係員に駆け
寄る。 バス内に荷物置いたままなので、守衛に「バス止めておいて」
と依頼。運転手は出発が遅れそうになるので不満顔。
「なんで被害者なのにお願いしなくちゃいけないんだ?」
との疑問はありつつも、やっぱ金が大事。
◆自販機を開けている係員に近寄り「釣り銭が出ないのでさっき営業所
に電話した者である」旨を申し出る。
(係員) 「やあやあ、中で釣り銭が引っかかってるわ。いくらでし
たっけ?」
(馬券神)「9000円」
自販機の払い出しの機構に引っかかってる札は全部で8000円。ど
うやら札に糊のようなものが付いていて札同士がくっついてしまい、途
中でジャムったようだ。
(係員) 「1・2・3・・・・9枚。ハイどうぞ」
(馬券神)「ああ・・・、ご苦労さん」
◆無事回収できた9000円を握り締めてバスに戻ると、すでに出発
予定時刻を数分経過。
(馬券神)「お待たせしてどうも・・・」
(運転手)「・・・・・」
オレの責任じゃないのに、無言の出迎えかよ。。。
そして馬券神は、
一部始終を見ていたヤツ
どうしてバスが出発しないのか不思議に思ってたヤツ
馬券神を「バスを待たせた不埒なヤツ」と思っているヤツ
の、好奇と批判と他人の不幸を見れなかった残念の念が入り混じった
視線ビームをかいくぐり、見事回収した釣り銭9000円の札束を
ワシ掴みにしてバス後方座席まで悠然と凱旋したのであった。
◇決して釣り銭をあきらめない強い精神力
◇呼出しボタンなし自販機トラブルの場面での素早い代替案の実行
を褒め称える声は観客からは、まったくなく、ただ「あーあ、迷惑か
けんなよな」といった乾いた空気のみがバスを支配していた。
◆本日の教訓
トラブル解決後に当事者がもっともほしいもの、それは・・・
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