あとりえ日記

しょうちゃんのひとりごとワールド。。
by shoko yukitake (hotaru)

強き稽古もの数をつくせよ

2009-09-29 | 日常・ひとりごと
最近、ほほぉぉぉ・・と心に残った言葉。

少し前にNHKの朝の番組を見ていたら、料理研究家の辰巳芳子さんが
座右の銘として大切にしてるこの言葉を紹介してました。

”強き稽古もの数をつくせよ”という世阿弥の言葉だそうです。
《稽古を、たくさん重ねて自分のものする。体得 するまでやらないと本物にはならない。》

辰巳さんは現在84才。結婚してすぐに夫は戦死してしまい、
その後、ご自身は結核になり、15年も闘病生活を送られていたそうです。
そして料理研究家になったのは40才頃から。。
お母様が料理研究家だったことから、母親の料理をずっと見て育ち、
見よう見まねで料理を覚えたそうですが、病気の15年間は全く料理は
しなかったそうです。それでも、病気が治って料理を始めたとき・・
カンは鈍っていなかったのだそうです。

しっかりと身につけていたんですね・・。


辰巳さんは、父親の介護の経験から
栄養が摂れるスープをいろいろ研究されて「いのちのスープ」という本でも
有名です。

この番組でも美味しそうなスープを作って紹介されてました。

このスープを作りながら辰巳さんがおっしゃってたこと。。

”時間をかけて美味しいものをつくる・・”たしか、こんな感じの
ことをおっしゃっていて・・
なるほどな~と思ったのでした。


辰巳さんの料理は、手間と時間をかけて丁寧に作られた料理だから
ホントに美味しそうでした~


今は、簡単・時間短縮で出来る料理が人気。
忙しい現代人向けに、みんな手早く美味しいものを作る方法が求められる。。

料理に限らずだなぁ・・と思う。

簡単に上達する方法。
すぐに結果が出るもの。
すぐに効果が現れるもの。
そういうのを求めてしまいがち。

だから、
すぐに効果が現れないと、やめてしまったり
飽きてしまったり。。


何でもスピード時代。
速くて良いものもあるし、こういう時代だから
仕方ないこともあるけど・・でも。

”時間をかけて良いもの作る”ということも
忘れちゃいけないなと思う。

良いものを作るには時間がかかるんだ・・。

そう思ったら、焦らずに一つ一つの過程を大事に
手間をかけてみようと思ったり、少し時間がかかっても
いいじゃないか・・と思える。


ホントに良いものを創り出す人は
コツコツそれに時間をかけて努力してきてる・・。
そういう風にも考えられるよね。

一つのことをそうやって努力してきた人って
やっぱりちゃんと良いものを創り出していると思う。


時間に追われて
のんびりしていられないことが多いけど・・
たまには、時間をかけて美味しいものをつくってみるということも大事だね。


この間の講習会で恵理先生が
五感をすべて使えるのが”料理”っておっしゃってました。

見て・触って・音を聴いて・においをかいで・味わって・・

確かにすべての感覚を使ってる。
リトミック的に言うと、6番目の感覚は筋肉感覚。
筋肉の使い方の感覚も大事。

辰巳さんのお話で「手が覚えてた」というのは
料理をする手の筋肉がしっかり習得してたことで、「覚えてた」ということですね~


五感を磨くのに料理が良い!という発想や
料理一つでも、技術って日々の積み重ねで
身につくものなんだなぁ・・。

なるほどなぁ~といろいろ感じたひとときでした。



そして・・やっぱり努力に勝るものはないのですね。。
ホント。日々の積み重ねですね。。

がんばろ。。。

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2 コメント

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コツコツ (菜穂)
2009-10-01 04:37:21
私は料理はスピード派だけど、やりたいことは確実にコツコツ派!

コツコツ時間かけないとなんでも極められないですよね!

努力大好きです~☆

素敵な文章ありがとうございます!
返信する
菜穂さん♪ (sho.)
2009-10-01 23:42:47
コメントありがとうございます!

そうですよね~
何でも極めるには努力の積み重ねですよね。
コツコツ続けることですね。。

一つのことをコツコツずっと続けている人って
すごいなぁと思います!
返信する

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