今年も4日間の国立音楽大学リトミック夏期講習会に行ってきました~
今回の講座の中で特に印象に残ったのが、「ニュアンス」という授業。
音楽を演奏したり、学ぶ中でニュアンスは必要不可欠なものだけど
「ニュアンス」をメインにしたレッスンってあまり受けたことがなかったので
とてもおもしろかったです。
”ニュアンス”ってフランス語だそうですが・・意味はイメージとか、雰囲気とか
音楽で言うと、その音楽の特徴であったり、音色などの微妙な違い・・
ニュアンスに関する音楽用語だけ取りだしても、すごくいっぱいある。
速さ、強弱、表現的な違いを表す記号・・・
普段、楽譜で良く目にしてるけど
ついつい、拍子やメロディ、和声、リズムにとらわれて
見落としてしまいがちだった。
レッスンの中で、ニュアンスの表示のないリズム譜を渡されて、
それに各グループで、ニュアンスを考えて書き込む作業をした。
すると、ただのリズムと休符が並んだだけの楽譜に
色が加わって生き生きしてくる。。
ニュアンスってホントに大事だな・・って
改めて感じたのでした。
速さだけでも、いろんな速さがあるし
強さ、重さ、質感の違い、感情なども組み合わせると
いくらでも表現が変わる・・
同じ楽譜なのに、グループごとにみんな表現が違っておもしろかった。
音楽以外でも、言葉のニュアンスの違い・・
微妙な違いで気持ちが伝わったり、伝わらなかったり。
思うように行ったり、行かなかったり・・
言葉も表情も音も
ニュアンスの違いで
伝わる表現が変わってくるね。。
もっと深く・・広く・・表現のボキャブラリー?を増やして
表現力を豊かにできたらいいな。。
「ニュアンス」以外にも、今回は
「タイム・スペース・エネルギー」・・とくに、スペース(空間)を使うということ
音の長さ、エネルギーに加えて、空間を意識するということを何度も聞いて
改めて、時間・空間・エネルギーの関係が大切なことを実感・・・
幼児のレッスンの指導法についても
普段ついつい、レッスンを円滑に進めるために先生がしゃべりすぎたり(指示しすぎたり)してることに
気づかされたり・・
子どもにもっと考える力をつけさせるためには
どういう言葉かけ、レッスンの持って行き方がいいのか・・
興味深い内容が充実していて
たくさん勉強になりました。
まだ明後日から、後半「幼児教育」の講座にも行くので
また、いろんなことを吸収して来ようと思ってますが・・
今年のリトミック講座で気づいたこと、学んだこと。
これからのレッスンに早速活かせるように。。がんばりまーす♪