2012 (オリジナル版2009年) 最初の予定会場ウォールキルから
ホワイトレイクに変わったいう広告
ウッドストック開催までの話は以前にも他の本で読んでいたのですが、やはり当事者の語る細部に渡る話は想像以上のものでした。
出演料を見ると当時のそれぞれの勢い、位置がわかりますね。
ジミ・ヘンドリックス 2セットの演奏で3万ドル+経費として2千ドル。
サンタナ 1500ドル!!(レコードデビュー前)、 ザ・フー 1万2500ドル(アメリカ公演中だった)、 CS&N 1万ドル(デビューアルバム発売直前)、 CCR 1万ドル、キャンド・ヒート 1万2500ドル、
BS$T 1万5000ドル、ジェファーソン・エアプレイン 1万5000ドル、ティム・ハーデン 2000ドル、
ラヴィ・シャンカール 4500ドル、アーロ・ガスリー 5000ドル、ジョーン・バエズ 1万ドル、
グレイトフル・デッド 7500ドル、ジャニス・ジョップリン 1万5000ドル、ザ・バンド 1万5000ドル。
このメラニーの話は初めてでした(彼女の名前自体忘れていましたね)。
レコード会社関係者の友人が、若い女性シンガーに何曲かやらせてくれないか、ともちかけた。
メラニーはその時点ではほぼ無名の存在だったが、そのかすれた不思議にふるえる声で「ビューティフル・ピープル」の最初の一節を歌い終えると、奇跡のような出来事が起こった。
彼女の前で、闇の中で一つになっていた何千人の参加者たちは、キャンドルやマッチに火を灯し、それをかざして揺れ始めたのだ。
彼女の歌は一瞬にして、そこにいたビューティフル・ピープルの心をとらえたのだった。
メラニー
「マジカルだった。あの時、私は初めて幽体離脱を体験した。
ステージに出る橋を渡っていると、私は体から抜け出して空中に昇っていき、そこからもうひとりの私がステージに歩いて行き、腰を下ろして最初の数行を歌いだす姿が見えたの。
私がセットを終えた時は、丘の一面にいっぱい小さな火がまたたいていた」
コンサート会場で人々がキャンドルや灯をともしたのは、おそらくこの時が最初だったのではないか。
マックス・ヤスガー農場 開催8日前
Beautiful peope
You live in the same world as do
But somehow I never noticed
You before today
I'm ashamed to say