2003
NHK「songs」でエリック・クラプトンを特集。曲にまつわるエピソードなど特に目新しいこともなかったのですが、「ジョージ・ハリソン・トリビュート」のライヴは初めて見ました。
ジョージの息子のダーニも大きめのギターで参加しての「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウイープス」、ちょっと感動したのです。
*ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウイープスについて (アンソロジー より抜粋)
「ワリントンの母の家で書いた。中国のI-Ching(易経)について考えていたんだ。何が起ころうと全ては意味がある、ということを。
何か本を開いて最初に目にしたことをベースにして歌を書こうと思った。
本をアトランダムに選んで、開いた。”gently weeps”が目に入った。本を置いて歌を書き始めた」
「ジョンとポールは当時、僕の歌をレコーディングすることをシリアス(マジに)に考えるのは難しかった。演奏することさえ考えにくかった。それで家に帰って考えた。
翌日、エリック・クラプトンを乗せ、ロンドンへ車を運転していた。スタジオに来てプレイしてくれないか、と彼に言った。彼は、ノー、今まで誰もビートルズとレコーディングしていないし、他のメンバーも嫌がるだろ、と言った。僕は言った。僕の歌だ、僕は君にプレイしてほしいんだ、と。
良かったよ。(彼のプレイが)みんなの演奏をベターにした。ポールがピアノでナイスなイントロをプレイし、みんなシリアスになったんだ」 *ホワイト・アルバム 1968 発売
エリック・クラプトンはレス・ポールで演奏。(アルバムにはクレジットされていない)
*このレス・ポールのギターはエリック・クラプトンが以前ジョージに譲ったもの。
アコウスティック・バージョンのフィンガー・ピッキングのギター・スタイルは、ドノヴァンがインドのリシケシでビートルズに教えた、ということですね。
どうやってジョン、ポールに、自分の曲に注意を払ってもらおうか、と考えるジョージ、、。
「レット・イット・ビー」でのポールとぶつかったシーンを思い出しました。
今日はこの曲をipodでビートルズ、アコウスティック・ソロ、と続けて聞いてしまいました。
ピアノのイントロは見事ですね。エリック・クラプトンのギターも勿論良いのですが、彼はこの曲を何回くらい聞いてソロを演奏したのでしょうか、、?
2001 武道館
(G)Andy Fairweather Low (B)Nathan East
番組の最後に「チェンジ・ザ・ワールド」ライヴ。これがライヴならではの、段々と熱の入っていく演奏。良かったです!
サポート・メンバーがしっかりと、文字どうり支えているなあ、というステージでした。
10年前の武道館ということは、確か、2階席で見たと思うのですが、、。
かなり昔あるTV番組で、このベースのネイザンがベース・ギター一本でティアーズ・イン・へヴンをプレイしたのを見たのを思い出しました。いい感じでしたよ。VTRで録ってあるかも、ですが、、。
*映画 ジョージ・ハリソン「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」11月公開のニュース。
これも楽しみです。