TCHAIKOVSKY/ Music Lovers

2011-04-27 17:20:08 | Weblog

            

この1,2年テレビをつけない時間が少しずつだが増えてきました。今年はますますその傾向が強くなってきているようです。先日、風呂上りにビールなど飲みながら何か見ようか、と番組欄を見ても、これと言って見たいのはないなあ、と。チャンネルを変えていると、3チャンネル(我が家は今の所、母親の部屋のみ地デジ対応です)で「展覧会の絵」をラベルの編曲で、、と聞こえたのです。先々週、ラベルのボレロを聴いたばかりだし、ちょっと見ようか、としばし、、、。気がつくと雑念だらけになっていて、E.L.Pはこの曲をロックで発表した当時かなり話題になった、、など思い浮かべていると、唐突に、昔見たチャイコフスキーを扱った映画を思い出したのです。タイトルが思い出せず、監督は、、確か「マーラー」を撮った人、少々まともでない?ストーリー展開をする、撮りかたをする、、など映画のシーンなども部分的に思い出したものの、結局その日はそのままにしてしまったのでした。
 翌日調べてみると、ケン・ラッセル監督の「恋人たちの曲」1970年と判明。そうでした!リチャード・チェンバレン、グレンダ・ジャクソンが出演でした。そう、R指定だったのですね。そんなシーンもありましたね(今ならPGくらい?やはりRでしょうか)。
 私にとってもっとも印象に残っているのが、演奏会でのピアノ協奏曲第一番シーンなのです。序奏でのピアノの和音を聞いてるうちに「ロックだ」と感じていたのですね。この演奏にロックのドラムスが加わったら、、と思いながら見ていたのでした。映画自体は(アメリカでは不評でした)幻覚のシーンやR指定になるシーンなどなければもう少し楽しめたかな?(この監督の映画にはいらないなあ、と思えるシーンが必ずいくつかあって、私個人の好みとしては、マーラーやトミーもそういったシーンがなければもっと良いのになあ、と、、、)と思った記憶があります。