今日のipod1曲目がこれ、バンドの「怒りの涙」でした。大震災と原発事故後の様々なことからこの所少々ダウン気味の心には、まあ、ぴったりだったのかな?60年代にディランがバイク事故で休養をしていた頃に、ウッドストック近郊にあったバンドの、例のピンク色の家で作られた曲(ディラン+R.マニュエル作)なのですが、この頃はリチャード・マニュエルも色々な意味で元気だったのですね。
詞の内容は、一言で言えば「子に去られた親の嘆き」なのですが、当時は(60年代後半)ヒッピー・ムーブメントの全盛期。ディラン、バンドたちはその動きをわりと冷めた目で見ていたのでしょうか?バンド自体がカナダからアメリカへ、ディランもミネソタからニューヨークへ、と生まれ故郷を離れて暮らしていたのですが、この曲は自分たちの心境ではなく、親から見た今の(当時の)子供たちへの感情を表現した、というところでしょうか。(ちなみに、ディランは自分のツアーに母親をよく招待しているようですね)
怒りの涙、嘆きの涙 なぜ私がいつも泥棒扱いされるのか?
わかっているだろう すぐそばにきておくれ
私たちはとても孤独なんだ そして人生は儚いのだよ
Tears of rage,tears of grief
Why must I always be the theif?
Come to me now,you know
We are so alone
And life is brief
Why must I always be the theif?
Come to me now,you know
We are so alone
And life is brief