こだわりのヒント集

2007-11-19 00:54:07 | Weblog
 蔵書の多い家庭なら居間にライブラリーコーナーを持つ書斎をつくってしまいましょう。居間でテレビを見るだけでは味気なく、この書斎コーナーがだんらんを楽しいものにしてくれるでしょう。

 「いい家」はこうつくる こだわりのヒント集 建築家 金堀一郎著より 

 今の家は、ダイニングがこのスペースになっています。不思議と家族が人の居るところに集まってきます。というか、テレビの周りですね。テレビを見ながら食卓で本を読んだり、宿題をしたり、もちろん食事をしたり・・・嫁さんは、今度の家は六人掛けの大きなテーブルが欲しいと言っています。食事の用意をする時に、本や勉強道具がテーブル上に散乱しているのが我慢できないようです。
 

アプローチ

2007-11-18 11:48:51 | Weblog
 プロの建築家のプランを見て最初に奇異に感じるのは、玄関までのアプローチをかなり重要視していることです。普通考えると、道路から玄関まで一直線でも大丈夫じゃないの?その方が間取りが自由だし・・・となると思うのですが、建築家の方はここの結構スペースを割くのです。
 家に訪れる人を門扉から玄関へといざなうアプローチは、その家の顔となる空間であり、建物の全体像を印象付けてしまう重要な場所であり、住む人の感性を感じさせるものなのです。
  
 
  





リビング階段

2007-11-17 00:14:10 | Weblog
 リビング階段っていうのは、親と子のコミュニケーションを容易にする手段として、子供が自分の部屋に行くのに必ずリビング(家族のいる部屋)を通らないといけないようにということから始まったよですね。最近では、家の間取りが家族を崩壊させてしまうという内容の本も多く出版されています。
 私は、何となくですが、階段があると上からの吹き降ろしがあり冬は寒そうだし、部屋が落ち着かない印象があります。ただ、リビング階段から吹き抜けの上の部屋につながっている感じは、部屋につながりもでき良いなァと思います。モデルハウスでよく見かけるパターンですが、こういうのって実際に生活してみるとどうなんでしょうね。

錯覚

2007-11-16 02:41:11 | Weblog
 出来上がったプランは、中庭のある長方形のシンプルな間取りでした。そのプランを見た第一印象は、各部屋がコンパクトにまとまっている割には、それぞれのスペースが十分に確保されているといった感じでした。玄関を入って、リビングを抜けて、中庭を通って奥に母の部屋です。結構、面白いんじゃないの・・・今までの二人の作品とはまた一味違ったプランでした。
 このプランには、昨日書いた部屋を広く感じさせるポイントがいくつか取り入れられていました。それは、リビング階段、吹き抜け、ウッドデッキ(中庭)、間仕切りをなくす、廊下を減らすといった工夫です。中でも初めて学んだのが、部屋の中を横切らせることにより、一つのものに二つの働きを持たせ、部屋を広く感じさせる手法です。あァそっか!!広く見えるけど、実はそこは通路を兼ねているんだ。だから部屋のようではありながら、そこには物が置けないんだ。

部屋を広く見せる工夫

2007-11-15 23:19:43 | Weblog
実際の広さよりも、広く見せたり、そう感じさせる工夫

1.出来るだけ目線が抜けるように、窓の位置を工夫する。
  壁に透明なアクリル板を使ったりする。
2.間仕切の少ないプランにする。
3.廊下を少なくしたり、リビング階段にする。
4.家中隈なく太陽光が入るようにする。
5.壁の色を明るめにする。
6.天井高さを高くしたり、吹抜を作る。
7.ウッドデッキや坪庭を造り、外部空間も部屋の一部に取り込む。
8.引き戸を多用し、普段は開け放しにできるようにする。
9.収納を上手に考える。

新しい試み

2007-11-13 23:36:58 | Weblog
 よく作品を見てから自分に合った建築家を選ぶなんていいますが、作品を見たってその良さなんて分かるもんではありません。住宅の場合、皆さん限られた予算の中で建て主の要望に応えられている訳で、自分の作りたいものを作っている建築家なんて、きっと数えるくらいのものだからです。ただ、その中でも自分の個性を出していかなければ、やはり生き残ってはいけないでしょう。
 きっと、何かの縁があるのだと思い、もう一度だけ建築家の方へお話を持っていくことにしました。そして、今回はあまり多くは語らず、現状の要望を簡単に紙に書き出し、それを元に第一案を描いてもらうことにしました。あまり細かく話していると、逆に発想が抑えられてしまうように感じたからです。

表と裏

2007-11-12 00:14:08 | Weblog
 四角い工場のように見えたその建物は、実はロの字型をした中庭のある家でした。家の外にも駐車スペースがありますが、家の中にも趣味の車が収納できるスペースがあるとのことです。玄関を入ると正面には中庭が見え、中庭を挟んでリビングと和室が左右に配置されています。
 もっと驚いたのは、表道路からは四角い工場のように見えるその建物の裏側壁面には、レッドウッドが一面に貼られているのです。家の見せ方っていろいろあるんですね。あへて表通りの通常の正面と思われる面は飾らず、その逆側を飾るなんて・・なかなか渋い演出です。

第三の建築家

2007-11-11 19:24:12 | Weblog
 コンクリート造の閉ざされた感じの家が出来ないかと思案していると、建築関係の友人が「こういう建物はどう?今は、木造でもコンクリート造のような建物ができるよ。」と、最近出来上がったらしい新しい建物を紹介してくれました。
 建物の場所を聞いて、「あァ、その家なら見たことあるよ。」と、私はすぐにある建物が思い浮かびました。その建物は、一見するとどこかの倉庫のように周囲を四角く囲まれており、通勤途中の見てはいったい中はどうなっているんだろうと不思議に思っていたものでした。

大きな暮らしができる小さな家

2007-11-10 00:24:18 | Weblog
 天井は高い方が開放感があるという人がいますが、永田さんは、むしろ通常の住宅よりもさらに低い220cm程度に抑えます。それでもおもしろいことに広さを感じるのです。それは、天井高いっぱいまでの窓や扉などの建具をつけることにより、開口部の先の空間とつながっている一体感を与え、さらに天井の照明器具を極力さけ、すっきりとさせているからです。

 大きな暮らしができる小さな家 永田 昌民 、杉本 薫 (著)より
 
 居心地の良い空間というのは人それぞれ違うのでしょうが、絶対落ち着く空間というのはありますね。私は、どちらかというと天井が低い方が好みかなァ、でも、あまり低いと圧迫感も感じる方だし・・・やはり物事バランスですえ。天井が高い部屋があるから低い部屋が際立つし、その逆もまた言えますからね。

新しい出会い

2007-11-09 00:26:47 | Weblog
 家の近くを犬と散歩していると、鉄筋コンクリート造の真四角な建物を見付けました。自宅兼設計事務所のようで、会社の方は一階が駐車場で、二階の事務所は南向きに大きな開口を取っています。自宅の方は、道路側(南側)に大きな壁を配し外からの視線を遮っています。窓も小さく、住みやすいのかどうなのかは分かりませんが、何となくやはりお洒落ですね。
 
この建物を見て、自分が望んでいた家の形が少し見えてきました。
 1.外からの視線を気にしなくて良い家
 2.玄関が家の正面にない家
 3.南向きだが、開口部を南側にこだわらない家
 4.あまり飾り付けてない家