子はかすがい

2009-05-27 00:11:42 | Weblog
「かすがい」とは、木材と木材とをしっかりとつなぐために、両端が直角に折れたコの字型の金具のことです。「子はかすがい」といいいますが、「納得!」といったところです。
 この「かすがい」が、実はうぐいす張りの廊下に使われているのです。かすがいが使われている理由は、釘を表面に見せないようにするためです。床板を上から釘で打ちつけるのではなく、根太(板を支えるために横に渡した木材)と床板を<目かすがい>と<釘>で裏から固定しているのですが、実はこれが音が鳴る仕組みなのです。つまり人が床板を踏むと、目かすがいが上下し、釘と擦れ合って鴬が鳴くような音がするのだそうです。
 昔の人の知恵には、いつも驚かされるばかりです。




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