街の木のキモチ

2013-03-07 05:45:10 | Weblog
 晩秋、公園やビルの狭間に降りつもる大量の落ち葉。けれども、それらはいつのまにか掃き集められて、またいつもの地面に戻っています。あの大量の落ち葉は、一体どこへ行ったの?

 一本の大きな木が落とす葉は、相当な量です。山では毎年大量の葉が落ちるのに、落ち葉だらけになることはありません。なぜだかわかりますか?それは落ち葉がいろんな微生物に分解されて、土になるからです。土は生き物なくしてはできません。木の葉や草、ミミズ、虫、バクテリアや菌類などによって、長い時間をかけて作られていきます。

  街の木のキモチ 樹木医のおもしろ路上診断 岩谷美苗著より

敷地の端に、大きくなった楠と思われる木があります。大きくなったというのは、昔は小さかったのです。それがみるみる大きくなりました。その早さは異常?なほどです。暖かくなると一雨毎に、それこそ脱皮でもしているのではないかというくらい、新緑の葉を生い茂らせます。それは、「あぁ、また伸びている!」という感じです。

 そろそろ雑草も目に付き始めました。これらも放っておくと、あっという間にあたり一面を覆い尽くしてしまいます。自然って、すごいです。