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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~WBOフライ級~

2011年12月20日 | BOXING

王者:ブライアン・ビロリア vs 挑戦者:ジョバンニ・セグラ
試合結果:ビロリア8RTKO勝ち

●所見~ビロリアの場合~
リーチが短いので自身からパンチを当てに行かなければならない相手の場合は後手を踏むが、
相手が自身の距離に入って来る場合は得意な左フック、回転の速いフック連打が決まる。
キャリアの中でもボクサータイプには苦戦し、ファイター相手に善戦している。
この相手は右ガードがら空きで正面から強引に打ってきたので1Rから左フックのカウンターがビシビシ
と決まった。
ツボに嵌ればスピードもグンと上がり、回転もグングンと上がる。
相性は実力差を大小させる事があるがこれ程、良い方向に咬み合う相手は居ないのではないだろうか。

●所見~セグラの場合~
左右アッパーの軌道は-90°から90°の弧を描き、まるで半円形分度器を縦に置いた様だ。
左アッパーの空振りの勢いのままに左足を前に持って行き、右アッパーを振る。
その攻撃が3段階で出る所も凄い。
I・カルデロンの様な下がる相手には相当なプレッシャーになるだろうがこの相手は1階級上のパンチャー
で勝手が違った。
ジョバンニ ( コレ、言うわなぁ ※序盤に ) 食った左フックが効き、平行感覚を失ったか、集中力を失ったか
5R辺りから頭ごと突っ込む左ボディストを繰り返し、打ち終わりの態勢もガードもお構いなし。
そこを更に左フックから連打され、一気に右目の腫れが大きくなった。
8R、左フック食い、バランス崩した所でストップされたが、レフェリーもあの腫れでは止めるしかない。
しかし、凄い腫れ様だ。
日本王者時の内藤氏、vsホリフィールドのH・ラクマンも芸術的 ( ? ) だったがそれらと同等だ。

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