Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~ライトヘビー級~

2013年09月29日 | BOXING

フリオ・セサール・チャベスJr vs ブライアン・ベラ
試合結果:チャベスJr判定勝ち

●所見~チャベスJrの場合~
1Rのサークリングは前戦と同様だが明らかに動きが遅い。
但しそれは絶対的な質量によるもので、本人もコンディションが悪い感じは無かっただろう。
しかし、何かちぐはぐで思う様にパンチが当たら無い。
上体と共に顔をグ~ッと前に出し、ジャブを押す様に打つのはその表れ。
ジャブが当たら無いと右ストも当たら無いが、その中でも当たるパンチを見つける能力は有り、
唐突の左フックを何度か当て、7R終了間際にはクリーンヒットしグラつかせていた。
その左フックの印象は明確だったのでポイントとなったか。
劣勢になる程 「 これはJrの判定勝ちだな 」 と思わせるんだわな。

●所見~ベラの場合~
キビキビとした動きだが1,2Rは自身のパンチが当たらない距離でウィービングしたりと動きが
必要以上で、これは見る側に追い込まれている印象を持たせる。
3R辺りからやたら笑顔を出したが 「 こいつのパンチ、予想より効かないぞ 」 と思ったのでは。
実際、左フックを食っている割に然程効いて無く、4R以降、自ら距離を詰めて行った。
しかし好事魔多し、7R、左フックを食い、軸を失う程グラついた。
ラストゴング後、勝利を確信し歓喜していたがそれ程明確に取った印象は無かったが。

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