Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~WBAスーパーフライ級~

2012年12月31日 | BOXING

王者:テーパリット・ゴーキャットジム vs 挑戦者:河野公平
試合結果:河野4RKO勝ち

●所見~テーパリットの場合~
元々ガード下げるスタイルだが過去の試合で余り食わなかったのは先に当てる技術があるからだ。
食う前に当てる、更に食う前に当てる、そしたら食わない。
この日は意外に食った。
左の引きの遅さが目に付いた。
グッと押す様なジャブ、ボディもバシッとしたキレが無い。
4R、左アッパーのモーションに左フックをカウンターで食ったがこの動きが敗因を表していると思う。
相手を舐めてたんだ。
vs亀田大毅、vs清水の様に情報をしっかり取らなかったのだろう。
( 愚連隊さんも提供しなかったのかな? )
最初のダウンはロイヤル氏がW・ゴメスに食った様なものだった。

●所見~河野の場合~
タフネス、フィジカル、メンタルの強さに加え、崩れないフォーム、堅実なガード、何故か時々一発
があり、世界戦に勝つ条件はギリ持つと思うが、まさかこの王者にこの勝ち方をするとは。
この試合は相撲みたいにならなかったなぁ。
いつも押し合い圧し合いだから。
4Rの左フックはラッキーパンチでは無いね。
前のRから当たる伏線は感じていただろうし、相打ちの意識でしっかり右ガードし、コンパクトに振り
抜いている。
後のラッシュも慌てず、しっかりボクシングしていた。
しかしこのスタイルは亀田興毅に4階級目を譲る気がする。

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