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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~WBCライトフライ級~

2011年12月25日 | BOXING

王者:エイドリアン・エルナンデス vs 挑戦者:コンパヤック・CPフレッシュマート
試合結果:コンパヤック10RKO勝ち

●所見~エルナンデスの場合~
均整のとれたフォームで如何にもメキシカンらしいボクサータイプだ。
ジャブ、右から左右アッパーと、コンビの繋ぎがスムーズで各パンチに意図が感じられる。 
( 無暗に出してない、の意 )
特に左アッパーは相対位置を見るに、右フックを被せられるリスクがかなり大きかったが、
臆する事なく上下にバンバンと出した。
その左アッパーは-70°位の角度からズバッと放たれ、まるで鎌で切り裂く様だ。
その際、右の肘を上げ、グローブを首筋辺りに移動する動きはヘナロ ( 故人 ) の様でシブい。

相手のプレッシャーを持て余し、隙を探しながらパンチ打つのでリズムが掴めず、中盤は強引に
右フックを叩き付けるワイルドな攻撃になった。
しかしそれが功を奏し、リズムを引き寄せ、相手を下がらせたが10R、一気にスタミナロスに
襲われ、ボディで弱り、ガードが下がった所に顎にフックを纏められた。

●所見~コンパヤックの場合~
上半身のマッスルはヘラクレスの様でLF級とは思えない。
身長は公称154cmだが、実際は150cmギリではないの?
そのスタイルは期待及び予想を裏切らないファイタータイプで、タイの日差しと声援を背中に受け
ながら戦う絵に良く合っている。
肩幅が広く、筋肉も多いのでストレートが真直ぐ出ないがフックがよく出る。
右左共にダブル、トリプルで打つ事もあり、相手に余裕を与えないプレッシャー、テンポも良い。

この強烈なパワーに日本選手ではとても敵わないと思わせがちだが、おいしい相手と見る事も
出来る。
基本的に日本選手は昔も今も相手のスタイルにボクサータイプを苦手とし、ファイタータイプを
得意とする。
この王者は確実にファイタースタイルで戦うから戦法を立て易い。
但し、その戦法は捌くものではなく、自身がファイタースタイルで戦う事。
相手以上に押し、頭を相手と同じ位置に置き、ボディを打ち捲る事。
当然にそれを12R持続する気力体力タフネスが必要だが。

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