Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~ティム・ズー vs セバスチャン・フンドラ~

2024年03月31日 | BOXING
WBC・WBOスーパーウェルター級タイトルマッチ
王者:ティム・ズー vs 挑戦者:セバスチャン・フンドラ
結果:フンドラ判定勝ち

■分析~ズーの場合~
30年前からの日本限定の論争、チュー、ジュー、ズー
日本人の発音ではチューが容易なのか。
90年代、コンスタンチン ( コスタヤ? コスチャー? ) が台頭した頃、
情報少ない中、マガジンのコラムで香川照之氏がその怪物性を強調していたが
どれほどなのかと管理人は専門店で5000円のVHSを買ったっけ。

コンスタンチンそっくりだ。
ビヤ樽的な体形、後方に重心を置いたスタンス、両肘を上げたハイガード、顎を引いた上目使いの眉間。
頭のカットは顔のパーツよりもビハインドは小さいが、思いのほか止まらなかった。
血液てのは大量に出るとドロドロしているのだわな。
男性は女性と違って大量の出血に見慣れてないので狼狽する。
それにしても互いに大流血してると感染症も心配になる。
リングサイドのドレスUPした観客もツラいわな。
試合前から不運があったか。
このような形で全勝レコードを失うのは大きな損失だ。

■分析~フンドラの場合~
80年代、長身だけで複数階級制覇の予備軍だった。
マーク・ブリーランドなどはジョン・ムンダガをKOしたあたりではミドル級までは確実視されていた。
それにしてもスーパーウェルターで197cmとは。
フェザーで185cmのトニー・ペップ
バンタムで180cmのパナマ・アル・ブラウン
その時代の長身ボクサーは付随する長リーチで長距離の空間支配するスタイルだったが
現代の長身ボクサーはショートレンジも辞さない。
それはポール・ウィリアムズあたりから傾向となった。
=(イコール)アドバンテージは頭の位置が高いだけ。
その頭の位置も相手が距離を掴んだならばアドバンテージにならない。
現代の超長身ボクサーは異質なだけでありアドバンテージにならない。

タワーリングインフェルノ
ユニークなニックネームだ。
映画も印象的で面白かった。
鮮血に染まった顔は燃え上がる炎のようで、試合後、頭から水かぶったらラストシーンのようだ。
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