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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~ブライアン・ノーマンJr vs 佐々木尽~

2025年06月20日 | BOXING
WBOウェルター級タイトルマッチ
王者:ブライアン・ノーマンJr vs 挑戦者:佐々木尽
結果:ノーマンJr5RTKO勝ち

■分析~ノーマンJrの場合~
公開練習を見た管理人 『 うっひゃー、こんなのにどうやって勝つの? 』
トレーニングでも試合でも体幹バランスがよい。
どんな状況でも縦軸がブレてなく、大きく動いても軸は残している。
両足が地に引き込まれるようで、それでいて体の重さが感じられず動く時は実にバランスがよい。
ニグロイドの先天的な利。
相手の能力を悟ってからは目いっぱい振る。
どのボクサーもバッグ打ちのラストは狂ったように、まるで地球に穴をあけるかの如く打ったりするが
2Rから相当に力を入れて打ち込んでいる。
フィニッシュブローの左フックはビンセント・ペットウェイvsサイモン・ブラウンのKOシーンを見るようだった。

■分析~佐々木~場合~
過去のボクサーでは初の世界戦において 『 世界仕様 』 『 王者仕様 』 とかの戦法を用いて無残に散った例は多い。
普段しないことを世界戦でポジティブにできることは滅多にない。
佐々木はよそいきなところはなかった。
試合前の言動、戦法、戦術、リングパフォーマンスと、らしさを十分に発揮した。
ガードして押し込んでボディ、相手の右の引きに合わせて左フックの強振。
どれも実に佐々木らしい。
パンチ食うことは想定内だろうが予想を超えるダメージだったのでは。
1Rはvs日本人選手でも経験した程度。
2Rは首の骨が軋むほどの衝撃 ( 背骨あたりが燃えるような感覚だったのでは? )
3Rは一瞬ふわっとしたが、赤井vs大和田7Rを見るようだった。

何だかせつないな。
日本人の少年達は体が小さかったならばボクシングを選択もよいが
大きかったならばサッカーや野球の方がよいのかな。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (おれ・ガメス)
2025-06-21 11:01:52
実力の差がすごかった・・・。
佐々木はよくがんばったと思います。
正直、1Rで終わるかと思いました。
最後の首を刈るような左フックは恐怖を感じる程の威力。
王者はすごく行儀がよかったですね。何でだろう。
次、佐々木は世界ランカーとやって欲しいです。
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Unknown (管理人)
2025-06-21 17:15:41
>おれ・ガメスさん
地力の差は感じられました。
けれども内容は面白かったし管理人は佐々木に好感もってます。
1Rから左フックに脅威がありました。
お行儀がよいのは、おそらく父親自身が差別などうけた背景から子供には厳しく躾けたのではと思います。
vsランカー? 雄二みたいになってしまいそうで。
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