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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~IBFスーパーミドル級~

2011年03月27日 | BOXING

王者:ルシアン・ブテ vs 挑戦者:ブライアン・マギー
試合結果:ブテ10RTKO勝ち

●所見~ブテの場合~
J・フレイジャーは左フックをサンデーパンチとしたが、そのスタイルはまさに左フックのみで、
他のパンチ動きもすべて左フックを打ち込む為の伏線だった。
ブテにはそれと同様の印象を持つ。
違いは左アッパーである事で、それもカウンターの左ボディアッパーだ。
構え、位置取り、フェイント、と全ての動きが左アッパーを打ち込む為のものになっている。
そのパンチをベストで当てる為には2つ重要であり、1つはミドルレンジ以内である事。
相手を引き込まなければならない。
右ガードを思い切り下げているのはその為でもある。
ディフェンスの是非については恐らくはスリップ、ダックして左アッパーをグサリと言うイメージが
出来上がっているのだろう。
2つ目は打つ際、相手の右を食わない事。
アッパーは打ちも引きも基本的に2連動作によりガードが空く時間がフック、ストレートよりも長い。
それでも打てるのはタイミングを完全に掴んでおり、たとえ右フックを食ったとしても最初に当てる
事で相手の威力を半減させ、それ以上に効かせる自信もあるのだろう。
それにしても腰がよく入り、下からレバーをピンポイントで突き上げる様な形で理想的だ。

スーパー6の激戦を余所に自身の防衛街道でSM級No1の評価も手にしつつあるが、
その実力はまだ知れない。
スーパー6に比べ、相手がトップレベルで無いから。
復帰宣言したM・ケスラーとの対戦が浮上している様だが、是非とも実現してほしい。

●所見~マギーの場合~
相手が左ボディアッパーのカウンターを狙っているのは明らかで、対戦前、対戦中にも判っていたと
思われ、それでも顔面のガードを主体にアグレッシブに攻め込んでいったのには策が無い様にも
見えたが、実際、相対し、相手が完全に右ガードを下げていると、当たりそうな気がして攻め込んで
しまうのだろう。
レバーを何度も突き上げられたが、何度もよく立ったね。
あのパンチを食うとvsO・ナザロフの朴、vs井岡のオーレドンの様にのたうち回る程苦しいでしょうけど。

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