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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~WBAクルーザー級~

2008年11月05日 | BOXING

王者:フィラット・アルスラン vs 挑戦者:ギレルモ・ジョーンズ
試合結果:ジョーンズ10RTKO勝ち

●分析~アルスランの場合~
M・バイエルとF・シュトルムを足して割ったような選手。
1、2Rのブロックに徹したのはどんな意図があったのか。
攻撃を伴わない防御 ( フットワークも同様 ) は速いテンポの現代ボクシングではマイナス
になる事が多い。
ブロックなどお構いなしにフック、アッパーとリズミカルに打ち込む相手に序盤でペースを
与えてしまった。
中盤以降はペースアップし、自身のリズムも掴んだがそれ以上に相手がノッてしまい、
展開を変える力は残していなかった。

●分析~ジョーンズの場合~
長身の割にはストレートパンチを使わず、クラウチングスタイルとまではいかないが上体を
猫背 ( この言い方はおかしいかな? ) にしてフック、アッパーを多用する珍しい選手だ。
スピード、威力は特別ではないが、ショート~ミドルレンジではそのパンチがリズミカルに
バンバンと出る。
10R、アッパーを連続してブチ込んでストップを呼び込んだのは圧巻だった
但し、SW時代に15cm背の低いR・ブードゥアニにワンツー&サイドステップでアウト
ボックスされた様にロングレンジが不得意な部分は残しているように思われる。

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