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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~WBCスーパーウェルター級~

2008年11月12日 | BOXING

王者:セルジオ・モーラ vs 挑戦者:バーノン・フォレスト
試合結果:フォレスト判定勝ち

●分析~モーラの場合~
前回同じ相手に圧勝し、ボクシングセンスの優れたこの選手がなぜ負けたのか。
ウェイト失敗したらしいがそれは問題外!
1,2Rに打ち込まれ、特に2Rコーナーで食った右が効いたように見えた。
精神的ダメージを受ける選手ではないだろうが、肉体的ダメージで思うように体が動かな
かったのではないか。
” KO率が少ない = ( イコール ) パンチが無い ” という見解はあさはかではあるが
終盤に展開を変える程の攻撃力は持っていなかった。
しかし11Rロープを背に相手のラッシュをボディワークでかわしながら体勢を左斜めに
もっていき、その角度から左フックを思い切って振りぬいたのは ( 当たらなかったが )
” 相手を倒す ” という意識を持っている事が垣間見えた。
この選手のタレント性は自他共に判っていない。

●分析~フォレストの場合~
左ジャブは前試合の5倍は出たのではないだろうか。
そのジャブはタイミングがよく、相手のスタイル ( サイドによく動きながらフェイントを
多用し、飛び込みさまに打つ ) を研究したものでフェイント時に打ち込み、出鼻に合わせ、
相手が引いた時はステップと共に強く打ち込む。
また、スマートな相手がリズムを変えてきても自身のリズムも変える、とバラエティ豊かで
続く右のタイミングにも良い影響が出ていた。
防御は特に目立つ部分は無かったがジャブの効果が攻撃を受けない効果となっていた。

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