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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~IBFライトヘビー級~

2008年11月13日 | BOXING

王者:アントニオ・ターバー vs 挑戦者:チャド・ドーソン
試合結果:ドーソン判定勝ち

●分析~ターバーの場合~
キャリアは少ないがボクシングセンスは優れている。
常にリングジェネラルシップを握り、相手の動き ( 状態、雰囲気 ) を察して自身の
ガードを大きく上げたり、完全なノーガードになったりする。
この試合では序盤に相手のジャブでガードの真ん中を破られたと見るや中盤以降は
腕を締めたガードに切り替えた。
手数が少ないが左ストレートは天賦の才により、その一撃でラウンドを取り、試合を
獲る威力を備えている。

●分析~ドーソンの場合~
ワンツースリーでスリーの右フックを相手ガードが高い時にはボディへ、低い時には
アゴへと使い分けたそのコンビネーションは序盤からスピード、威力抜群で終盤まで
落ちなかった。
そのパンチはコンビも単発もしっかりナックルを返っていて、特に左ストレートは手の甲
を上に向けた状態なので体の捻りも効いている、いわゆるコークスクリューブロー。
この打ち方は出だしのスピードが遅かったり戻りのバランスが悪くなったりするが
速く、崩れず、キレもあり終始衰えず、この日は最高のパフォーマンスだった。

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