Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~キース・サーマン vs ヘスス・ソトカラス~

2013年12月15日 | BOXING
WBAウェルター級タイトルマッチ
王者:キース・サーマン vs 挑戦者:ヘスス・ソトカラス
試合結果:サーマン9RTKO勝ち

●所見~サーマンの場合~
SB級を見た直後なのでやはり重量感がある。
共にジャブにパワーがあり、パリングも力を入れる必要があるだろう。
おわ~っ、効いた。
おいおい、負けるのか?
何とか踏ん張り、1R終了際、逆に効かせた。
2R以降、サイド&バックステップを駆使し、スナッピーなパンチでポイントを集めダメージを与えるが
ドコか逃げ腰だ。
前戦のパンチャー&ファイターを見事な戦術でKOし、寧ろこんな相手は得意と思われたがアグレシブ
なプレスに弱かったのか。
そんな状況でもアウトBOX出来る2枚腰は現代の米選手が持つもので実際に実行した。
得意なパンチを打ち込むタイミングを掴んだならば効かせる事もダウンを取る事も出来、そしてKOも。
しかし課題も少なく無い様な。
今後、勝利を挙げるにしても相手次第な気もする。

●所見~ソトカラスの場合~
1R相手をグラつかせた右フックは右半身を被せる様にし、ディレイで放たれるもので相手としては
相手の肩の後ろから飛んで来るもので食う直前迄見えないだろう。
見えた瞬間 「 しまった 」 て感じ。
スロースターター故、一気に仕留める事は出来なかった所が惜しい。
その後も強烈なプレスと共にジャブ、長い右クロスを打ち、どれも腰が入っているので強いものとなる。
但し相打ち覚悟なので実際、右をカウンター気味に食い、打ち終わりに左右フックをバシバシと食い
ダメージを受けながら戦っていた。
5Rのダウンも左フックを掠めた程度だがダメージの中だったので腰が落ちた。
そしてフィニッシュは蓄積ダメージが一気に出て崩れ落ちた。
愚直なファイタースタイルの限界も見えた。
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2 コメント

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Unknown (hanasora)
2013-12-15 17:28:51
個人的にはこのサーマンは、言われるほど魅力を感じないんですよね。今日の試合っぷりも不安定でしたし、キャリアを重ねるにつれて試合中の表情が弱弱しく見えるような。うまいタイプのボクサーとの試合を一度見てみたいです。
Unknown (管理人)
2013-12-16 21:38:05
>hanasoraさん
この試合は追い詰められた表情、逃げ腰な動きが出ていた気がします。
風貌、スタイルは良く、スター性はあるので勝ち続けてほしいです。

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