めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

梅雨明けと梅干し

2014-07-23 20:00:00 | 日記
 蚊が入ってきたので蚊取り線香つけました。 懐かしのキンチョ-

梅雨明け宣言通り良いお天気。
  待ってました
  梅酢に浸したままの梅ぼしの土用干し開始です。
  今日から三日間、目が離せません
  昔は三日三晩と言ったそうですが、私は日中だけ干しています。
  夜は室内にザルに並べたまま置いておくと、家中に梅干しの香りが充満しています。

  気温がどんどん上がって参りました。時々、裏返してやります。
  一粒一粒、丁寧に。
  結構、梅干しって手が掛かりますね。

 
                午前10時の干し始めの梅と紫蘇

            
                      午前10時


            
                 午後1時の梅・・・乾いて少し、しぼんでいます

             
                    紫蘇も乾燥しています 

お昼ご飯は梅干し入りおむすびでした。
   頂いたばかりのモロッコインゲンと油揚とジャガイモの煮付けを作りました。
   でも、一寸、目を離したら焦がしちゃいました
   案の定、親方に嫌みを言われました
   いつものことだ、ですって
仰せの通りでございます
コメント (8)
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 茄子の棘 

2014-07-23 08:53:59 | 日記
                  
                       

 エッセー 「茄子の棘」
 
 右手の人差し指の中程に茄子の棘が刺さっている。
 見た目には分からないが、顔を洗ったり、雑巾を絞るときにその部分が
 押されて痛い。棘は指の肉の奥深くに移動しているようだ。
 10日ほど前、茄子を収穫する際に刺さったのだ。
 素手で茄子のへたを握った途端に痛みが走った。
 アッ、またやってしまったと、思ったが遅かりし。茄子の棘は要注意なのに。
 
 スーパーの店先に並んだ茄子には棘がない。
 採れたての新鮮な茄子のへたには蜂のお尻に付いているような鋭い棘がある。
 濃い紫色をした棘は皮膚の奥深く突き刺すと、先端を中に残す。
 刺さった棘は肉眼では見えにくい。視力が衰えた今、大きな棘さえ自分で
 抜くことは困難である。老夫婦だけの暮らし。抜いてくれる若い人もいない。
 必然的に棘は刺さり放し。オキシドールで消毒しておくだけ。
 だが、棘とておろそかにしてはならない。
 一度ひどい目に遭ったことがある。野菜の棘ではなかったが。
 手の指と爪の間に棘が刺さり、化膿したのだ。ひょう疽だ。
 外科で手術することになったが、麻酔が効かない。
 しかし、ドクターはそのまま切開手術を続行したのである。
 棘だけでも痛いのに、麻酔なしで切開とはひどい話だ。
 
 子供の頃、棘が刺さると針を火で焼いて消毒し、棘をほじくり出だしたものだ。
 後は、傷口に赤チンを塗ってお終い。随分と乱暴な治療だった。
 後年、赤チンには水銀が含まれているからと使用禁止になった。
 昔、生傷の絶えない子供は赤チンだらけだった。

 バラの花に限らず、果物、野菜に棘があるものが多い。
 柚の木の棘は、大袈裟なほど大きく刺されると血が出る。
 蔓有りインゲン、胡瓜の葉裏にも産毛のような無数の小さな棘が生えている。
 それが腕などに触れると痛がゆい。
 胡瓜のいぼいぼに生えている棘は愛嬌があり、さほど痛くない。
 いぼいぼの棘が取れると瑞々しい汁が滲み出る。棘は鮮度のバロメーターだ。

 何故、野菜たちに棘が必要なのか。
 子孫を残すため、外敵から身を守るためであろう。
 他にも理由があるのであろうが、私は茄子に棘はいらないと思う。
 私の身勝手な考えだが。
 実際、最近では、棘のない茄子の苗も売っている。

 
          
          茄子のへたの下の部分に棘かあります。お分かりですか?
コメント (12)
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