近くの公園に真っ白な夾竹桃の花が咲いていました。
赤やピンクの夾竹桃の花は、よく高速道路脇で見かけます。
私たち世代は夾竹桃と言えばつい、終戦後を思い出します。
暑い夏の盛りに咲いていた赤い夾竹桃の花。
終戦の時、私は3歳。それも、外地で終戦を迎えました。
父はシベリアに抑留され、母子三人、命からがら日本に引き揚げて参りました。
幼い記憶の中に赤い夾竹桃、ピンクのサルスベリ、真っ赤なカンナが存在します。
戦後の混乱期に咲いていた花。
戦争で犠牲になった人々が流した赤い血の色です。
夾竹桃の花言葉は "用心・危険・油断しない" です。
そして、8月14日の花です。終戦記念日の前日。
何故か、因縁めいていて不思議です。
戦争は二度と嫌です。
安倍首相は取り返しのつかないことをしようとしています。
彼は戦争の悲惨さを知らないのでしょうか。
広島、長崎の原爆記念館を訪れたことがあるのでしょうか。
『夾竹桃の花咲けば』佐藤高紅緑著という小説がありますね。
昭和の初期の作品らしいですが、一度読んでみようと思います。
白い夾竹桃
淡いピンクの木槿