浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

私の視点 内戦への道を突き進むパレスチナ

2007年01月05日 | Weblog
 約2週間前に停戦合意したパレスチナのファタハとハマースは3日、再び武力衝突、4日までに双方合わせて6人の死者と多数の負傷者を出す事態となった。  ファタハは長年与党の立場にあり、アッバース大統領の出身母体である。一方のハマースは、マスコミの言うところの「原理主義」グループで一年前の総選挙で圧勝、政権の座を勝ち取り、ハニヤ氏を首相に送り出している。両組織の基盤は、ファタハが西岸地区であるのに比べ . . . 本文を読む