浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

検問所に“爆弾男”

2005年11月16日 | Weblog
 パレスチナ自治区の主要都市ナブロスの入り口にあるハワラ検問所で16日、パレスチナ人男性がカバンに爆発物を所持していたとして逮捕されました。イスラエル軍の発表をイスラエル・ラジオが伝えたものです。  この情報を聞いて、私は思わず眉に唾しました。それは、イスラエル軍の検問所をこんなに不用意に通る“テロリスト”がいるとは考えにくいからです。  ハワラ検問所は、通常であれば、持ち物検査や身体検査をします . . . 本文を読む

「サウディ イスラエルと通商開始」イスラエル紙

2005年11月16日 | Weblog
 イスラエルのハーレツ紙が伝えるところによると、サウディ・アラビアがイスラエルに対しての経済通商禁止措置を解除する決定をしました。  これがもし事実だとすれば、イスラエル側にとっては建国以来、最大のニュースの一つとなります。ただし、ネタ元がイスラエル通産省の幹部ですからこのニュースだけで判断するのは危険です。  1948年、パレスチナの地に強引にユダヤ国家、つまりはイスラエルが建国されてからという . . . 本文を読む