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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
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若洲シェルター

2018年05月25日 | 建築&土木見物

新木場から乗った都バスを若洲キャンプ場で降りてすぐに違和感を覚えました。で、すぐに写真を撮る。空の半分を覆っているこの大きな鉄骨屋根は何?

写真だと写りませんが、鉄骨の天井にはネットが張られています。これはもしやひょっとして。

すぐ隣が若洲ゴルフリンクスというゴルフ場ですのでこれは誤ってゴルフ場から飛び出してしまうゴルフボールから走っている車を守るものなのだと理解しました。

Googleマップの航空写真です。2番のロングホールの2打目、3打目のスライスと、7番ミドルのティショットでのどフックでボールがコース外に出た場合を想定しています。
なので2番と7番ののグリーンが向かい合っている付近ではネットが途切れています。

それにしてもゴルフコース近くに道路があるというのは別段珍しくないことですが、これほど大規模に道路を覆う建造物を見るのは初めてです。
なんというか、道路のサイズに対して支柱やネットがあまりにも巨大すぎると思いませんか。外環道路の防音壁みたいに道路のサイズでちょこんと被せるのではダメだったのかな。

写真を撮っていて支柱に標識が貼られているのを発見。

拡大してみると「若洲シェルター」。これがこの大屋根の正式名称なんでしょう。若洲シェルター。東京港管理事務所が管轄しているようです。
若洲シェルターという名称はネットで検索してもまったく出てきません。一人だけバイク散歩のブログを書かれている方で私と同じように支柱からその名称にたどり着いた人がいました。
残念なことにその方はこの若洲シェルターが、何から守ってくれるためのシェルターなのかの答えには行きつかなかったようです。きっとゴルフをしないんでしょう。

さらに調べて、このような施設を一般に「防球ネット」と呼ぶことを知りました。「防球ネット」。ありゃりゃゴルフ検定試験の問題に出ますので覚えておいてください。
「防球ネット 高速道路」などで検索して同じような巨大建造物が日本のあちこちにあることを知りました。

これは大分自動車道別府インター近くの別府扇山ゴルフ倶楽部の横のもの。その長さ、なんと860メートル!あるそうです。思わず普段使わない2byteの数字使っちゃいました。
総工費11億円だったとか。確かに高速道路でボールのせいで事故が起きたら複数の命が失われるような可能性も充分ありますから、背に腹は代えられないって感じでしょうか。
でも、こういう時ってゴルフ場は費用負担ってするのかな。日本中のこのタイプの防球ネットの実例を集めて回りたいと一瞬だけ思ってすぐやめたのぼるでした。
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