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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

西原理恵子の人生画力対決 VS萩尾望都

2014年01月16日 | 観戦・見物・見学
1月14日の夜は渋谷のマウントレイニアホールにて『西原理恵子の人生画力対決 VS萩尾望都』というイベント観戦。

まったく意味が分からない人のために簡単に説明しておく。
ステージ上に西原理子と対戦相手の漫画家が並んで座り、小学館の編集者八巻氏が出す題材を二人がその場で絵に書き
できあがった絵をスクリーンに映して会場の皆さんと感動したり笑ったり(もっぱらこっちです)するもの。

第27回となる今回は日本漫画界の至宝、萩尾望都先生がゲストということで私も即座に現地入りを決め、Rさんに命がけでチケットを取るよう依頼。
発売開始直後から繋がらないパソコンと大格闘の末、なんとか「奇跡のチケット」を確保してくれました。ありがとー!

道玄坂の吉野家ですき焼き定食を食べてから18時45分に会場入り。


会場は満員。生きる神様を拝めるとすでに興奮状態の客席。私の席からはこんな眺めでした。
そうそう。なんと会場内写真撮影オッケーだったんです。そんなことは予想できないからデジカメ持って行かなかったんです。


後ろのスクリーンに目の前で書かれた絵が写ります。ごあいさつ代わりに「残酷な神が支配する」から。

ここからは出されるお題を次々と書いていく萩尾先生とサイバラ。

『やなせたかし先生とアンパンマン』

以下『松潤のショコラティエ』『機関車トーマス』『自分で考えた東京オリンピックマスコット』『風と樹の詩のジルベール』
『キャプテン翼』『おしゃべり階段』・・・・・などと続きます。
休憩を挟んで後半は追加のゲストでヤマザキマリと伊藤理佐が加わって4人でお絵かき大会。
19時から始まって22時半!まで。神様の指先から流れ出る絵の美しさと爆笑トークであっという間の3時間半でした。

今まで描くところを見てきた天才的に絵の上手い人たち、安彦良和とか江口寿史とか浦沢直樹とか、そういう人たちって真っ白な紙の上に
始めから引かれるべき線がそこにあったかのような迷いのなさで一気に絵が引かれてていくのと比べると萩尾望都先生の書き方は
最初に黄色いマーカーでおよそのバランスをとり、それを基準に引いていく線もそれほど長い線ではなくどちらかといえば
短い線の集合で1本の輪郭が出来上がっていくような感じでした。これはちょっと意外な印象。


しかしながらそうしてできあがった絵はこれほどまでに魅力的です。エドガ~~~!


合作という事で、その横に『メリーベル』を書き加えて行くサイバラ。会場からは「いや~~」という悲鳴が(笑)

私たち夫婦が出会う前から二人とも好きだった物や人っていくつもありますが、その中でも萩尾望都への崇拝は特に強かったです。
この夜の出来事は私たちにとっては本当に大事件でしたが、残念ながらこの話で一緒に盛り上がれる知人がほとんどいません。
会社でもmixiでも誰もいない。唯一、この件で話し相手になり得るのが共に暮らす相手だということが、まあ幸せなことなんだろうな。

参加者4人の合同色紙。世界一運のいいお客さんがもって帰りました。

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2 コメント

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うわ~!!! (気まぐれ)
2014-01-16 20:54:54
そんなイベントがあるんですか!
さすが東京!
萩尾望都さん見たかったなぁ。
私もはるか昔に大ファンでした。
彼女の描く男性は本当に美しい!
あのちょっと恐くて不思議な世界に
浸っていた頃が懐かしいです。
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気まぐれさん (B)
2014-01-17 07:50:05
このイベントの貴重さやありがたみを分かってくださる方が
お一人でもいてくださって良かったです。
私は高校2年の時に当時のガールフレンドにトーマの心臓を読まされて
それまでちばてつやか横山光輝かって世界しか知らなかったので
それを読んで本当に戸惑ったことを覚えています。
次に借りたポーの一族で一気にはまりました。
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