
門前仲町へ深川不動のお参りに行きました。お目当ては正面の旧本堂の横に建てられた「新本堂」。直方体の壁面がなんやら黒と金のごちゃごちゃに見える部分です。

近づいてみると壁一面に立体的な文字が貼り付けられていることが分かります。梵字で書かれた不動明王のご真言とのこと。

のうまくさーまんだーってやつですね。文字は一辺30cmくらいあるのかな。ひとつづつアルミで鋳造されているそうです。

右側の金ストライプのある黒い部分が2010年に竣工した新本堂。設計は玉置アトリエ。京都にある小さな設計事務所でこれ以外に特に目立つ公共的作品は見当たりません。
左側の大きな屋根を持つ部分が2017年に建てられた翼殿。御祈祷の申し込みやお札の受け取りにに集まる信者を風雨から守るためのの施設。こちらにも梵字が連なります。

翼殿の大屋根の下から旧本堂側を臨む。

ついでに旧本堂。

入ってすぐの場所に「おねがい不動尊」が鎮座ましています。
左手に下がったところに祈祷所のある本堂が繋がっています。大学の教室のように一番低いところにご本尊や仏具、楽器が並んでいてそれを階段状に取り囲むように座席があります。
そこで毎日朝から夕方まで2時間おきくらい護摩炊きの祈祷が行われています。私もたまたま11時の回の始まりを見られました。
法螺貝に大太鼓など多数の楽器が使われる中で高さ2m以上の炎が吹き上がっています。とても形の整った炎で周囲に火の粉や灰が飛ぶ気配がないのでそれなりの仕掛けがあるんでしょう。
それにしてもけっこうなスペクタクルで、私が見ても驚くくらいですから外国人旅行者にはかなりインパクトがありそうです。撮影禁止なので写真はありません。

護摩炊きが行われている新本堂のご本尊の下に作られた「祈りの回廊」。1万体のクリスタルの五輪塔が奉安されています。
「日本の不思議な建物101」という本に載っている新本堂を見るために来たのですが、他にもけっこうテーマパーク的に見どころ沢山な深川不動尊でした。
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