
東武スカイツリーラインで初めての草加駅。東口の再開発でできたアコスという2棟のビル。そんなに古臭く見えませんが1992年の竣工なのでまもなく30年。
ロータリー中央の地層のように見える石のオブジェが面白い。これは岩肌に水が流れる噴水なんだそうです。

バスの待合所で草加せんべいを焼く「おせんさん」の像。伝説上の草加せんべいの創始者。

草加の鎮守、八幡神社でよい散歩になるように祈願。

歴史民俗資料館。国の登録有形文化財に指定されているこの建物は大正15年に建てられた埼玉県初の鉄筋コンクリート造の小学校校舎です。
前年の関東大震災の経験から子供たちの命を守るために通常の木造建築の2倍の費用をかけて当時としてはおそろしく頑丈に作られています。

宿場町の資料館には必ずある宿場模型。隣の春日部市の資料館の模型と比べるとかなり見劣りしますが。右の方で幾筋かの河川が絡まっている所、後で歩きます。

東福寺。山門と左奥の鐘楼は江戸時代後期のもの。

旧日光街道沿いにはいくつかの商家が残っています。こちらは草加宿神明庵と名付けられた無料の休憩所。

神明庵は珍しく2階に登らせてくれて小屋組みなどをつぶさに見ることができます。

草加と言えば草加せんべいですが狭い範囲に本当にたくさんの煎餅屋さんがあります。右下の写真のお店で手焼きの煎餅を買いました。草加で買うことに意味がある。

神明排水機場。綾瀬川を中心に複数の河川と用水路が交錯する場所です。この排水機は綾瀬川の増水時に合流する伝右川に水が行かないようにするための洪水対策設備。

綾瀬川と伝右川の間の現在の水門。

すぐその脇にある甚左衛門堰。明治27年に作られて昭和58年まで90年余りの間使われていた旧水門。

札場河岸公園。かつて賑わった舟運の河岸場が復元されています。

五角形の望楼は内部の階段で上に登ることができます。

望楼からの眺め。

草加松原。綾瀬川に沿って1,500m続く松林の道。「おくのほそ道の風景地」の一群をなすものとしてとして国指定名勝に選ばれています。

「おくのほそ道の風景地」は2016年から文部科学省によって指定が始まり、現時点で25か所。都内から散歩で簡単に行けるのは草加松原くらいです。

松林の道の途中に現れる矢立橋。


綾瀬川に並行に作られていて川は渡りません。単なる太鼓橋の形をした歩道橋ですが、その姿はインパクト大です。

矢立橋から700m離れた場所にあるもう一つの太鼓橋型歩道橋、百代橋。矢立橋より7年早い1986年に草加のシンボルとして作られました。

草加駅から歩き始めて、松林にそって二つ目の太鼓橋のところまで来たらそこはもう隣の獨協大学前駅です。2時間半で6kmほどの見どころの多い散歩でした。
やはり江戸時代以前から街道の宿場町だったところはどこに行ってもたいてい面白い。

そしてまったく考えていなかったのですがこの2年で適当に訪ねた町がいつの間にか日光街道の宿場を転々と繋いでいました。
そうすると近場だと次はどこにいけばいいのかな。とりあえず千住か。
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