読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

精神疾患

2021-03-29 06:48:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
桜満開の木の下を歩くと気分が高揚しますね。飲食付きのお花見はできませんが、お花を見るだけは行きました。桜を見ながら、歩き氷冷しましょう♪

体の不調を診ていると、心の病を患っている人とも多く接します。今回は、精神疾患についてです。

精神疾患とは、脳の働きの変化によって、感情や行動などに著しいかたよりが見られる状態のことを言います。例えば、統合失調症やうつ病、双極性障害(躁うつ病)などが挙げられます。

明確な痛みなどがあれば分かりやすいのですが、精神疾患は、自覚することや、周りが気づくことが難しい場合が多いです。また、自覚できたとしても、病院に行きづらかったり、通院が続かなかったり、と様々な問題があります。

自分には関係ないと思っている人もいますが、「5人に1人は一生の間に何らかの精神疾患にかかる」そうです。つまり、自分だけでなく、家族や友人含めて、1人かそれ以上が精神疾患に罹患していると考えられるのです。精神疾患は、とても身近なものなのです。

精神疾患は、主に薬物治療を行いますが、それ以外にも症状を軽減する方法があります。

『歩くこと』

です。…またか、と思われるかもしれませんが、実際に研究している人がいるのです。

歩くことで、ストレスや不安、さらには依存症、うつ病までも実際に軽減する効果があるという結果を出しているそうです。私からすれば今さらな話ですが、近年「ウォーキング・セラピー」が新しい治療アプローチとして関心が高まっているそうです。

一日の大半を職場や家の中で過ごしてストレスを溜める生活を送っていると、ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」の分泌量が高まります。強いストレス状態が続くと、判断ミスを犯す、全体像を見失う、苛立ち、不安、うつ、精神疾患、アドレナリン依存症など、さまざまなトラブルにつながります。

コルチゾールやアドレナリンに対抗する手段が、愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」です。歩くことで、幸福ホルモンと言われる「エンドルフィン」とともに、このオキシトシンが分泌されて体内をめぐるため、ストレスが軽減されるという研究結果があります。

実際の調査で、自然の中を90分間歩いた人は、うつに関連する脳の部位の活動が減少していたそうです。

しかし、これも、時間をかけて意識して歩く必要があるそうです。歩いている中で、自分の感情に「名前をつける」ことを意識し、「幸せ」「心配」「憂うつ」「悲しい」といった具合に感情を言語化する訓練をし、頭と体がより効果的に思考や感情をコントロールできるようになっていくという過程があるそうです。気持ちを言語化する習慣をつけるのが大変な場合もあるようですが、意識するだけでも違いはありそうです。

歩くと、思考がクリアになります。自然の中だとさらに良いそうですが、どんな環境であれ、この際、まずは歩いてみるというのが第一歩だと思います。正しい歩行は、心身の異常を回復させ、健康を維持していく上でとても重要だと分かります。

精神的なストレスは体の不調をつくり、体の不調は心の不調和をつくります。心と体は繋がっているので、どちらもが影響し合います。イライラしたり、ストレスの強い場合、頭に血がのぼり熱くなり、上半身が緊張し、呼吸が浅くなります。そんな時は、まず深呼吸しましょう。呼吸をしっかりして、頭を整理しながら、きちんと歩きましょう。

そして、私のオススメは、頭部の冷却です。実際に頭部を冷やすことにより、脳を休ませる働きがあります。脳が休まることで、精神的な余裕が生まれスッキリします。

これらは即効性のある対処方法ではないし、時間もかかりますが、コストはかからず、副作用もない有効な方法だと言えます。日々しっかりと、睡眠をとり、呼吸して、食事と水分をとり、歩くだけです。当たり前のことを当たり前にするだけで、たくさんの疾患は回復に向かいます。