マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

富弘美術館内覧会

2005-04-10 09:58:09 | デザイン
昨日、群馬まで足をのばしてきました。

山道の途中に現れました。富弘美術館。

ヨコミゾマコト氏設計です。これ、コンペで勝ち取ったもの。

中は丸い。

とにかく丸い。

テクスチャーもいろいろ。。。。

目眩のするような部屋も。

でも、なんか感動しませんでした。

これって何だろう、建築ってこんなんでいいの??

っていう疑問があふれてくるばかりです。

なんか違うんじゃないかなぁって思いました。これが評価されるんだな、と。

まあ、なんにせよ、勉強にはなったので良しとする!

途中で観たレーモンド建築が良かったからいけなかったのかな。。。

群馬ってホントに暑いですわ。

そういえば

2005-03-25 17:11:10 | デザイン
先日、建築家の丹下健三氏が無くなったとニュースで知った。
91歳。

結構前から病院で寝てるって噂を聞いていたので、逝ってしまわれたかという気持ち。

東京都庁は今でもぎらぎらし続けてますが、今後、どのように所員がやてくんだろうか。

友達の友達が丹下事務所に就職決まってたけど、どんな心境なんだろ。

ともかく、次の世代の時代を予感させる出来事でした。

巨匠の次に続けと、若手も気合いを入れ直しているんじゃないでしょうか。


提出後。

2005-02-23 18:52:25 | デザイン
昨日、友達の修士設計の提出を終えた。
模型は提出3日前ぐらいのもの。この部分はデザインさせてもらった。
さすがに間に合わない状況で。。。
ここ一週間は殆ど大学にいて作業していたもので、blogも更新できないでいた。
ついさっきまで寝てたし。
疲れが一気にでてきたよ~。。。

学生当時、同じ研究室だった仲間が大学院へ進み、今年卒業する。
この設計をパスしないと後半年卒業は見送られるわけで、どうせなら皆一緒に卒業させてあげたくて、手伝うことを決めていたんで、大変な事は承知済みだった。

でもね~、もっちょっと早めにテーマ決めて挑んで欲しかったな。
2年間の集大成ってことになるわけだから、ある程度の質をもとめたいじゃないですか。
うちの研究室のみなさまは、スロースターターが揃っているので、夏から少しずつハッパかけてきたのに、「まだ決まんね~」だの言ってたし。
こっちが焦ってたりしてたもの。
逆にね。

詰めが甘いなってのが第一印象で、これじゃ卒業設計のレベルじゃない?とも思ってたんだけど、さすがに本人に達は言えるわけも無く、とにかく材料そろえて卒業させてあげるのが先決って決めて、手伝いをしてきた。

結局、みんな卒業できそうで良かったけど。
この場を借りて、お疲れさま!!
私もお疲れ様!

まあ、プレゼンして、終わって本人達もいろいろ考える事満載だろうな。
反省もしてるだろうし。
これから就職して社会に出ていくわけだしね。

発表を聴いたり、他の人のプロジェクトを見ていて思った事。
建築の行くべき道が、みんな同じ方向を向いてるんじゃないかってこと。
それぞれ違ったことやってるように見えるけど、それはプレゼンや言い方によってまやかしのものになっていて、結局みんな同じような事をやってるんじゃない?ってことが、気になってしまった。


変えてやるんだ!将来の建築業界を俺が変えるんだ!!
って気合いの感じられるものは無かった。
残念。
現に、一等賞はなかったらしいし。


プレゼンの3Dに力入れて、プロジェクトに力いれてやるのは結構なことだけど、本質を履き違えているんじゃ無いか?ってこともまざまざと感じられて、ちょっと怖くなった。
建築の基本を忘れてる。

夢物語りを語る事は楽しいし、とても重要なことだけど、もっと快適性だとかつくるってことも考えて取り組んでほしい気もする。
大手ゼネコンの採用担当の人も、最近の学生は、傾向が似ていて、実際に建てるという行為への感心が薄いらしい。
就職して、現実のものに遭遇すると、一気に冷めるんだそうだ。
もっと面白い事ができるはずで、こんなんじゃ建築は終わりだ、とか極端な話そういうふうに思ってしまう新入社員に困っているのだそう。
風の噂によると。

わからないでもないよね。
学校でそういうことを覚えちゃって4年間もやってるんだもの。
一度、そういう方向に走ると、もう戻る事は不可能に近いし。
他の考えを受け入れる箱が小さ過ぎて手後れになるだろうし。

そう言う意味では、学校や人との環境はすごく重要だと思う。
周りがパソコンマニアみたいな建築学生ばかりだと、どうしてもその影響力ってのはあるだろうし。
じぶんだけ3Dできないとなると、焦るでしょう?
そんな感じ。

いくらそういう技術が凄いからって、実際の建築トークが出来て無かったりすると、こいつはもうライバルじゃないな、と思ってしまうんじゃないかな。
同じ舞台にはのぼってこないだろうって。
私はその舞台にいるわけじゃないから、余計なこと言ってるかもしれないけど。
そういう人達は、はやく気付いて違うクリエイターになってほしい。
その方が、能力が活かされるだろうし。。。。

どんなに地味なプレゼンでも、内容が面白ければ人は魅力的に感じます。

甘く見ないでください。


そんなふうに独りひねくれた感情で見てた。
教育環境見直して下さい。

デジカメとかパソコンの導入で、うまくいえないけど随分と建築分野が軽いものになってる気がするんだよね。
大きな事ばかり言ってるけど、ホント強く感じます。
私だけ?
そんなこと思うのはタブー??

もうそんなこと考えて手伝いしてるもんだから、フラストレーションたまりまくっちゃって、どうにかなってしまいそうになった。。。。
まあ、うまく押さえてたけど。


K学院大学様、特に建築学科様、努力してください。

デザイナーとは?

2005-02-04 16:56:08 | デザイン
昨日、事務所の人からメールが。
何かと思ったら、所長が海外出張で、今夜スタッフで飲むとのこと。
ポートフォリオもひと段落ついたので、お誘いにのった。

去年の忘年会に引き続き、有り難いです。

話は自然と仕事のことになる。
建築用語が飲み屋に飛び交ってました。
現場がどうの、部材の話、他の建築家の話し。。。。

私には関係のない内容なんだけども、ちょっとわかるので複雑ではありました。
楽しかったのでいいのですが。

次はどうするの?
という言葉をふられて、いや、面接に行く段階ですと答えて。
皆、1年は違う事やって、結局デザインに戻るんだね、と呟く人もいたり。

そんなもんか、と自分でも思ってみたり。
戻ってはこないの?と聞かれ、戻れるわけ無いですよ~と答える。

一度辞めてしまって、ある程度の覚悟はしてるから、そうやすやすと、またやとってください!
なんて私には言えない。
プライドが意外と高いんです。

でも、本当にどうしょうもなくて、行く当てが見つからなかったら、先生にお願いにいきますよ、とだけ言っておく。

結局、この業界に戻ろうとしてる自分ですが、ちょっと立ち止まりそうになってしまう。
建築に戻るわけではないのですが、デザインすることには変わらない。
このまま進んでいいんだよな?
と自分に問いただしたりしてました。

仕事はそりゃ大変です。
毎日身を削るような思いで働かないといいものができない。

ある先輩が、今はいいものつくろうっていう純粋な目標で建物を設計してるから、事務所にいるときよりはやりやすいって言っていた。

事務所では、クライアントのためにいいものをつくるっていうのはもちろんなんだけども、それと同時進行で、先生の作品をつくらないと、雑誌にかっこいいもの載せないと、という事も考えていかなくちゃいけなかったとも漏らしていた。

ときに、クライアントとデザイナーとの喧嘩が勃発したりして、スタッフはその板挟みになったりしなくてはいけない。
この事務所だけなのかどうかはわからないけど、それは私にも感じられていたことだ。
それがデザイン事務所にいる宿命なんですかね?

もちろん、自由に自分のやりたい事を提案してやらせてくれるところもあるだろうけど。
世間はそんなに甘くはないってことで。
まだあまりにもひよっこ過ぎて、こんなこと言える立場じゃないですけど。

修行ってそんなもんですよね。
私も1年降りに修行の道に戻ろうとしてます。
自らの決断なんだから、迷ってはいないけど。

常に野心をもってやらねば。
ただ使われているだけのデザイナーにはなりたくないし。

そんな事を考えて、遅くなってしまいましたが、ポートフォリオを送ってきた。
あとは連絡待ち。

どうなるのかは来週当たりにわかるかもな~。

そろそろ私にも良い風が吹いてほしいものです。

家にかえってきたら、アートナビゲーターの認定証が届いていた。
早速、映画の割り引き情報が入ってた。レイトショーのみみたいだけど。
そうだ、去年は私、こんな試験とかも受けたんだった。(笑)

いちお動いてるじゃん。
じぶんなりに頑張ってんのかな、と思ってみる。
成長してるのかもな。

前、仕事辞めた時は、何もしないでテレビみて寝て。。。。みたいな生活を送って、動いてなかったし。ニート状態だったもんな。

ちょっと自分が微笑ましくなったりしてしまった。

明日は友達の結婚パーティー。
クラブでやるので、思いきり騒いでこようかな。
もちろん、主役は立てて。




ポートフォリオ

2005-02-01 22:55:47 | デザイン
時間がとにかくある今。

面接用のポートフォリオを確認してみた。
学生のとき以来、手をいれてないものばかりで、???と考えてしまう箇所が。
気になってきたので、データもみてみる。

。。。。汚い。。。。

さすが学生!(笑)
もう、いらんデータがそこらに転がっている。

イラレのデータも、空のレイヤーがあったり、とにかく汚い。

もう!

と、自分の仕業なのにイライラしてしまい、データをきれいにすることにした。
久し振りに、自分のMacでイラレを起動した。

ポートフォリオはA3で持っていくつもりなので、A3用にデータをつくりなおす。

卒業設計。
懐かしすぎっ!!

こんなことやってたのか、とまるで他人事ですが。

よくやったなと感心してしまうところもあり、初心に戻って頑張ろうかなと思った。
自分の過去のデータって結構面白い。
formZとか、もう触ってもいないからできないだろうな。。。
一から始めないと。

あとは、送ったメールが果たして某デザイン事務所で読まれているかどうか、だ。


就職活動

2005-01-14 11:23:42 | デザイン
風邪を引いてもう3日も経つ。
昨日からだいぶ回復してきたので、パソコンの前で就職情報やらニュースやらをみている。
(バイトは休んだ)

今のバイト先は、人生の中でもっとも居心地の悪いところだと思う。
ま、所詮生活のため、とわりきって決めたのは自分だけど、あまりにもひどいもので。
結局、生活も追い詰められているし。。。なってない。

いままでの環境が余程ついていたのか?

世の中にはこんな世界もあるんだと、人生勉強の場としてはまあ、それを感じただけでも良かったかもしれないけど。

このブログにも度々愚痴ってるのですが、私の体質には全然合いません。

次なる転職?先としては、まあ、そろそろ本格的に将来見据えた動きをしなくては、と思い、デザイン事務所あたりで探しているのですが、難しいです。
やはり、バイトというよりは社員という方向で考えてるし。
派遣という手もあるが、それも微妙に悩み始め。。。

設計事務所で働いていたので、まあ、感覚てきにはこんなんだろうと思って探してはいるが、そこで一度私、失敗しているので、(体調崩し、鬱になったし)結構シビアに考えてしまう。

大体、設計事務所、特にアトリエ系と世間一般に言われている個人事務所の場合は、保険など、もろもろの保証が確保されていないところが多く、そういった面を考えるときついのが現状。

手当てなんかあるわけないしね~。
デザイナー業界とは、厳しいところで。

能力があるとか無いとか、評価されるところは何処?ッて感じだし、自分の担当したものも、所詮は所長の作品として世間に出されるわけで、いたたまれないときもあるし。
だから、みんないつかビックになってやる!って、意気込んでいるんですが、実際頂点に立つ事ができるのは、ほんの一握りの人しかいない。

あとは、なんらかの原因で挫折、リタイアしてるものなんだと。

そんな話を聞くと、OLやってればいいじゃん、って話しになるのですが、OL?

う~ん。。。。考えるだけでは何も進まないものです。

そんな暇があったら、履歴書、ポートフォリオを手当りしだいに送ってしまえ!

と、言われそうですが、はい、その通りですね。

先の事ばかり考えていても始まらないというものです。

とにかく、今月でバイトも辞めるので、来月からの身の振り方をどうにか決めとか無いと。

真剣になり過ぎてもダメかも。

人生計算してるだけじゃ、始まらないし、大概計算違いなことばかり。

今年は変わるって決めたし!

2005年、女の意地でやってやる!




ARCHILAB~アーキラボ~!

2005-01-12 15:59:16 | デザイン
月曜日になりますが、森美術館へ行ってきました。
お目当ては、『アーキラボ』展。

名前のごとく建築の展覧会です。
そう、私は建築に片足を突っ込んでいた身でもありますので、興味がないことはないのです。

久し振りに訪れたヒルズは、静かで、美術館も休みなのでは?と焦った次第です。
軽く食事をとり、いざ!

美術館の中は、表とはうって変わって結構な人達で賑わっておりました。

アーキグラムとかコープ・ヒンメルブラウがでてるってことぐらいの情報で出掛けたので、実際の展示物の量には圧倒。

なにやら怪し気な有機的建築の思想からはじまり、現代のコンピューター的なデザインまでを、ダダダ~っと展示されており、森美術館はいつもお腹一杯になる量で体力つかうから、覚悟して行こうと思ってはいたものの、やはり疲れました。

でも、頭を使っていろいろみる事が出来て、それはそれで充実。

夢のような冗談のような建築の話を、真剣に考える大人達がいるってすごいですね。
でも、そういうところに賭けたいっていう想いは素敵です。

模型や図面のほかに、映像で展示されているものもいくつかあり、それらもかなり見ごたえがあるので、通り過ぎずに見ることをお勧めしたいです。
結構な時間がかかりますが。。。

最後の展示室で、お世話になっていたところの先生の作品模型があり、初めてみた模型だったので、感動しました。
一体、どこに保管してあったんでしょうか。。。?

カタログも見ごたえあります。
なかなかよい展示でした。

でも、建築というものを初めて体験しようとして、この展覧会に行くのは少々きついのではないかと思います。
あまりにぶっ飛んでいて、圧倒されて、建築というものに偏見を持ってしまう恐れがあるので。

反対に学生とかにはかなりいい刺激になるんじゃないかな。
勢いがあって、面白いし、こんなんでいいんだ!って思える。

最近の学生は、保守的すぎて面白くない、とつぶやかれているので、今回のをみてパワーをもらってほしいと思ったりします。

雑誌読んでその中で、かっこいいところをトレースするようなデザインはあまりにもお粗末で、新しさとかは感じないと思うし。

以前の建築家たちは、絶対今よりもパワーがあった!
世界を変えようとしてたし。

もうそんな革命的な人達はでてこないんですかね。
時代じゃないのかもしれないけど。

改めて建築というものを考えさせられました。
でも、卒業設計などに取り組み中の学生はみないことをすすめます。

衝撃的すぎて、自分のプロジェクト変えたくなるから。
提出して、落ち着いてからみに行くのがお勧めです。
3月までやってるしね。



プルーヴェ展

2004-12-13 22:50:28 | デザイン
昨日ですが、なんだか一番寒かったんじゃなかろう時に、鎌倉まで行って参りました。
神奈川県立近代美術館で、ジャン・プルーヴェ展をやっているということで。

この美術館自体が、結構築年数あるらしく、近々取り壊されるというようなことも耳に挟みましたが。。。。

建築ネタで美術館へ足を運ぶのは久し振りかも。

プルーヴェは学生の頃、授業でちらっと習った記憶はあるけど、物忘れの激しい私はまたもう一度復習しながら一つ一つをみていきました。

学生らしき若者が多かった。

プルーヴェは建築家というよりもエンジニアという方が相応しいような人物で、有名なのはやはり家具のなかの椅子かなぁ。

特徴的なカタチで形成された骨(っていうの?)でつくられる彼の家具たちは、どこかひょうきんなかたちを作っていて、思わず笑ってしまいそうになります。

かっこいいんだけど、生き物みたいな格好をしてるその家具たちは、愛らしい気さえしてきます。

この家具に使われている手法で、彼は建物までもつくってしまっていて、その頑固さというか、やってくれるな!という感じ。

有名なパネルも実物だと思われるものがいくつも展示してあって、いいもの見たって思いました。

パッと見の形態のおもしろさもさることながら、彼のディテールへの情熱にも圧倒されます。
常識かもしれないけど、その細部にむける彼のまなざしは、鋭かったんだろうなと実感させられます。

たくさんのエスキスやスケッチから、試行錯誤されて出来上がってくるディテールは、さすがにしっかりしています。

でも、もう建築とか忘れかけている私にとっては、ヘ~としか言えない悲しさがあったのですが。

実際に自分で建物を建ててみて、こういうのを見たら、もっと違う見方が出来たんだろうけど。


でも、面白かったな。

鎌倉まで行ったけど良かったんじゃないかと。

あの寒さにはこたえましたが。。。。


建築を辞めてからこういう展示会に足を運ぶと、ちょっと違った見方になるということが自分での発見でした。


まあ、なんにせよ、美術館好きなので楽しかったぁ。



そんな休み明け、今日こそバイト辞めたいことを言おうとしていたのだけど、タイミングが掴めず言えなかった。。。。

あしたこそ!


もういい加減生活費が残り少なく、食生活が貧しい。
せめて定食食べられるぐらいの稼ぎじゃないと、この冬つらいです。

かなり切実。。。


デザイナーってどうなの?

2004-12-06 21:57:11 | デザイン
昨日の興奮もいまだ冷めず。

土曜日の夜に、大学で同じ研究室だった友達とおでん食べつつ、ちょっとばかしお酒もまわってきたところで、いろいろ話したんだけど、わかったことは、みんないろんな不満みたいのは抱えてるのは事実だってことだ。


大学で同じ分野でやってきた仲間だから、卒業しても(一人は未だ学生:大学院)そのような道に進んではいる。
私はその中でも、いま道草くっちゃってるところなんだけど。

一人だけではいいデザインが生まれないっていうのは良く分かる事。
でもシビアになっちゃうことは盛り沢山だったりする。

デザインってきくと、なんだか華やかな世界でかっこいいイメージがあるけど、現実はものすごく地味だったりするんだよね。

一日中パソコンに向かってもくもくと細かい作業をこなしたり、お金が絡んでくるとなると、そりゃもう、必死でコスト削減のためにデザイン部分も断念する箇所がでてきちゃったりして。

うちらなんかまだまだピヨピヨちゃんだから、デザインするなんてことはなかなかできなくって、ひたすら人の見て勉強するんだけど、わかっていてもなんだかやりきれなくなったりするわけで。

昔からデザインの業界って、体制が変わってないようなところもある。

たとえば、<ここは修行の場である>、というような感覚かな。
だから、ここのデザインを教えてやってるんだから、しっかり吸収してそこから自分の個性を出していけよ、みたいなところがあって、修行なんだから当然お金なんてあまりもらえなかったり。

30過ぎて結婚までしてるのに、デザイン事務所に勤務して10年だけど、給料はいまだ10万代。

てな人がいっぱいいる、この現実。

そこにどれだけ自分の時間を犠牲にして働いても、それは修行であって。。。。。

???どうしてなんでしょ。
凄く魅力的なデザインしてても、所詮所員は所員。
独立したらなんとか。。。と思っていても、独立するための資金がないからなかなか事務所を辞められない。

こんな状態がもんもんと続いているのがデザイン事務所の実体なの?!
いや、うちはそんなことないよ、ちゃんとボーナスでるし、保険もあるし。
という方々、

でもでも、現実はこんなことが多いもの。
働いてるのにそれなりの報酬みたいなものがないと、なんだか辛いと思うんですが。
変わらないのかしら。
こういうことは。

情熱だけではなかなか生きてゆくのは大変です。
特にこの東京では。

貧しくっても楽しくやっていきたいなぁ。。。

切実な思いです。


やりたい事やるにもいろいろ大変だな。
限られた一握りの人になるには、それこそものすごい才能か努力か、運がないとなれないもんなんかね。

考えると落ち込んでしまいます。


今日もまた、コンビニのおにぎりかじりながらそんなこと考えちゃった。


でも夢だけに終わらせたくないな。
やるだけやってみなくては。

むむむうぅ。。。。

振り返っちゃいけないんです。

2004-12-01 21:30:24 | デザイン
そんなこと言われても振り返っちゃうよ。
ねぇ?

昨日の続き。

一年前はクリエイターの卵のつもりでいたあたくし。
実際に建てられるという建築に関わらせていただいた。
でも、完成をみることもなく退社してしまった。。。

やっぱりどっかで気になっていたらしく、当時竣工予定だった時期にひとりでこっそり出来栄えを見に行ってみた。少しずつ近付いていって。。。。ぱしゃり。
ちょっと離れてみて、ぱしゃり。
無理矢理、中を覗こうとして、ぱしゃり。

現場のおっちゃん達の冷たい視線を浴びました。

「お嬢ちゃん、何が面白いんだ?邪魔だよ。」

と、いぶかしそうに私をちらちら見ていた。


当の本人、ちょっと感動してたんです。

<模型のままじゃないの?!いいの?こんなんでいいの??>

ちょっぴり焦りながら、ネットの向こうに目を凝らしていたのであります。


実際は、まだ完成していなくって来月竣工らしかったんだけど、これ書いてる今頃は入居している人もいるはずで。

入居された方へ

大丈夫ですか?
不満あんだろうなぁ。
でも、引き継いでいただいた先輩が最後はばっちりと美しいものにしてくれたということを信じている。


そんなんで、ちょこっと感動したことを思い出しつつ、やっぱり<つくる>人間でありたいとは思うなぁ。。。。。
今は何を?って言われると、答えられないけど、自分がつくるのが楽しくって、欲を言えば、それを手にとって、触れてくれる第三者の人にも感動されるようなものをつくる、そんなことやりたいなぁ、と今思う。

学生の頃は、がむしゃらにやってたもん。
いっつも自分の思うようにいかなくていらいらしてて、いろんな人にあたってたわ~。
評価されるのは嬉しかったけど、締めきりギリギリで提出した課題だから自分の中では不満ありまくり、不良消化状態でなんか素直に喜べなかった。

凄いねって言われるのが辛い時もあったもんです。
ただ、ただ、苦笑。

でも、あの時が一番『力』ありました。あえて「りき」と言わせていただく。
若かったのか?
いや、そんなんでもなかったし。


今じゃ、あの時程燃えるようなことが無い。
唯一、ジャンプとかしちゃうのはライブに行った時ぐらいかな。
それ以外では、卒業してから今のところ皆無に近い。


しがないアルバイター。。。
文字にすると余計に悲しくなるな、自分。


それが今の私。
発想したり、想像したりすることを忘れないために、それ関係の雑誌を立ち読みし、美術館や街へ足を運ぶ。
いろんな人を見る。


でもでも、なかなかビビっとこない。
「おしいっ!」
ってのはあるんだけど。

今日本屋で立ち読みした本に、

「完璧主義な人は幸せになれない」

ってなことが書かれていて、
あれこれ考えていつも先々を見てしまい、計算してしまう私は
もしや完璧主義な人?
などと、ぞぞっとしてしまい、そのページを閉じたけど、

<ど~にかなるっしょ?>
<その時考えればいいじゃん?>

的な考えで進むのもありなんかなと思った。
限度にもよりますが。

自分では、そうよく言っているけど、実際は失敗とかするのが怖くて前々から考えて慎重に行動してたりするからな。


ちょっとゆる~い感じでやってみようかな。
な~んか毎日反省してばっか。